目次
1. 人形とのお別れ|雛人形や五月人形などの処分方法

正しいお別れの仕方は人形の素材によって変わる。気持ちの面でスッキリ処分するためには、お焚き上げを依頼することも検討しながらチェックしてほしい。
お寺や神社で供養・お焚き上げをしてもらう
お別れするのが忍びないときは、お寺や神社でお焚き上げをしてもらう方法もある。人形に思い入れがある方におすすめだ。人形のお焚き上げを行っているお寺や神社を調べ、問い合わせてみよう。お焚き上げには費用がかかるケースが多いので、事前に確認しておきたい。
必要な人に譲る、施設に寄付する
人形がほしい人がいれば譲るのもよいだろう。とくに小さな子どもがいる家庭では、雛人形や五月人形を求めている場合がある。知り合いに声をかけるなどして、必要な人を探してみよう。
また、幼稚園・保育園や児童福祉施設に寄付するという方法もある。近所の施設のホームページや張り紙などをチェックし、寄付を募集していないか調べてみるとよい。
状態がよければリサイクルショップに買い取ってもらう
人形の状態によっては、リサイクルショップに買い取ってもらえる可能性がある。雛人形・五月人形・日本人形は高価なものが多いので、せっかくなら売却してはいかがだろうか。買取では今後も別の人に使ってもらえる可能性があるのもポイントだ。
不用品回収業者に依頼する
不要な人形が大量にある場合は、不用品回収業者に引き取ってもらう手もある。不用品回収業者を利用すると費用はかかるが、分別やごみ出しの手間なく処分できるのがメリットだ。五月人形のガラスケースや雛壇などの付属品もまとめられる。
可燃ごみや粗大ごみとして処分する
他には、自治体のごみ収集に出す方法もある。金属を含まずサイズが30cm以下などの雛人形や五月人形は、可燃ごみとして処分できる自治体が多い。雛人形の金属製の飾りや、五月人形の兜や甲冑などは分別して不燃ごみに出そう。
大きい雛人形・五月人形・日本人形や、雛壇・ガラスケースなど、サイズが30cmを超えるものは粗大ごみとして処分しよう。粗大ごみの定義は自治体によって異なるが、一番長い辺が30cm以上のものを粗大ごみとしている自治体が多い。
なお、分別方法は自治体によって異なるため、お住まいの地域のルールを必ず確認しよう。
2. 人形とのお別れ|ぬいぐるみの処分方法

ぬいぐるみは子どもの誕生日プレゼントや出産祝いなどでもらう機会が多く、気がつくとたくさん増えていることもあるだろう。ここでは、ぬいぐるみやおもちゃの人形とのお別れを紹介する。
ぬいぐるみも日本人形などと同じでOK
ぬいぐるみやおもちゃの人形を処分する場合も、基本的には上で紹介した方法でOKだ。素材が綿などの布地であれば可燃ごみとして処理できる。サイズが大きい場合は粗大ごみになる可能性もあるので、自治体のルールに従って処分しよう。
なお、ぬいぐるみや人形には一部にプラスチックや金属が使われていることもある。そのような場合は分別し、プラスチックはプラスチックごみ、金属は不燃ごみとしてお別れしよう。また電池式の動くぬいぐるみは、電池を取り出してから処分することが大切だ。
3. 人形やぬいぐるみとスッキリお別れするためのコツ

人形やぬいぐるみには愛着がわきやすく、不要になってもなかなかお別れできない。とはいえいらない人形やぬいぐるみをためておくと、部屋のスペースを圧迫してしまうなどのデメリットもある。ここでは人形やぬいぐるみをスッキリお別れするためのコツを紹介しよう。
人形やぬいぐるみをなかなか手放せない理由
人形やぬいぐるみの処分に踏み切りにくい理由は、小さいころから一緒、誕生日に買ってもらったなどで愛着があるためだろう。また人形やぬいぐるみには魂が宿っている気がして、お別れすると縁起が悪いと考える方もいるかもしれない。人形やぬいぐるみの顔が愛らしく情がわいてしまうのも、理由のひとつと考えられる。
スッキリ処分するには自分の気持ちの整理が大切
人形やぬいぐるみを気持ちよく処分するには、感謝やお礼を伝えるのがおすすめだ。とくに雛人形・五月人形には、子どもに降りかかる災いを代わりに受けてもらうという意味合いもある。「守ってくれてありがとう」「今まで一緒にいてくれてありがとう」のように、感謝の気持ちを伝えれば、ためらいも軽減されるだろう。
結論
人形やぬいぐるみとの別れ方はさまざまだ。素材やサイズに応じてごみとするほか、リサイクルショップで売却する、お寺や神社でお焚き上げをしてもらい供養するなどの方法がある。人形に感謝するなどして気持ちに整理をつけ、納得できるお別れの仕方を選ぼう。