目次
1. コーヒーかすはゴキブリに効果がある?

コーヒーかすはゴキブリに効果があるのだろうか。
効果があるという科学的根拠はない
コーヒーかすがゴキブリに効果があるという情報を見聞きしたことがある人もいるかもしれない。しかし、現時点ではゴキブリの駆除や屋内への侵入予防などに効果があるという科学的根拠はない。また、コーヒーかすはゴキブリが好む生ごみであるため、置いておくと逆にゴキブリを寄せ付けてしまう危険性があるため注意しよう。
ゴキブリが嫌う香り
ゴキブリが嫌う香りの種類は、レモン、ネギ類を除くスパイス類、ハッカやミント、ラベンダーなどのハーブの香りだ。これらの香りは、ゴキブリにとって刺激臭であるため、天然由来の精油などを利用すると、ゴキブリを寄せ付けずに済む可能性があるといわれている。
2. ゴキブリを寄せ付けないコーヒーかすの捨て方

ゴキブリは生ごみを好むため、生ごみであるコーヒーかすを放置しておくとゴキブリを寄せ付けてしまう原因になる。そのため、コーヒーかすはすぐに袋に入れて密封して捨てることが大切だ。
3. コーヒーかすを捨てずに活用する方法

最後に、コーヒーかすを捨てずに活用する方法を紹介しよう。コーヒーかすは湿ったまま使用することもできるが、カビが発生することもあるため、乾燥させて使用することをおすすめしたい。乾燥させる方法は、通気性や日当たりのよい場所での自然乾燥、フライパンで水気を飛ばす、ラップをせずに電子レンジで加熱するなどが一般的だ。
除草剤として使う
あらかじめ除草した畑や庭に乾燥させたコーヒーかすを混ぜると、1年間ほど除草剤としての効果を発揮する。春先にコーヒーかすを土に混ぜ込んでおけば、その年は雑草の影響を受けずに過ごすことができるといわれている。乾燥したコーヒーかすを混ぜても雑草が生えてきた場合は、効果が薄れている状態であるため、新たなコーヒーかすを加えるようにしよう。
肥料として使う
畑に撒いておいたコーヒーかすの孔にはやがて微生物が住みついて活動し、コーヒーかすに含まれる植物育成阻害物質を分解して肥料の三要素の1つである窒素を作り出す。そのため、除草剤として1年使用したコーヒーかすを放置しておくと、肥料の役割を果たすようになる。
虫よけとして使う
蚊はコーヒーの香りを嫌うため、乾燥したコーヒーかすに点火すると虫除けとしての効果を発揮する。しかし、火を使用するため、安全に配慮することが大切だ。また、乾燥させたコーヒーかすは、ナメクジやアブラムシなど、食害を生じる害虫を寄せ付けない効果も期待できる。害虫を予防したいときには、乾燥させたコーヒーかすを周囲にまくだけでよい。
猫よけとして使う
猫もコーヒーの香りを嫌うため、乾燥させたコーヒーかすを家や庭周囲にまくと猫よけに効果的だ。また、柑橘系の果物の皮も猫よけの効果があるといわれるため、コーヒーかすに混ぜておくのもよいだろう。しかし、効果は2日ほどと短いため、こまめにコーヒーかすを取り替える必要がある。
消臭剤として使う
乾燥させたコーヒーかすを生ゴミ、ペットシート、赤ちゃんのおむつなどに振りかけたり、お茶パックなどに入れて一緒に置いておいたりすると気になる臭いを吸収してくれる。アンモニア臭などにも効果が期待できるため、トイレの脱臭にも役立つだろう。
結論
今回は、コーヒーかすのゴキブリへの効果から、コーヒーかすを有効に活用する方法などについて詳しく解説した。ゴキブリの屋内への侵入を予防したり、コーヒーかすを有効に活用したりしたい場合は、ぜひ当記事を参考に最適な方法を選んで実践してほしい。