目次
1. 毛玉ができる原因とは?

まずは、毛玉ができる原因について解説しよう。
生地が擦れることによる摩擦が原因
毛玉ができる大きな原因は、着用時や保管時に生地が擦れて摩擦が生じることだ。生地に摩擦が生じるとわずかな静電気が発生する。それによって生地が傷つき、毛玉ができるのだ。
毛玉の間違った取り方
毛玉を見つけたときにコロコロやガムテープ、むしって取ることは生地をより傷めたり、けば立たせたりする原因になるため控えよう。
2. 毛玉取りの代用品

毛玉取りが手元にない場合、どのようにして毛玉を取ればよいのだろうか。ここでは、毛玉取りの代用品と代用品の使い方のポイントを紹介しよう。
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食器などを洗うときに使用するスポンジの不織布の面は、毛玉取りの代用として使用することができる。毛玉を取るには、毛玉を取り除きたい部分を優しくなでるだけでよいが、生地をけば立たせてしまう反面もあるため、処分を検討している衣類におすすめの方法だ。
ハサミ
毛玉が少ない場合は、ハサミを毛玉取りの代用として使用することもできる。ハサミを使用するときは、生地とハサミが平行になるように当てて切り取るとよいだろう。
カミソリ
T字カミソリを毛玉取りの代用として使用することも可能だ。表面を優しくカミソリでなでていくようにして毛玉を取り除くのがポイントである。
歯ブラシ
使い古しの毛先が丸くなった歯ブラシを毛玉取りの代用として使用することもできる。毛玉部分を歯ブラシで優しく擦ってからめとるようにするとよい。新しい歯ブラシでは、毛先が真っ直ぐで毛玉をからめとることが難しいため、古い歯ブラシを清潔に洗ってから使用するのがおすすめだ。
3. 毛玉をできにくくする方法

最後に、毛玉をできにくくする方法を紹介しよう。
着用後は毛並みを整える
セーターやニットは、着用時に毛羽立ちを生じやすい。そのため、着用した後は毛玉取りブラシを使用してブラッシングし、一定方向に毛並みを整えておくと毛玉ができにくくなるだろう。
裏返してネットに入れて洗う
洗濯するときは、摩擦を最小限に抑えるために、衣類は裏返してネットに入れて洗うことが大切だ。また、洗濯コースもドライコースを選ぶなどして優しく洗うことをおすすめしたい。さらに、使用する洗剤もオシャレ着向けの洗剤を選ぶとよいだろう。
毎日着用しない
お気に入りの衣類は、毎日着用したいこともあるだろう。しかし、衣類を連続して着用すると目に見えない静電気を生じさせ、衣類にダメージを与えて毛玉を発生させる原因にもなる。お気に入りの衣類であっても、何日か休ませることが毛玉をできにくくすることにつながるのだ。目安としては、1日着用したら1日から2日ほど休ませるとよいだろう。
クリーニングに出す
毛玉を作りたくない衣類の場合は、クリーニングに出すのがおすすめだ。店舗によっては、毛玉を取り除くサービスを提供している場合もあるため、状況に応じて利用してみてほしい。
結論
今回は、衣類に毛玉ができる原因から、毛玉取りの代用になるもの、適切な毛玉の取り方、毛玉をできにくくするポイントなどについて詳しく解説した。いずれの方法も家庭にあるアイテムを使用できるため、ぜひ当記事を参考に適切な方法で毛玉を取り除いてほしい。