目次
- 1. 壁掛けテレビとは
- 2. 壁掛けテレビのデメリット
- 3. 壁掛けテレビのメリット
- 4. 壁掛けテレビの設置に関してよくある疑問と答え
- 5. 壁掛けテレビはデメリットもメリットもある!じっくり検討することが大切
- 壁掛けテレビのすぐ近くにコンセントを設ける
- 壁の内側を通してテレビのコードをコンセントまでもっていく
- モールで目立たなくする
1. 壁掛けテレビとは

壁掛けテレビとは、文字通りテレビを壁に掛けてしまうことだ。エアコンのように専用の金具を設置して直接壁に取り付ける。最近ではテレビの大型化が進み、テレビやテレビ台が邪魔になることもあり、部屋がスッキリすると人気になっている。
2. 壁掛けテレビのデメリット

壁掛けテレビが人気になっているとはいえ、安易に購入してはいけない。まずはデメリットを知ったうえで検討しよう。
壁の素材によっては設置できない
壁掛けテレビのデメリットとして重さがある。そのため壁によっては、壁掛けテレビの重さに耐えられない素材がある。たとえば、石膏ボードは壁掛けテレビを取り付けるための金具を固定するのが難しい素材だ。ビス止めしても、テレビを掛けた瞬間にズボッと抜けてしまう危険性がある。
多少なりとも壁に傷がつく
壁掛けテレビを取り付ける場合、ビス止めにすると壁の穴が目立ってしまう。あまり目立たせたくないという場合には、壁にホチキスの針を打ち込んで金具を固定するという方法がある。しかし、それでも多少なりとも壁に傷がつくことになるので、賃貸住宅の場合には、管理会社や大家さんに事前に了承を得ておいたほうがいいだろう。
簡単には位置を変更できない
テレビ台に置かれたテレビなら、模様替えのためにテレビの位置を簡単に変えられる。しかし、壁掛けテレビのデメリットは、一度設置したらテレビの位置は変えられないということだ。設置し直すと、設置した元の壁の穴が目立ってしまう。
配線が丸見えになってしまう
壁掛けテレビはテレビ台がないため、配線が丸見えになってしまうデメリットがある。その場合の対処法としては、以下のような方法がある。
DVDやブルーレイレコーダーの置き場所がない
壁掛けテレビのメリットは部屋がスッキリとすることなのだが、DVDやブルーレイ、ゲーム機といった外部デバイスの収納場所がないというデメリットがある。この場合には、壁掛けシェルフなどの収納スペースを作らなくてはならない。
3. 壁掛けテレビのメリット

壁掛けテレビのデメリットを知ったところで、ここでは壁掛けテレビのメリットを紹介しよう。
空間を広く使うことができる
置き型のテレビには、必ずテレビ台が必要だ。液晶テレビになってテレビはどんどん薄型になっているが、テレビ台は相変わらず狭いリビングに存在感を示している。壁掛けテレビにすればテレビ台が必要なくなり、空間を広く使うことができる。
地震で倒れるリスクがない
薄型の液晶テレビは軽くできているので、テレビ台に置いてあるだけだと地震のときに倒れて壊れてしまう危険性がある。その点壁掛けテレビは壁に固定されているため、地震でテレビが落ちる危険性は少ない。ただし、正しく設置できていなければ落下のリスクもあるので注意が必要だ。
見た目がオシャレでスタイリッシュ
壁掛けテレビはテレビ台を使わないので、まるで映画のスクリーンのように見た目がオシャレでスタイリッシュだ。ゲーム機やレコーダーを収納するためにテレビ台を置いたとしても、上に何も置かずに扉で見えないように収納してしまえば、部屋全体がスッキリとする。
掃除が楽
テレビ台は、テレビの静電気によってホコリが集まりやすい。掃除をするときもテレビ台ごと動かして掃除しなければならないが、壁掛けテレビにすればテレビ台がないため掃除もしやすくなる。
4. 壁掛けテレビの設置に関してよくある疑問と答え

壁掛けテレビの設置について、よくある疑問とその答えを集めてみた。
自分で設置できる?
DIYが得意な方であれば、自分で設置してしまえば設置費用を節約できる。ただし、壁掛けテレビは重量があるため、壁のどこに取り付けてもいいというものではない。設置に適した位置を判断するのが素人では難しいのだ。
設置した場所が間違っていた場合、壁が重さに耐えきれず、壁掛けテレビが落ちて破損してしまう危険性がある。費用はかかるが、専門業者に依頼したほうが安心だ。
業者に施工をお願いしたときの費用は?
壁掛けテレビの設置を業者にお願いしたときの費用は、テレビの大きさや壁の種類などによって違ってくる。一般的には、4万~8万円で、これに配線隠蔽やモールなどのオプション料金がかかる場合がある。
地震がきても大丈夫?
テレビ台に置いてあるテレビよりも、壁掛けテレビの方が地震には強いといわれている。しかし強度のある壁に正しく設置してあることが条件であり、地震の大きさによって落下するリスクはゼロとはいえない。
設置する高さはどうやって決める?
テレビの高さというのは、意外と難しい。高すぎても低すぎても首や肩が痛くなってしまうのだ。また、視聴スタイルによっても高さが変わってくる。
壁掛けテレビのデメリットとして、一度取り付けてしまうと高さ調整が難しいので、取り付ける前に家族と話し合ってベストポジションを選んでおこう。一般的に見やすい高さは100cmといわれているので、まずはそこから修正していくとよいだろう。
テレビを買い替える際の注意点は?
壁掛けテレビを買い替えるときに注意しなければならないのが、金具の種類だ。同じメーカーであればとくに問題はないかもしれないが、違うメーカーの場合、金具の形状が全く異なってしまう。そのため、違うメーカーの壁掛けテレビを取り付ける場合には、前の金具を外して再度別の金具を取り付けなければならない。
5. 壁掛けテレビはデメリットもメリットもある!じっくり検討することが大切

壁掛けテレビにすれば、オシャレでスタイリッシュな空間となる。すぐにでも飛びつきたくなるが、その前にメリットとデメリットがあることをしっかりと認識することが大切だ。壁に穴を開けなければならない、一度設置したら簡単には動かせないなどのデメリットと、空間を広く使える、地震に強いなどのメリットを比較しながら決めることだ。
決して安くはない買い物だからこそ、あとで後悔することがないようにじっくりと検討することが大切だ。
結論
壁掛けテレビには、メリットだけでなくデメリットもある。とくに壁に穴を開けなければならないので、賃貸住宅の方にとってはハードルが高いだろう。また、設置する費用も決して安くはない。壁掛けテレビを設置するときには、慎重に検討して決めることが大切だ。