目次
1. フロッピーディスクとは?

若い世代では、そもそもフロッピーディスクを知らないという方もいるかもしれない。
フロッピーディスクは、データを記憶して保存するアイテムで、薄い円盤状のディスクを固いプラスチックのケースで包んだものだ。
ディスクの大きさは「3.5インチ」「5インチ」「8インチ」の3種類がある。とくに3.5インチフロッピーディスクは普及率が高かった。
フロッピーディスクは、ワープロやパソコンに内蔵されているフロッピーディスクドライブに挿入して使う。現在のパソコンではほとんど内蔵されていないので、フロッピーディスクを使うことはできない。
2. フロッピーディスクの正しい捨て方

フロッピーディスクの捨て方は、各自治体のルールに従って正しく行わなければならない。
可燃ゴミか不燃ゴミに出す
フロッピーディスクの捨て方は、自治体によっては「可燃ゴミ」か「不燃ゴミ」のどちらかに分類されることが多い。可燃ゴミは週に何度か出せるが、不燃ゴミは月に一度しか出せず、回収日も決まっているので事前に確認しておこう。
捨てる前に自治体のルールを確認する
フロッピーディスクの捨て方は、自治体のルールを確認しよう。たとえば、自治体によっては、金属部分を取り外してプラスチック部分を分けて回収するところもある。また、指定された袋に入れて出さないと回収してくれない自治体もある。
大量にある場合の捨て方
大量のフロッピーディスクの捨て方に迷ったら、専門の不用品回収業者に依頼すると安心だ。フロッピーディスクには外部に流出させたくないデータがあることも多い。安易にそのまま捨ててしまうと悪用される危険性がある。とはいえ、大量のフロッピーディスクのデータを消去するのは大変な作業だ。業者に頼めば費用はかかるが、時間の節約と情報の流出というリスクは回避できる。
3. フロッピーディスクの捨て方の注意点

フロッピーディスクは、記憶媒体であるため普通のゴミと同じ扱いの捨て方はNGだ。
データをバックアップする
フロッピーディスクの捨て方として、データのバックアップを取っておくことを押さえておきたい。中には重要なデータが保存されていることもある。バックアップを取るときは、新しい記憶媒体に「移動」ではなく「コピー」をすることがポイント。無事、コピーが完了したら、フロッピーディスク内のデータを消去しよう。
データは完全に消去しておく
面倒くさいからといって、そのままの状態でフロッピーディスクを捨ててしまうのは、非常に危険だ。とくに会社関係の機密情報、個人情報が知らない人の手に渡って悪用されれば、社会的な信頼性を失う。データの流出は、会社や個人の人生そのものに関係することなので、完全に消去しておかなくてはならない。
4. フロッピーディスクのデータを消去する方法

フロッピーディスクのデータを消去する方法は「初期化」と「物理的破壊」の2種類がある。
初期化する
データの消去方法で最も一般的なのが初期化だ。ハードディスクの場合には初期化をしても完全にデータを消去することはできない。しかしフロッピーディスクの場合は、初期化するだけで完全に消去することができる。
ただし、初期化するためにはフロッピーディスクドライブが必要だ。パソコンにフロッピーディスクの挿入口がない場合には、USB型のドライブを購入する。
物理的に破壊する
フロッピーディスクの金属製のシャッターをスライドさせる。内部に黒い円盤があるので、それをカッターで傷つけるとデータを読み取ることができなくなる。作業するにあたり、ケガがないように注意しよう。
結論
フロッピーディスクの捨て方は、各自治体のルールに従おう。捨てる際に最も注意しなければならないのがデータの流出だ。そのため、捨てる前に必ずデータの消去を実行しよう。データの初期化、あるいは物理的に破壊してデータを読み取れなくすることが確実な方法として挙げられる。また、大切なデータは、バックアップを取っておくと安心だ。