目次
- 1. コバエの種類と発生場所を知ることが駆除への第一歩
- 2. コバエの効果的かつ即効性がある駆除方法
- 3. コバエの駆除はめんつゆでもできるってホント?
- 4. そもそもコバエを寄せ付けないようにすることが大切
- 500mlのペットボトルを3分の1くらいの高さで切り取り、底の部分で容器を作る
- ペットボトルに1cmくらいの水と、同量のめんつゆを入れる
- 2の中に食器用洗剤を5滴くらい垂らす
- コバエが発生しがちなキッチンや水回りに配置する
1. コバエの種類と発生場所を知ることが駆除への第一歩

一口にコバエといってもその種類はさまざまであり、家の中に現れ、駆除の対象となるコバエは主に4種類である。駆除方法を考える前にまず、一般的にコバエと呼ばれている複数の虫の特徴と発生場所を紹介していく。
チョウバエ
チョウバエは、身体全体が毛で覆われた5mm程度の大きさの黒いコバエだ。浴室やトイレ、洗面所などの排水口などに生息する。
ショウジョウバエ
ショウジョウバエは、黄赤色の身体と赤い目が特徴だ。腐った果実をはじめとする食品を好むため、生ゴミに発生しやすい虫である。
ノミバエ
黒褐色のノミバエは、跳ねるような動きをする害虫だ。生ゴミや排水口、腐った植物を好み俊敏に動きまわる。食品に潜り込んで産卵するため、早急な駆除が必要だ。
キノコバエ
キノコバエは、蚊のような細い身体を持ち、腐った植物を好む。観葉植物の腐葉土に卵が混入し、成虫が家の中に発生するというケースが多い。
2. コバエの効果的かつ即効性がある駆除方法

続いて、コバエのおすすめの駆除方法を紹介していこう。
即効性があるのはスプレータイプの殺虫剤を使った駆除
コバエを見つけた際、効果的にすぐ駆除するにはスプレータイプの殺虫剤を使うのがおすすめだ。対象のコバエに向かって吹きかけるだけで簡単に駆除できる。発生場所やコバエによって効きやすい殺虫剤が変わるので、状況に合わせて使い分けるとよいだろう。
捕獲タイプの殺虫剤を使って駆除する方法もある
捕獲タイプの殺虫剤は、コバエを待ち構えたり追いかけたりする手間なく駆除できるといったメリットがある。事前に準備して設置しておけばよい気軽さもポイントだ。キッチン周りなど、スプレーを噴霧できない場所にも使える方法である。捕獲タイプの殺虫剤は、観葉植物付近に発生するキノコバエや浴室などを好むチョウバエに効かない製品もあるため、スプレータイプの殺虫剤と合わせて使うのがおすすめだ。
3. コバエの駆除はめんつゆでもできるってホント?

コバエを駆除する方法は殺虫剤以外にもあるということをご存じだろうか。ここでは、めんつゆを使ったコバエの駆除方法を紹介しよう。
いわゆる「めんつゆトラップ」と呼ばれる手作り捕獲器
コバエは、めんつゆと洗剤を組み合わせた「めんつゆトラップ」を作って駆除することも可能だ。家にある材料で気軽に手作りできるのがメリットである。
めんつゆトラップの作り方
効果が持続するように、最低でも1週間に1度はコバエの処理とめんつゆの交換をするようにしよう。
効果は限定的だが薬剤を使用しないメリットはある
めんつゆトラップは、即効性のある殺虫剤に比べると効果が薄い。しかし、薬剤を使用しない分安心であることや、キッチン周りでも気兼ねなく使いやすい点はメリットといえるだろう。
4. そもそもコバエを寄せ付けないようにすることが大切

コバエは殺虫剤やトラップを使って駆除できるが、可能であれば発生しない環境を作ることが好ましい。駆除の手間を減らすためには、そもそも家の中にコバエが発生しない工夫が必要である。ここでは、コバエの発生を防ぐ方法を紹介しよう。
水回りはこまめに掃除する
コバエは、三角コーナーや排水口などのように、油汚れや石けんカス、髪の毛などが溜まりやすい場所を好む傾向にある。そのため、水回りを清潔に保つことがコバエの発生を防ぐことに繋がるだろう。
生ゴミは速やかに処分する
ゴミ箱のフタが開いていたり、生ゴミが放置されていたりすると、そのにおいがコバエを寄せつけ、駆除が必要となる。コバエの餌となる生ゴミは袋に入れて密封し、速やかに処分することを心がけよう。
食べ残しをそのままにしない
食べ残しをそのままにしておく行為もコバエの発生に繋がる。また、ショウジョウバエのようにアルコールのにおいを好むコバエもいるため、飲みものにも注意が必要だ。
結論
コバエは、スプレータイプや捕獲タイプの殺虫剤や、手作りのトラップを使って駆除できる。コバエの種類や発生場所によって効果的な駆除方法が異なるので、自宅の状況に合わせた対策を行うとよいだろう。コバエは水回りの汚れや食品などを好む傾向にあるため、ゴミや食べ物をこまめに片付けて室内を清潔にしておくことも重要だ。