目次
1. 一人暮らしでペットを飼う魅力

まずは一人暮らしでペットを飼う魅力から見ていこう。ここでは主な魅力を4つピックアップした。
規則正しい生活になる
家にペットがいると、食事を与える、散歩するなどで世話をする必要がある。それにより1日のスケジュールが決まりやすく、自然と規則正しい生活を送れるようになるだろう。
家族の代わりのような存在になる
ペットと一緒に暮らしていると、家族の代わりのようなかけがえのない存在になる。世話が大変でも、それを上回る愛らしさを感じられるだろう。
孤独や寂しさを紛らわせる
一人暮らしで孤独や寂しさを感じている人は、ペットといることで気持ちが紛れるだろう。仕事から帰宅すると、ペットが出迎えてくれるのはうれしいもの。温かい気持ちになり、心が癒やされるだろう。
交友関係が広がる
ペットを飼うことで交友関係が広がるのもメリットだ。散歩で近所の人と会話する機会が増えるほか、ペットの話を通じていろいろな人と仲良くなれることもある。
2. 一人暮らしにおすすめのペット

ここからは、一人暮らしの人でも飼いやすいペットを15種類紹介する。好み・ライフスタイル・住環境などによって合うペットの種類は異なるので、それぞれの特徴や習性をしっかり押さえておきたい。
犬
犬は好奇心旺盛で元気なのが特徴だ。運動量が多いため毎日の散歩が欠かせず、一緒に楽しく運動したい人に向いている。しかし犬は吠えることが多く、鳴き声が近所迷惑になりやすい。また噛む子も多いので、根気よくしつけする必要がある。
猫
猫は愛らしい見た目と行動で、一人暮らしの人に人気がある。かつて単独で暮らしていた習性により、犬よりも留守が苦にならない子が多い。ただし鳴き声が近所迷惑になることも。また部屋のあちこちで排せつしたり、爪を研いだりすることもあるので対策しよう。
うさぎ
ふわふわした見た目がかわいいうさぎは、性格がおとなしく鳴き声が少ないので比較的飼いやすいだろう。ただし臆病な性格なので、少しずつ慣らしていき、ゆっくり仲良くなろう。
マイクロブタ
マイクロブタは愛くるしい見た目で、近年人気を集めている。寂しがりな性質の子が多く、ずっと一緒にいたい人にぴったりだ。ただし体型が変化しやすく、大きくなると40kgほどになる場合も。大きくなっても一生面倒を見られるか、よく検討してから迎えてほしい。
セキセイインコ
感情表現が豊かなセキセイインコは、言葉を話したり踊ったりする子もいるなど、一緒にいて楽しい生き物だ。毎日の世話は食事に加え、30分~1時間ほどの放鳥や日光浴が欠かせない。
フェレット
フェレットは好奇心旺盛で人に懐きやすい。鳴き声が少なく、睡眠時間が長いことから留守中の心配が少ないのが飼いやすいポイントだ。ただし噛むことが多く、きちんとしつける必要がある。
ハムスター
つぶらな瞳と小さな体が愛らしいハムスターは、一人暮らしのペットとして根強い人気がある。寿命は2~3年と短いが、キュートなしぐさや行動で飼い主を癒やしてくれるだろう。しかし夜行性のため、飼い主が寝る時間帯に活動していて騒音が気になる場合もある。
熱帯魚
優雅に泳ぐ姿を楽しみたいなら、グッピー・ネオンテトラ・アカヒレなどの熱帯魚がおすすめだ。鮮やかな見た目の種類も多く、おしゃれなアクアリウムを作れてインテリアにもなる。しつけやスキンシップも必要ないので、世話に時間をかけられない人にも合うだろう。
ハリネズミ
独特の見た目で人気を集めるハリネズミも、一人暮らしの家で飼育できる。臭いや鳴き声が少なく、単独で行動する性質から留守番も苦にならない。苦手なのは暑さや寒さで、冷暖房を活用して常に快適な温度・湿度を保つ必要がある。
シマリス
小さな体に大きなしっぽがかわいいシマリスは、ケージの中に巣箱を置いて飼育する。シマリスはげっ歯類で歯が伸び続けるので、歯をすり減らすために噛む性質がある。そのため噛むおもちゃを与えよう。
金魚
お祭りの屋台で金魚すくいがあるように、金魚は昔からペットとしてなじみ深い生き物だ。「和金」や「出目金」などの種類も多く、見た目の美しさを楽しめるのもうれしい。ろ過装置で水質をきれいに保ち、水温にも気をつけて育てよう。
リクガメ
爬虫類が好きな人は、リクガメの飼育を検討してはいかがだろうか。リクガメは人懐っこい性格で好奇心も強く、大きくなっても20~30cmと飼いやすい。ただし寿命が30~50年と非常に長いので、最後まで責任を持って飼えるかよく考えよう。
リスザル
リスザルは人に懐きやすくておとなしい種類もいて、一般家庭で飼育できる。体長は30cm前後と小さく、よく動くので大型のケージを用意しよう。しかしトイレを教えるのは難しい。こまめに掃除するか、小さいころからオムツに慣れさせたい。
モルモット
ハムスターに似た顔と短い足がかわいいモルモットも、ペットとして人気がある。ケージ内で飼育でき、多頭飼いも可能だ。ただしトイレのしつけが難しく、ハムスターより臭いも強い。季節によって毛が生え変わるので、定期的なブラッシングも欠かせない。
デグー
モルモットに似た生き物であるデグーも、家庭で飼育できる。臭いが少なく鳴き声が大きくないことから、賃貸物件で一人暮らしをしている人でも飼いやすい。砂で体を洗う習性があるので、ケージ内に砂場を用意しよう。
3. 一人暮らしでペットを飼う際の注意点

最後に、一人暮らしでペットを飼う際の注意点を押さえておきたい。ペットの飼育には飼い主の責任が伴うので、慎重に検討・判断したい。
ペット可かどうか
賃貸物件でペットを飼うには、ペット可の物件に住んでいることが大前提となる。物件によってはペットの種類や頭数の上限を定めているところもあるので、飼う前に管理会社や大家に相談してみよう。
無責任な飼育にならないか
ペットを飼う上でもっとも重要なのが、無責任な飼育にならないかという点だ。とくに一人暮らしでは、自分ひとりで世話をする分責任も大きい。「思っていたより世話が大変」「自分に懐かない」などの無責任な理由で飼育放棄しないように、ペットを終生飼えるかよく検討しよう。
預け先があるか
万が一のときの預け先を確保することも大切だ。長期不在・病気・急用などで急にペットの面倒を見られなくなったとき、代わりに世話をしてくれる人を見つけておこう。家族・友人・知人に当たるか、近所のペットホテルや動物病院を探しておきたい。
結論
ペットを飼うことは、生き物の命と一生向き合うことでもある。費用面や飼育体制などに問題がない場合は、自分に合った子を迎えて幸せなペットライフを送ってほしい。ペットと暮らすのは手間がかかって大変だが、その分一緒にいる幸せはかけがえのないものとなるだろう。