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自転車

自転車に乗る際のマナーは?通行場所や運転方法に関するルールを解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年11月 8日

自転車は便利な交通手段だ。免許もいらなければ、年齢制限もない。だからこそ危険が伴うことを忘れてはいけない。最近では自転車の危険運転による交通事故が多発しており、社会問題にもなっている。ここでは、自転車に乗る際のルールやマナーをもう一度確認してみよう。

  

1. 自転車関連の事故の現状

自転車事故
自転車による交通事故は、どれくらいあるのだろう。

交通事故の約2割は自転車の事故

警視庁による統計では、令和3年の自転車による交通事故は、69,694件と前年よりも2,021件ほど増加している。コロナで公共交通機関を敬遠した方達が自転車通勤を始めるようになり、交通事故の発生も多くなったとみられている。自転車による交通事故は、全交通事故の2割前後を占め、横ばい傾向が続いているが、令和3年の割合は令和2年よりも増えている。

原因の大半がルール違反

自転車事故の原因の多くが、ルール違反だ。自転車に乗っていて死亡事故につながったケースでは76%、負傷事故につながったケースでは63.2%が法令違反を犯している。
最も多いのが自動車との事故で、半分以上が出合い頭の衝突による交通事故だ。交差点で左右を確認せずに、自動車とぶつかってしまう事故が多い。

2. 自転車が守るべきルールとマナー | 通行場所

自転車専用レーン
自転車が守るべきマナーで、基本的なことをいくつかおさらいしておこう。知識としてわかっていても、実際に違反していることもあるのではないだろうか。※地域によって交通に関する条例は異なります。詳細は、お住まいの地区町村の条例を確認しましょう。

原則として車道を走る

道路交通法では、自転車は「軽車両」扱いとなっている。そのため、原則として車と同じように車道を走ることがルールとなっている。車道と歩道の区別がある場所では車道を、自転車専用レーンが設けられている場所ではレーン内を走るのがマナーだ。例外として、子どもや高齢者などは歩道を走ることができる。

車道の左側を通行する

自転車は軽車両ではあるが、道路の真ん中を走ってはいけない。車道の左側を通行するのがルールだ。ときどき、右側を走っている自転車をみることがあるが、これはルール違反といえる。

歩道を通行する際は車道寄りを徐行する

車道の路肩がせまく、どうしても歩道を通行しなければならない場合がある。そのようなときには歩行者の通行の邪魔にならないように、車道寄りを徐行するのがルールだ。歩道はあくまでも歩行者優先なので、場合によっては一時停止しなければならない。

3. 自転車が守るべきルールとマナー| 備え

自転車
安全に自転車を運転していても、万が一ということがある。備えは万全にしておきたい。

ヘルメットを着用する

子どもを乗せて自転車を運転するときには、必ずヘルメットを着用させるのがマナーだ。子どもを自転車に乗せていて事故に遭った場合、約3割の子どもに頭部損傷があるという。ヘルメットを着用しておけば、事故の衝撃から子どもの頭を守ることができる。

損害賠償責任保険に加入しておく

自転車に乗っていて事故を起こしたとき、多額の損害賠償が発生することがある。死亡事故となると、数千万円もの賠償金を払わなくてはならないケースも珍しくない。もしものときに備えて、損害賠償責任保険などに加入しておくと安心だ。

結論

自転車の事故の原因は、多くがルール違反、マナー違反だ。自転車は車道の左端を通行するのが基本的なマナー。また、飲酒運転、スマホ操作、ヘッドホンでの大音量、無灯火、二人乗りなどは法令違反となって罰則の対象となるので絶対にやめよう。自転車のマナーを守って、安全運転を心がけよう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2022年11月 8日

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