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『放置していると家中に卵があるかも…』寿命が長く繁殖能力も高い【クモ】の驚きの駆除方法とは

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年10月17日

蜘蛛の寿命は種類によって異なる。基礎知識として寿命の目安をチェックしておこう。この記事では、家の中によくいる蜘蛛の平均寿命を紹介する。アシダカグモやハエトリグモ、イエユウレイグモの生態と寿命を詳しくまとめた。蜘蛛の駆除方法や侵入を防ぐ方法も解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 蜘蛛の寿命は平均どのくらい?

天井
平均的な蜘蛛の寿命がどれくらいなのか紹介する。アシダカグモとハエトリグモ、イエユウレイグモの生態と寿命を解説しよう。

アシダカグモの生態や寿命

アシダカグモは、灰色がかった褐色をした大型の蜘蛛だ。オスは10~25mm、メスは20~30mmで、足を伸ばせば10cmほどになる。巣を作らない徘徊性の蜘蛛で、ハエやゴキブリ、蚊(カ)、蛾(ガ)を捕食するのが特徴だ。毒などの害はなく害虫も食べてくれるため、人の役に立つ益虫に分類される。
アシダカグモの平均的な寿命は3年くらいが目安だ。寿命が長い個体もいて、中には7年以上生きるケースもある。一度に300個ほどの卵を産み、脱皮をしながら成長して2年ほどかけて成虫になるのが基本のサイクルだ。越冬して数年にわたり家の中に住み着くケースも多い。

ハエトリグモの生態や寿命

ハエトリグモはクモ目ハエトリグモ科の総称であり、日本では80種類ほど確認されている。模様や色は種類によって異なるが、茶褐色や灰褐色のものが多い。体が平らで単眼が非常に大きく、足が太いのが共通の特徴だ。巣を作らない徘徊性の蜘蛛で、ハエや蚊、蛾、ダニなどの害虫を捕食してくれる。
代表的なのは家の中でよく見られる「アダンソンハエトリ」だ。5~10mmほどの小さな蜘蛛で、オスは黒色に白い帯状の模様、メスは茶色で模様はあまり見えない。アダンソンハエトリを含むハエトリグモの寿命は1年が目安だ。一方で長生きの個体だと3年ほど寿命があるものもいる。

イエユウレイグモの生態や寿命

細長い足と薄い灰色の体が特徴の蜘蛛だ。大きさは7~10mmくらいで、天井や壁の隅や家具の隙間に不規則な巣を作る。フラフラとした独特の動きが特徴だ。コバエやダニ、チャタテムシなど小さな害虫を捕食する。
イエユウレイグモはおとなしく、毒ももっていないため危険はない。30~40個の卵を糸でくるみ、口でくわえて保護する習性がある。多くの蜘蛛がそうであるように、イエユウレイグモの寿命も1年ほどだ。

2. 家の中にいる蜘蛛の駆除方法

オレンジ
長生きする蜘蛛もいるため、寿命を待つよりも駆除したほうが早い。3つの駆除方法を解説するので、寿命とあわせてチェックしよう。

専用スプレーを使う

蜘蛛に対応した駆除スプレーを吹きかけて駆除する。吹きかけるだけなので手軽に使用でき、大量に駆除したいときにも役立つ。忌避効果がある駆除スプレーなら、吹きかけた場所に巣をはらせないようにできる。ただし、薬剤の成分が悪影響を与えることがあるので、ペットや小さなお子さんがいるご家庭は注意が必要だ。

ほうきなどで追い払う

蜘蛛を殺したくないなら、ほうきなどで追い払う方法がよい。進行方向を遮るようにすれば、屋外まで誘導できる。蜘蛛の巣があるなら巻き取ってしまうとよいだろう。小さなほうきでチリトリや新聞紙の上まで追い込むと、乗せて逃がすことが可能だ。なお、稀に毒をもっている蜘蛛もいるので、素手で触るのは避けてほしい。

柑橘系の香りで撃退する

蜘蛛は柑橘系の香りを嫌う性質がある。アロマディフューザーで香りを部屋全体に広げたり、小皿に入れて置いたりしておけば、蜘蛛が寄り付きにくくなるだろう。ただし、香りの種類によってはペットに悪影響がでることがあるので、十分に確認してから使用してほしい。
また、水(100ml)と柑橘系のアロマオイル(20滴)、お酢(50ml)を混ぜて吹きかければ、蜘蛛を忌避することが可能だ。巣を作りそうな場所にシュッとかけると、2週間ほど効果が持続する。吹きかける場所が変色しないか、確認してから使うことが重要だ。

3. 蜘蛛の侵入を予防する方法

掃除用具
蜘蛛の侵入を防ぐための対策を解説する。3つの予防方法を紹介するので、ぜひ実践してほしい。

網戸の隙間や穴を塞ぐ

蜘蛛の侵入経路となる隙間や穴を塞ぐことが重要だ。網戸に隙間や穴があれば塞ぎ、窓やドアはこまめに閉める。換気口や換気扇から侵入することがあるので、専用のカバーやフィルターで対策をしよう。

餌となる害虫を駆除する

多くの蜘蛛は餌となる害虫を求めて家に入り込む。ハエや蚊、蛾、ダニ、ゴキブリは専用のアイテムで駆除してほしい。対応する害虫は駆除剤によって違うため、確認してから購入することが大事だ。

こまめに掃除する

ゴキブリやハエなど蜘蛛の餌になる害虫は、汚れた環境で繁殖する。生ゴミや汚れは害虫の餌になるので注意が必要だ。生ゴミや食べ残しはすぐに密封して捨てて、汚れはこまめに掃除しよう。また、蜘蛛は湿度が高い環境を好むため、換気などで湿気対策をするのも効果的だ。

結論

蜘蛛の寿命を知りたい場合は、まず種類についてチェックしよう。一般的な蜘蛛の寿命は1年ほどだが、アシダカグモなど3年ほど生きるものもいる。繁殖して増えるので、駆除したい場合は寿命を待ってもあまり意味がない。専用スプレーを使ったりほうきで追い払ったりと、適した方法で駆除しよう。隙間を塞ぐ、餌になる害虫を駆除するなど侵入を防ぐ方法も紹介したので、あわせて実践してほしい。
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  • 更新日:

    2022年10月17日

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