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無線LANルーター

無線LANルーターの寿命はどれくらい?買い替えるタイミングは?

投稿者:ライター ブルーナ明子 (ぶるーなあきこ)

鉛筆アイコン 2022年11月11日

今では無線LANルーターは必需品となっているが、寿命はどれくらいかご存じだろうか。無線LANルーターの寿命の目安を知ることで、何かトラブルが起きた場合の対応も異なってくる。そこで今回は、無線LANルーターの寿命と寿命の見極め方、寿命を延ばすコツ、交換時期、おすすめの交換時期と新しいものの選び方などについて詳しく解説しよう。

  

1. 無線LANルーターの寿命はどれくらい?

無線LANルーター
無線LANルーターが寿命を迎えるには3つの要素が関連しているので、理解しておこう。

無線LANルーター本体の寿命

メーカーは、無線LANルーターの寿命を明確に提示していないが、経年劣化などの原因により、4年から6年ほどで故障する可能性が高くなるといわれている。
特に日常的に複数台のデバイスを接続する環境では無線LANルーター本体へ負荷をかけてしまい、より寿命が短くなる可能性がある。一方で、接続するデバイスも少なく使用環境が良好な場合、耐久年数は10年近くとされる。

通信規格の寿命

通信規格は、2年から6年ほどで更新される。無線LANルーターの通信規格が古いままの場合、通信環境は不安定になりスムーズな情報通信が難しくなってしまう。そのため、無線LANルーターを新しく買い替える必要が生じる場合も多く、寿命を迎えることになる。

暗号化の寿命

無線LANルーターの通信は、不正アクセスやサイバー攻撃などの被害を防ぐために暗号化されている。無線LANルーターの通信も、巧妙化し続けるサイバー攻撃に対応するため、暗号化方式が2年から5年周期で更新される。そのため、通信規格の寿命は2年から5年が目安といえるだろう。

2. 無線LANルーターの寿命の見極め方

無線LANルーター
こちらでは、無線LANルーターの寿命の見極め方のポイントを解説しよう。

接続が途切れやすい

無線LANルーターの周波数帯の切り替えや再起動しても接続が頻繁に途切れやすい場合は、寿命が近づいている可能性がある。

通信速度が遅い

動画再生に時間を要したり、Webサイトの表示に時間がかかったりする場合は、通信速度が低下して遅くなっている可能性がある。この状態が一時的なものであれば問題はないが、同じ状態が継続する場合は、無線LANルーターの寿命が近いといえるだろう。

電源が入らない

コンセントに接続されているにも関わらず、電源が入らない場合は寿命である可能性がある。何度かコンセントを接続しなおしても電源が入らないときは、経年劣化による寿命かもしれない。
電源ランプが点滅する場合は無線LANルーターにエラーが生じている可能性もある。取扱説明書を確認して対応するか、メーカーに問い合わせるとよいだろう。

3. 無線LANルーターの寿命を延ばすコツ

無線LANルーター
こちらでは、無線LANルーターの寿命を延ばすコツを紹介しよう。

熱がこもらないようにする

無線LANルーターは熱に弱いため、熱がこもらないように工夫することが大切だ。直射日光が当たる場所に配置してしまうと、日光により無線LANルーターに熱がこもり、熱暴走を起こす危険性が高くなる。熱がこもらないように、直射日光が当たらず配線の密集しない場所に無線LANルーターを設置しよう。
長時間使用する必要がある場合などは、無線LANルーター専用のエアコンの冷却ファンや、空調の冷風などを無線LANルーターに当てるとよいだろう。

無線LANルーターを負荷を減らす

無線LANルーターへの負担を減らす方法として、長期間利用しないときは電源をオフにする習慣をもつとよい。

4. 無線LANルーターのおすすめ交換時期

無線LANルーター
無線LANルーターのおすすめ交換時期を解説しよう。

スマホやタブレットを機種変更したとき

機種変更したスマホやタブレットの性能を十分に発揮するためにも、機種変更したときには新規格に対応した無線LANルーターへ交換するとよいだろう。

接続する端末が増えたとき

無線LANルーターに接続する端末数が増えると本体に負荷がかかるため、接続しづらくなることがある。その場合は、周波数帯域の使い分けが可能なものへの買い替えを検討するとよいだろう。

通信量が増加したとき

無線LANルーターに接続する端末数はそのままでも、通信する情報量が増加したときには通信が途絶えたり、時間を要したりすることがある。その場合は、膨大な通信料にも耐えられるモデルに買い替えるとよいだろう。

引っ越しをしたとき

引っ越しでは、間取りや建造物の材質や構造に変化が生じる。また、間取りなどの関係で設置場所も変更せざるを得ない場合もあるはずだ。そのときに同じ端末を使用していても、通信速度が途絶えたり、低下したりすることもある。無線LANルーターの寿命でなくても、それぞれの環境での通信が可能なものに交換するとよいだろう。

回線を新しく契約したとき

最大通信速度がより優れた回線へ変更したときは、無線LANルーターが寿命を迎えてなくても、回線の性能を最大限に発揮させるために買い替えるのがおすすめだ。

5. 無線LANルーターの選び方

無線LANルーター
最後に、無線LANルーターを新たに買い替えるとき、失敗を防ぐための選び方を解説しよう。
まず、無線LANルーターを選ぶ前に、家庭でどれほどの端末数を使用し、どのような情報量の通信をするのか確認すること。それぞれの通信がスムーズにできるものを選ぶことが大切だ。
また、戸建てに住む場合は、階が異なるときも問題なく通信できるよう、できる限り広範囲に接続できる無線LANルーターを選ぶとよいだろう。通信の規格はできるだけ新しいものを選び、通信速度を安定させられるようにしよう。

結論

今回は、無線LANルーターの寿命と寿命の見極め方、寿命を延ばすコツから新しいものの選び方などについて詳しく解説した。無線LANルーターは、建物の構造や材質、部屋の間取りなどによっても影響を受ける。そのため、それぞれの環境で快適に使用できるものを選び、少しでも寿命を長くできるように工夫しながら使用してほしい。
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  • 更新日:

    2022年11月11日

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