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豆苗の再生栽培

豆苗の再生栽培方法やコツ | 正しい育て方や限界回数を解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年11月 9日

スーパーで簡単に手に入り、お手頃価格の豆苗。年間を通して価格も安定しており、お財布にやさしい野菜だ。しかも、再生栽培ができるため人気急上昇となっている。食べる楽しみだけでなく、育てる楽しみもある。豆苗の再生栽培方法やコツを紹介しよう。

  

1. 豆苗とは?

えんどう豆
豆苗とはエンドウ豆のスプラウトだ。種から伸びた茎と葉を食べられる。スプラウトといえば、カイワレ大根やブロッコリーもおなじみだが、親野菜よりも栄養価が高い。
豆苗の栄養価は、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンKが豊富に含まれている。

2. 豆苗を再生栽培する方法

豆苗の再生栽培
豆苗は、一度刈り取っても再び栽培して食べられる。豆苗の上手な再生栽培方法を紹介しよう。

豆苗を切る位置

まず豆苗を上手に再生栽培するためには、最初の刈り取り位置が重要になる。根本の小さな「わき芽」に注目しよう。わき芽を育てることによって、再び収穫できる。
わき芽の少し上を刈り取るようにする。豆やスポンジから5~7cmくらいのところを目安として刈り取ればいいだろう。

豆苗を再生させる方法

【水を入れた容器で育てる方法】
最も簡単な方法は、豆苗に水を入れた容器で育てる方法だ。
タッパやプラスチックパックなど、浅めで豆苗の根がすっぽり収まる容器を用意しよう。
豆の下まで水を入れて、そのまま日当たりのよい場所に置くだけだ。水は毎日交換する。
1週間ほどで食べごろの大きさに成長する。
【土で育てる方法】
豆苗は土でも再生栽培できる。
プランターに培養土を入れて育てる。そのまま植えると密集してしまうので、間隔をあけて株分けするといいだろう。
豆苗を植える前に、刈り取ったあとの豆苗の根をしばらく水に浸しておく。少し茎が伸びたところで土に植えてやると失敗しにくい。

3. 豆苗の再生栽培のコツ

豆苗
豆苗は比較的簡単に再生栽培できるが、コツを知っておけば、失敗も少なくなるだろう。

日当たりの良い場所に置く

豆苗は日当たりのよい場所で育てると、元気に成長する。室内灯などでも育つが、茎が細く、風味も落ちる。ただし暑すぎても豆苗栽培はうまくいかない。夏場は直射日光を避け、レースのカーテン越しに育てるといいだろう。豆苗の栽培適温は、15~25℃だ。夏場のクーラーの効いた部屋、冬場の窓際は豆苗にとってあまり居心地がいいとはいえない環境なので注意しよう。

こまめに水を交換して清潔に保つ

豆苗の再生栽培でとくに注意したいのが、水の交換だ。こまめに水を交換しないと水が腐ったり、カビが生えてしまったりして食べられなくなる。1日1回、夏場は2回水を取り換えるようにしよう。根だけに水が届くようにして、豆の部分が水に浸らないような水加減にするのもコツだ。

虫が発生しないようにする

湿度や気温が高い夏場は、チョウバエ、コバエなどが発生する危険性がある。とくに水耕栽培では、水に虫が産卵してしまうと水が腐りやすくなる。虫が発生しないためにも、こまめに水を交換することが必要だ。
生ゴミをこまめに捨てるなど、虫を寄せ付けないように周辺環境も整えておこう。

4. 再生栽培した豆苗の収穫方法

豆苗の再生栽培
豆苗を再生栽培すると、1~2週間ほどで食べられるくらいに成長する。

1~2週間で収穫が可能

豆苗は、季節や環境によって生育の早さが変わる。夏は、新鮮な水をこまめに交換して、冬は暖かい場所で育てると収穫も早くなるだろう。様子を見ながら、だいたい買ってきたときと同じくらいの大きさになったら収穫しよう。

再生回数は2回が限界

再生栽培できる豆苗だが、何回再生できるのだろう。再生にも限度があり、スーパーで購入した豆苗は、2回までなら美味しく再生できると考えられている。1回の購入で3回分楽しめる。
3回目では、成長するためのわき芽が少なくなってしまうため、成長が著しく悪くなる。
夏場は容器の水温が上がりやすくなって、豆が腐ったり、カビが生えたりする。藻が発生することもある。
2回目以降は、成長が遅くさまざまなトラブルが発生しやすいので、おすすめしない。

結論

豆苗はエンドウ豆のスプラウトだ。水耕栽培や土でも再生栽培できる。上手に再生させるポイントは、日当たりとこまめな水の交換。虫が発生しないようにすることだ。スーパーで購入した豆苗は、一般的に2回までなら再生が可能といわれている。ぜひ、チャレンジしてみよう。
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  • 更新日:

    2022年11月 9日

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