目次
1. みかんの皮の再利用法 | 掃除

みかんの皮は掃除に再利用できる。それはみかんの皮に含まれる「リモネン」という成分に、油分を溶かす性質があるためだ。そのためみかんの皮は、とくにキッチンの油汚れに作用しやすい。またリモネンは香り成分でもあり、消臭効果も期待できる。
電子レンジやグリルを消臭
みかんの皮が余ったら、電子レンジや魚焼きグリルの消臭に再利用してみよう。レンジにみかんの皮を入れて数分ほど加熱すると、レンジ内部のニオイが軽減できる。グリルに使う場合は受け皿に水を入れ、ちぎったみかんの皮を浸けておけばよい。
シンクの水垢を掃除
みかんの皮はシンクの水垢掃除にも再利用できる。みかんの皮には酸性の性質があり、アルカリ性である水垢を落とすのに適している。シンクの水垢が気になるなら、みかんの皮で磨いてみよう。
油汚れが付いた食器洗い
油汚れが付着してベタベタの食器を洗う際にも、みかんの皮が再利用できる。まずは皮の内側で油分を吸い取ってから、外側のオレンジ色の表皮で磨こう。また、みかんの皮を煮出した水をスプレーボトルに入れ、油汚れに吹きかけて掃除するのもおすすめだ。
煮汁で畳やガラスを掃除
畳やガラスが汚れている場合は、みかんの皮を煮出した水で掃除しよう。400mlの水にみかん4個分の皮を入れて煮出し、冷ましてから使おう。スプレーボトルに入れて拭きかけるか、雑巾につけて拭き掃除するとよい。
2. みかんの皮の再利用法 | 料理

みかんの皮までおいしく食べたい方は、皮を再利用したレシピにチャレンジしてはいかがだろうか。みかんの皮には独特のほろ苦さがあり、スイーツのアクセントとしてもよく使われる。また漢方薬に使われることもあるように、栄養豊富なのがうれしいポイントだ。
陳皮茶
みかんの皮を使ったお茶は「陳皮茶(ちんぴちゃ)」と呼ばれる。陳皮とはみかんの皮を乾燥させたものだ。陳皮茶を作るには、まずはみかんの皮を乾燥させよう。皮を1週間ほど干す、レンジで加熱するなどで水分を飛ばす。陳皮ができたらお湯を注ぎ、お好みでしょうがやはちみつを加えて陳皮茶を作ろう。
みかんの皮を使ったピール
みかんの皮を砂糖漬けにしたみかんピールもおいしい。細く切った皮を15分ほどゆでて水気を切り、皮と同量の砂糖を加えて煮詰めれば完成だ。最後に砂糖をまぶして仕上げよう。ほろ苦さと甘さがクセになるおやつができあがるだろう。
焼きみかん
みかんの中身ごとオーブンやグリルで焼けば、皮まで一緒に食べられる。みかんをオーブンやグリルに入れ、こんがりと焼き目がつくまで焼こう。焼くことで皮の苦味や渋みが少なくなり、実の甘味が増すのが魅力だ。
3. みかんの皮の再利用法 | その他

掃除や料理以外にも、みかんの皮を再利用する方法はいろいろある。ここではその他の再利用方法をピックアップするので、気に入ったアイデアがあれば試してみてほしい。
入浴剤の代わりにする
お風呂にゆずを入れた「ゆず湯」があるように、みかんの皮を入浴剤代わりに再利用するのもおすすめだ。みかんの香り成分で気持ちがリラックスできるほか、冷えにも効果が期待できる。いらない皮をネットに入れ、お風呂に浸けて使おう。
肥料として使う
観葉植物や家庭菜園の肥料として再利用する方法もある。みかんの皮に含まれる栄養が土に作用するうえ、柑橘の香りは虫よけにもなる。生のまま使うと腐ったようなニオイになりやすいので、みかんの皮は乾燥させておくのがコツだ。
ポプリにする
みかんの香りを楽しみたい方は、余った皮をポプリにしてみよう。みかんの皮を乾燥させ、刻んで袋や容器に入れておくだけで作れる。生乾きのままポプリにするとカビが発生することもあるため、しっかり乾燥させたい。
4. みかんの皮を再利用する際の注意点

みかんの皮を再利用する際は、なるべく国産のみかんを使うのがおすすめだ。外国産のみかんは、輸送時に腐らないよう皮に農薬をたくさんかけているものが多い。そのため外国産のみかんの皮を料理に使うと、体内に農薬を摂取することになる。ただし国産であっても農薬を使っていることもあるので、再利用前にしっかり皮を洗っておくのがよい。
結論
つい捨ててしまいがちなみかんの皮だが、紹介したようにいろいろな再利用方法がある。食器洗いやグリルの掃除に使う、お茶やみかんピールに調理する、入浴剤やポプリなどの癒やしグッズにアレンジするなどの方法で、みかんは皮まで存分に楽しもう。