目次
- 1. エレベーターのマナー | 待っているとき
- 2. エレベーターのマナー | 乗るとき
- 3. エレベーターのマナー | 乗っているとき
- 4. エレベーターのマナー | 降りるとき
- 5. エレベーターのマナー | こんな場合はどうする?
1. エレベーターのマナー | 待っているとき

エレベーターを待っているときにも、周囲を不快にさせないためのマナーがある。
扉の正面に立たない
エレベーターホールでエレベーターを待っているときは、扉の脇に立つのがマナーだ。扉の前に立って待っていると、エレベーターから降りる人の邪魔になってしまう。スムーズな乗り降りをするためにも、扉の正面に立たないようにする。
降りる人を優先する
エレベーターに乗るときには、バスや電車と同じように降りる人を優先させるのがマナーだ。全員が降りたあとに乗るようにする。
2. エレベーターのマナー | 乗るとき

エレベーターに乗ってからも、社会人としてのマナーがある。
率先して操作盤の前に立つ
エレベーターに乗ったとき、操作盤の前に誰もいなかったら率先して前に立とう。自分の降りたい階のボタンを押したあと、同乗者に「何階ですか」と一声かけるのがマナーだ。
立ち位置に気をつける
ビジネスマナーでは、エレベーター内の立ち位置にも気を配る必要がある。エレベーター内では、奥の左右が「上座」とされている。年下や新人は操作盤の前に立つのがマナーだ。
とはいっても、社内でエレベーターを利用する人はたくさんいる。いちいち順列を気にしていてはエレベーター内も混乱するので、臨機応変に対応しよう。
扉が閉まらないようにする
先にエレベーターに乗り込んだら、扉が閉まらないように押さえておくか、「開」ボタンを押すのがマナーだ。しかし、すべての人がマナーを守るとは限らない。乗っている途中で扉が閉まってしまうと危険なので、念のため「↑」「↓」のボタンを押しておくと安心だ。
3. エレベーターのマナー | 乗っているとき

エレベーターに乗り合わせるのは顔見知りばかりではない。まったく知らない人が乗り合わせることもある。乗っているときのマナーにも注意しよう。
会話や飲食をしない
とくに社内のエレベーターは、いつ誰が乗ってくるのかわからない。エレベーターは密室空間であるため、会話も筒抜けになってしまう。最悪、情報漏洩などのリスクもある。会話は一時中断したほうがいいだろう。
また、エレベーターの狭い空間で飲食をするのもマナー違反だ。においがこもって不快に思う人もいる。
スマホの操作をしない
スマホなどの携帯電話は微弱電波を発している。エレベーター内ではどのような方と乗り合わせるのかわからない。もしかしたらペースメーカーを装着している方もいるかもしれない。エレベーターの中でも電車や飛行機のような気遣いは必要だ。
また、エレベーターの中でうつむきながらスマホを操作している姿は、見た目もあまりよくない。ましてやエレベーター内でスマホで会話するのは、マナー違反といっていいだろう。
4. エレベーターのマナー | 降りるとき

エレベーターを降りるときにも、ちょっとしたマナーが必要だ。
上司など目上の人から降りる
ビジネスでは、上司、目上の方から先にエレベーターから降りてもらうのがマナーだ。
自分は、操作盤の前で扉が開かないように「開」ボタンを押しておく。
エレベーターが混雑していて、まず自分が降りないとあとの方が降りられない状況などがあれば、臨機応変に対応しよう。
まだ降りてない人がいる場合は一声かける
目的の階に到着してエレベーターを降りる際、まだエレベーター内に人がいる場合は「お先に失礼します」など一声かけるといいだろう。また、操作盤の前で扉を「開」にしてくれている人に対しては「ありがとうございます」とお礼を言うか会釈するのがマナーだ。
5. エレベーターのマナー | こんな場合はどうする?

エレベーターでは、いろいろなシチュエーションが考えられ、それに即したマナーが要求される。
お客様をお見送りする場合
エレベーターでお客様をお見送りする場合には、乗り込んだお客様に対してお辞儀をする。そして「ありがとうございました」など一声かける。エレベーターの扉が閉まるまでお辞儀をしているのがマナーだ。
複数の人で混雑している場合
エレベーターは公共の乗り物だ。混雑具合によっては、マナーにこだわることで周りの迷惑になることもある。臨機応変に、周りが不快にならないように行動するのがマナーだ。
ボタン操作を間違った場合
目的階のボタンを押し間違った場合は、「長押し」「数回押し」などでキャンセルすることが可能だ。もしキャンセル機能の付いていないエレベーターだった場合、同行者に謝罪。押し間違えた階まで行ってから、再度目的階のボタンを押すのがマナーだ。
結論
エレベーターのマナーは、待っているときから始まっている。乗るとき、乗ってから、そして降りるときなど、社会人としてのマナーを身につけておこう。とくにビジネスシーンでは、目上や上司、お客様に対するマナーは大切だ。スマートでさりげないマナーは、好感度アップにもつながる。