目次
1. 靴下は処分せずに再利用しよう

穴の開いた靴下は処分する前に再利用できないか一度考えてみよう。靴下をはじめ、着古した服などを資源として有効利用する取り組みを「5R」と呼ぶ。5Rとは頭文字にRのつく、ごみを減らすための5つの行動を表す言葉だ。5Rの1つに「Repair(リペア)」、つまりものを修理して使うことも含まれている。穴が開いた靴下を再利用するだけでも、環境への負担を和らげることができるのだ。
穴が開いた靴下の修繕方法
靴下に穴が開いても、縫って修繕すれば再利用が可能だ。縫った部分が目立たないよう、靴下と同じ色、もしくは近い色の糸を選ぼう。あえてカラフルな糸を使い、縫い方を工夫して穴の部分をかわいく塞ぐのもよい。裁縫が苦手な人は、貼るだけで穴を塞ぐことができる靴下用の補修シートがおすすめだ。補修シートは100均や手芸店に売っている。
2. 靴下の再利用方法|掃除編

穴の開いた靴下は、修繕して再度履く以外にも掃除用品として再利用することができる。掃除に使う場合の靴下の再利用方法を5つ紹介しよう。
手に被せて雑巾代わりにする
靴下を手に被せて掃除をすれば指の動きを利用することができ、普通の雑巾で拭くのが難しい場所も掃除できる。階段の隅や手すりの掃除、ブラインドなど、掃除しにくい箇所は靴下を再利用して掃除しよう。
油を吸収する布にする
料理で油を多く使用したとき、油の処理に困ったら穴の開いた靴下を油処理の布として再利用しよう。ジップのある袋や牛乳パックに靴下を詰め、その中に油を注ぐだけでよい。新聞紙を使う人もいるだろうが、布の方がよく吸収するのでおすすめだ。
使い捨て雑巾にする
靴下を使いやすい大きさに小さくカットして設置しておけば、汚れが気になるときにサッと拭き掃除ができる雑巾として再利用が可能だ。雑巾で使用して汚れたら、そのまま捨ててしまえばよい。気軽に使い捨てでき、洗う手間も省くことができる。
狭い箇所や隙間の掃除に活用する
穴の開いた靴下は、隙間掃除にうってつけだ。指でも届かない箇所は、靴下を針金ハンガーや割りばしに巻きつけて使うとよい。窓のサンや、家具と家具の隙間などの掃除をするときに活躍するだろう。
靴磨きにする
穴の開いた靴下は、靴磨きとしても再利用が可能である。繊維のいっぱい詰まった靴下に、靴磨き用のクリームをつけて靴を磨く。仕上げにストッキングで磨くと靴にツヤを出すことができる。
3. 靴下の再利用方法|生活雑貨編

穴の開いた靴下は、掃除以外に生活雑貨としても再利用ができる。気軽に試せるものを5つ紹介しよう。
子ども用のレッグウォーマーにする
ハイソックスなどの丈のある靴下は、足首から下の部分はカットして切り口を縫えば子どもが使えるレッグウォーマーとして再利用できる。足の太さに合わず、フィットしない場合はゴムを入れて調節しよう。※よく消毒して使用しよう。
スマホのアームバンドにする
片方の靴下に穴が開いてしまい、残ってしまったもう片方の靴下はスマホ用のアームバンドとして再利用が可能だ。使い方は、つま先とかかと部分を切り、腕に通してまくり上げ、スマホを入れるポケットを作って中に入れる。作業中や運動中も気軽に携帯を持ち運べる。
椅子の脚カバーにする
靴下を袋縫いすれば、フローリングの傷を防止するための椅子の脚カバーとして再利用もできる。子ども用の小さな靴下ならば椅子の脚に合わせやすく、なおよい。生地が厚めだと安定しにくいこともあるため、薄めか普通の厚さの靴下がおすすめだ。
靴の消臭剤にする
穴の開いた靴下は、靴の消臭剤としても活躍する。穴の開いた部分をゴムなどでしっかり縛って塞ぎ、靴下の中に消臭効果のあるコーヒーのかすを入れ、靴下の上部を紐で留めれば消臭剤の完成だ。靴下だけでなく、コーヒーのかすも一緒に再利用できる一石二鳥の方法である。
結論
穴の開いた靴下を少しの工夫で再利用するだけでも、環境に優しい取り組みができる。靴下として使えなくなってしまったら、新しいアイテムとして積極的に再利用していこう。