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毛玉取り

毛玉を手で引きちぎるのは絶対NG!?驚くべきその理由と毛玉の正しい取り方とは

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年10月 4日

厄介な毛玉も、正しい取り方を知っていれば簡単に除去できる。しかし、方法を間違えると衣服を傷めてしまうので注意が必要だ。この記事では、毛玉の簡単な取り方を5つ紹介する。やってはいけない取り方や毛玉ができる原因、毛玉を防ぐコツとあわせて解説しよう。

  

1. 毛玉の取り方

毛玉取り
毛玉の正しい取り方を5つ紹介する。基本の取り方とキレイに取るコツをチェックしておこう。

毛玉取り器

毛玉取り器(毛玉クリーナー)は毛玉を取るための専用アイテムだ。広範囲の毛玉を素早く取れるため、毛玉取りの機会が多い方は購入を検討しよう。毛玉がある場所に軽く当てて、クルクルと優しく回すだけでよい。
パワーが強い電動式や持ち運びに便利な電池式など、種類はさまざまだ。素材にあわせて調整できたり、タイツなどの毛玉取りにも使えたりするタイプもあるので、使用する衣類にあったものを選ぼう。

毛玉取りブラシ

生地を傷めにくく、ウールやカシミヤなどのデリケートな衣服に向いている。お手入れにも使用できるので、衣服を長持ちさせたい方におすすめの取り方だ。衣服を平らな場所に置いて、先端で優しくなでるようにブラシをかけて毛玉を取ってほしい。一方でアクリルやポリエステルなど化学繊維にできた頑固な毛玉への効果は薄いので、他の取り方のほうが効果的なケースもある。

セーターストーン

アメリカの家庭で毛玉取りに使用されている、天然の軽石だ。表面に細かな気泡があり、毛玉ができた部分を軽くなでることで繊維をカットできる。生地を傷めにくくさまざまな素材に使えるのが魅力だ。

ハサミ

ハサミを使って一つずつ毛玉をカットする。生地と平行になるように毛玉の下に刃を入れるのが、取り方のポイントだ。生地を間違って切ってしまわないように、よく確認してからカットしてほしい。

T字カミソリ

T字カミソリで衣服の表面をなでる取り方だ。刃を立てないよう注意しながら、力を入れずに優しく滑らせる。力を入れたり、繰り返し擦ったりすると生地が傷むので、慎重に作業することが大事だ。

2. 誤った毛玉の取り方とは?

セーター
毛玉の取り方を間違えると生地を傷めてしまう。NGな取り方を2つ紹介するので、絶対にしないでほしい。

手で引きちぎる

手で毛玉を引っ張るとつながった繊維が伸びる。浮き出た繊維が新しい毛玉の原因になるため、手で引きちぎる取り方はNGだ。

食器用スポンジで擦る

食器用スポンジの硬い面で擦る方法は避けてほしい。衣服の表面が毛羽立って生地が傷んでしまうので、正しい取り方で毛玉を取り除こう。

3. そもそも毛玉ができる原因とは?

セーター
毛玉ができる原因を知っておけば、対策も立てやすい。毛玉ができる主な原因と、できやすい材質について解説する。

摩擦が主な原因

毛玉は繊維から出た毛羽(けば)が絡まったものだ。生地が擦れることで毛羽が立って毛玉になる。腕を動かしたり椅子に座ったりといった動作や洗濯で摩擦は発生するので、完全に避けるのは難しい。
脇や袖の内側、カバンやリュックが当たる場所は擦れやすいため、毛玉ができやすい傾向がある。元は繊維なので、出た毛玉を繰り返し取り続けると生地が薄くなってしまうだろう。

毛玉ができやすい素材、できにくい素材がある

ウールやカシミヤ、アンゴラなど、動物性の素材は毛玉ができやすい。一方で毛玉は除去しやすいといった特徴がある。動物性の素材以外ではアクリルやポリエステルといった化学繊維や、化学繊維と天然繊維の混紡も毛玉ができやすい。化学繊維は頑固な毛玉になりやすいので、一度できると取るのは大変だ。
毛玉ができにくい素材にはシルクや綿、麻があげられる。これらの素材は毛羽が立ちにくいため、毛玉になることが少ないわけだ。あとは摩擦を軽減する「抗ピル加工」をした衣服は毛玉ができにくくなる。衣服を長く着用したいなら、高ピル加工がしてあるものを選ぶとよいだろう。

4. 毛玉を防ぐ日々の心がけとお手入れ方法

ブラッシング
毛玉を防ぐことは、衣服を長持ちさせることにつながる。取り方とあわせて、対策とお手入れ方法を確認してほしい。

基本はブラッシング

毛玉ができやすい衣服を着用したあとは、ブラッシングで繊維を整えよう。毛羽の絡みを防ぐことで毛玉ができにくくなる。力の入れすぎに注意しながら専用ブラシを優しくかけるのがコツだ。複数の方向にブラッシングをすると逆に繊維が絡まってしまうので、一定方向を意識してほしい。

洗濯する際は裏返してネットへ

洗濯ネットに裏返して入れることで、洗濯物同士の摩擦を軽減できる。大きな洗濯ネットを使用すると中で動いて生地が擦れやすいため、ピッタリのサイズを選んでほしい。洗濯機のコースは優しく洗えるドライ(おしゃれ着)コースがおすすめだ。大事な衣服はおしゃれ着用の洗剤で手洗いしてもよいだろう。

連日着用することは避ける

着用する頻度が高いと、摩擦が発生する機会が多くなるので注意が必要だ。毛玉も発生しやすくなるので、連日の着用は避ける。毛玉ができやすいお気に入りの衣服は、なるべく日をあけて着用するようにしてほしい。

ニット類はクリーニングに出す

ニット類はとくに毛玉ができやすいので、自宅で洗濯するのは避けたほうがよい。大事なニットに毛玉を発生させたくないなら、クリーニングに出すのがベストだ。また、毛玉取りのオプションがあるクリーニング店も多い。自分で除去するよりも生地を傷めにくいので、取り方で迷ったときは利用を検討しよう。

結論

毛玉の取り方を間違えると生地を傷める。大事な衣服を長持ちさせるために、正しい取り方をチェックしておくことが重要だ。毛玉取り器や毛玉取りブラシ、ハサミなどのアイテムを上手に活用してほしい。また、毛玉は日頃からの対策で予防できる。ブラッシングをする、洗濯ネットに入れるなど、正しいお手入れ方法をチェックしておこう。
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  • 更新日:

    2022年10月 4日

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