目次
- 厚紙やダンボール
- ペン
- はさみ
- 定規
- コンパス
- 厚紙やダンボールに、コンパスで直径8cmほどの円を描く。その線に沿って、はさみで円形にカットしよう。
- 円の中央に穴を開ける。穴の大きさは7mm程度を目安としよう。
- はさみで切り込みを入れる。1.5cm程度の切り込みを円の外側8方向に入れれば完成だ。
- 組紐ディスク
- 刺繍糸7本(各2本どり)
- 刺繍糸7本は端を結んでおく。
- 刺繍糸を組紐ディスク中央の穴に通し、切り込みに1本ずつ通していく。切り込みが1箇所余ればOKだ。
- 糸を通していない切り込みを自分の手前に向ける。右側のななめ奥に伸びている糸を切り込みから外し、糸を通していない切り込みに入れよう。
- 空いている切り込みを再び自分の手前に向ける。同様に、右側のななめ奥に伸びている糸を空いている切り込みに入れる。
- 手順4を繰り返していく。糸が短くなったらディスクから外し、端を結ぼう。
- 紙コップの飲み口に8等分の印をつけ、はさみで切り込みを入れる。
- 4本の刺繍糸の端をクリップで束ね、紙コップの中に入れる。
- 糸を切り込みに引っかけていく。十字になるように順番にかけるのがポイントだ。
- 自分の反対側の切り込みに通した糸から順に、3つ隣の切り込みにかけ直そう。
- 最後にかけ直す糸は、最初にかけた糸の下に通してから切り込みに引っかける。それが終わったら手順4で通した糸を外し、同じ色の糸を引きながら締めていく。
- 手順4~5を繰り返す。ちょうどよい長さまで編んだら紙コップから外し、両端を留めて完成だ。
1. 組紐とは?

そもそも組紐(くみひも)とはどのようなものなのだろうか。ここでは、組紐の基本情報を解説する。
日本の伝統的な工芸
組紐とは、細い糸を編んで作る日本の伝統的な工芸品だ。ほかの国でいうミサンガやマクラメなどと似ているが、日本の組紐は和装小物に使われることもあり、使う糸の模様や本数などに違いがある。着物の帯締めや巾着袋の紐などをイメージするとわかりやすいだろう。近年は映画「君の名は。」にも組紐が登場し、一躍話題となった。
組紐の種類
組紐の種類は大きく3つに分かれる。このうち「角打ち」と呼ばれるタイプは四角く組むのが特徴で、ストラップなどに使われる。「平打ち」はリボンのように平たく組むタイプで、靴紐などに活用できる。「丸打ち」はロープ状に断面が丸くなるよう組んだタイプで、帯締めによく使われるのが特徴だ。
2. 組紐ディスクの作り方

組紐を作るには、ダンボールや厚紙で作った「組紐ディスク」があると便利だ。手作りした円形のディスクに刺繍糸をセットすれば、組紐の作り方が簡単になる。ここでは組紐ディスクの作り方を紹介するので、組紐を作る前にトライしてみよう。
用意するもの
作り方
3. 組紐の作り方

ここからはいよいよ組紐の作り方を紹介する。上で紹介した組紐ディスクを使い、以下の作り方に応じて進めていこう。
用意するもの
作り方
4. ディスク不要!紙コップを使う簡単な組紐の作り方

組紐ディスクを作るのが面倒な方は、紙コップを使った作り方に挑戦してみよう。なお、こちらは4本の刺繍糸を使った作り方なので、異なる4色の糸を使ってみるのもおすすめだ。
5. 組紐の作り方は簡単!日本伝統の工芸でアクセサリーを作ってみよう

伝統工芸と聞くと堅苦しいものに思えるかもしれないが、実は組紐の作り方は簡単だ。組紐ディスクを使った作り方なら7色の、紙コップを使った作り方なら4色の組紐が作れる。好きな色を選んでアクセサリーを作り、ファッションに取り入れてみよう。
結論
紹介したように組紐はディスクや紙コップを使った作り方で自作できるが、最近は100均でも組紐メーカーが販売されている。100均なら手頃な値段で購入できるので、作り方に自信がない方はそういったアイテムを活用するのもよいだろう。