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シリカゲル

シリカゲルは再利用が可能 | 再生方法や意外な活用術を紹介

投稿者:ライター 茨木亜衣 (いばらきあい)

鉛筆アイコン 2022年10月30日

乾燥剤として親しまれているシリカゲル。食べ終わったお菓子の袋などと一緒に捨ててしまっている方がほとんどだろう。しかし、シリカゲルは再利用できることをご存知だろうか。この記事では、シリカゲルを再利用できる状態に戻す方法や再利用したシリカゲルの活用法などを紹介していこう。手元にたくさんのシリカゲルがある方は、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. シリカゲルとは?

シリカゲル
シリカゲルとは、透明または青い色をした粒状の乾燥剤だ。お菓子類や食料品などに入っているのを見たことがある方も多いだろう。二酸化ケイ素からできているシリカゲルには、たくさんの穴が空いている。この穴があることで体積に対して表面積が広くなり、水分を吸収しやすくなっているのだ。

シリカゲルは再利用が可能

一度使ったシリカゲルは、捨ててしまう方が多いかもしれない。しかし、うまく乾燥させることができれば再利用が可能だ。以下の見出しより、シリカゲルを再利用できる状態に戻す方法や再利用したシリカゲルの活用方法を紹介していこう。

2. シリカゲルを再利用するには?

シリカゲル
シリカゲルを使ったあと、どのようにして再度使える状態に戻すのだろうか。ここでは、シリカゲルを再利用するにはどうしたらよいのか、いくつか方法を紹介していこう。

電子レンジで温める

シリカゲルを復活させるには、電子レンジが有効だ。まずはシリカゲルを袋から出して、耐熱皿に移す。そのまま電子レンジに入れ、解凍モードで加熱しよう。加熱しすぎると、焦げてしまう恐れがあるため、様子を見ながら加熱するのがおすすめだ。さらに、シリカゲルの量が多いとムラができてしまう可能性があるので、1袋ずつ加熱するようにしよう。

天日干しする

シリカゲルを復活させる方法の1つに、天日干しも挙げられる。天日干しは、時間がかかる場合もあるが、焦がす心配がないため安全に行うことが可能だ。天日干しをしている際はシリカゲルが風によって飛ばされないように注意し、湿度が上がる夕方までには取り込むようにしよう。

フライパンで炒る

シリカゲルを再利用できる状態にするには、フライパンで炒る方法もおすすめだ。シリカゲルは吸収した水分量に応じて青から赤と変色する性質があるため、袋から出したシリカゲルをフライパンに乗せて青色になるまで加熱しよう。このとき、焦げないように弱火で炒るのが大切だ。小さな傷がつきやすいため、普段使いしないフライパンを使おう。また、使用したあとのフライパンやヘラはよく洗おう。

衣類乾燥機にかける

一度に複数のシリカゲルを乾燥させたい場合は、衣類乾燥機がおすすめだ。衣類乾燥機は、内部の温度が上がりすぎないので焦げる心配もない。さらに、回転させるためムラにもなりにくいのだ。シリカゲルをネットや布状の袋に入れて通常の乾燥モードで回そう。

3. 再利用したシリカゲルの活用法

靴の消臭
ここでは、シリカゲルを再利用する場合の活用方法をいくつか見ていこう。

水没させた携帯の乾燥剤として使う

水没させてしまった携帯を復活させるために、シリカゲルを活用するのもおすすめだ。水没させてしまった携帯をシリカゲルの中に入れて水分を吸わせてみよう。必ずしも携帯が復活するとは言い切れないが、新しい携帯を買うまでの期間に試してみてほしい。

靴の乾燥剤として使う

雨で濡れた靴や湿気がたまった靴は、そのままにしておくと悪臭の原因になる。そのような場面ではぜひシリカゲルを活用してほしい。湿った靴の中にシリカゲルを入れておくと、水分を吸い取ってくれるのだ。

調味料の湿気対策として使う

シリカゲルは調味料の湿気対策としても活用できる。湿気を吸った調味料が固まってしまい使いにくいという経験をしたことはないだろうか。そんなときにもシリカゲルが有効だ。調味料の入れ物の中にシリカゲルを2、3日入れておくだけで、調味料がサラサラに復活する。

化粧品の劣化防止として使う

シリカゲルは化粧品の劣化防止にも有効だ。パウダー状のアイテムは、湿気が多い場所に保管しておくと固まってしまう恐れがある。化粧ポーチの中に化粧品とシリカゲルを入れておけば、ある程度劣化を防げるだろう。

衣類の乾燥剤として使う

シリカゲルは衣類の乾燥剤としても活用することができる。衣類を長い間保管しておく際、湿気などによって虫が寄ってくる場合もあるだろう。しかし、シリカゲルを洋服と洋服の間に挟んで湿気を取り除けば、虫が寄りつかなくなるのだ。

カメラや望遠鏡の湿気対策として使う

カメラのレンズや望遠鏡は湿気に弱いため、収納する際に乾燥した状態であることが必要だ。湿気が気になる際は、小さな袋に入れたシリカゲルをカメラや望遠鏡のケースの隅に置いてみよう。

ドライフラワーを作る際に使う

シリカゲルはドライフラワー作りでも活躍してくれる。タッパーなどの容器に袋から出したシリカゲルと花を入れて、冷暗所で1週間保存しよう。通常ドライフラワーは自然乾燥で作るが、シリカゲルを活用するとより早く、さらにムラなくドライフラワーを作ることができる。

4. シリカゲルの再利用に適した袋や容器は?

瓶
シリカゲルを再利用するために保管する場合、どのような袋や容器が適しているのだろうか。

密閉できる容器に入れて保管する

使用済みのシリカゲルを乾燥させ、再利用できる状態にしたにもかかわらずそのまま放置していると、空気中の湿気を吸って効果がなくなってしまう。再利用するシリカゲルは、密閉できる容器に入れて保管しておこう。

小分けにして不織布の袋に入れる

再利用できる状態にしたシリカゲルは、ある程度小分けにして保存しておくと次に使用する際にとても便利である。たとえば、茶葉を入れるお茶パックなどを利用するのがおすすめだ。

5. シリカゲルを再利用する際の注意点

注意点
シリカゲルの再利用に際し、いくつか注意すべき点がある。以下で解説していこう。

焦がしたものは再利用しない

シリカゲルに含まれている青い粒の成分は、水分を吸収すると赤く変化する性質を持っている。そのため、その変化を目安に新しいものと交換する方も多いだろう。しかし、シリカゲルを1度焦がしてしまうと青い粒が紺色に変色し、そのまま色が変化しなくなる。焦がしたシリカゲルは再利用せず、処分するようにしよう。

誤飲に注意する

シリカゲルは粒が小さいため、ペットや小さな子どもが誤飲しないように注意する必要がある。シリカゲルを保管している容器は、大人しか手の届かない場所に置いておくのがおすすめだ。万が一シリカゲルを飲み込んでしまった場合には、病院を受診して指示を仰ごう。

自治体のルールに従って処分する

シリカゲルは自治体によって、可燃ごみと不燃ごみの分け方が異なる。何度か再利用して使えなくなったシリカゲルを処分する場合は、自治体のルールに従って処分しよう。

結論

シリカゲルは電子レンジやフライパンなど、身近なもので復活させることができるうえ、さまざまな活用方法があることがわかった。いつもは捨てていたシリカゲルを、ぜひこの記事を参考にして再利用してみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2022年10月30日

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