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ネギの再生栽培

ネギの再生栽培方法 | 土や水での育て方や肥料の与え方を解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年11月14日

料理をしていて、薬味として少しネギがあったらよかったのにと思ったことはないだろうか。ほんの少し使いたいときなどには、わざわざ買いに走らなくても再生栽培しておけば便利だ。ネギは生命力が強い野菜なので再生栽培に最適なうえ、調理で捨てる根の部分を使うためお金もかからない。そこで今回は、ネギを再生栽培する方法やコツを紹介しよう。

  

1. 再生栽培とは?

ネギ
そもそも、再生栽培とはどのような栽培方法なのだろうか。

根っこの成長点を活用した栽培方法

再生栽培とは、野菜の根っこを使って栽培し、そこから食べられるように再生することだ。根っこの部分さえついていれば、成長点を活用して育てることができる。成長点とは、茎の先端や根っこなどの野菜が勢いよく成長する部分のこと。この部分を切断すると、野菜はわき芽を成長させようとするため、再生が可能となる。再生方法は、水耕栽培やプランターに土を入れて根っこを挿すだけだ。あとは、日当たりのよい場所で管理すれば、簡単に野菜を育てることができる。

再生栽培できる野菜

再生栽培できる野菜は意外と多い。葉物野菜では「小松菜」「チンゲン菜」「モロヘイヤ」「三つ葉」「クレソン」などがある。薬味野菜では「ネギ」「わさび」「ショウガ」などがそうだ。「ニンジン」「大根」「カブ」などの根野菜は根の部分ではなく、葉っぱを再生させて食べる。今まで捨てていた部分を再生して再び食材として活用できる再生栽培は、生ごみの減量と食費の節約にもつながる一石二鳥な方法といえるだろう。

2. ネギを再生栽培する方法 | 土

ネギの再生栽培
ここでは、土を使ってネギを再生栽培する方法を紹介しよう。

準備や植え付け

ネギを土で再生栽培する場合には、プランターか1.5~2リットルのペットボトルを用意しよう。ネギは成長すると高さが出るため、ペットボトルを活用するのが便利だ。ペットボトルは上部を切って使うといい。水はけをよくするため鉢底に石を敷いて土を入れ、カットしたネギを植えよう。

成長に応じて肥料を与える

ネギを立派に育てるためには、成長に応じて2週間に1回程度、液体肥料を与えるといい。

育て方のコツ

ネギを土で再生栽培する場合、石灰を土に混ぜると育てやすい。石灰はホームセンターで購入できるが、おせんべいなどに入っている乾燥剤でも代用できる。また、土は水はけのいい赤玉土を使うとネギの育ちがよくなるので覚えておこう。
購入したネギを再生栽培するなら、10cm程残して土に植えた方が早く収穫することができる。ネギは成長すると花が咲く。通称「ネギ坊主」と呼ばれているものだ。花が咲いてしまうとネギ自体が固くなったり、風味が落ちたりするので、早めにカットしてしまおう。

3. ネギを再生栽培する方法 | 水

ネギの再生栽培
もっと手軽に、水耕栽培でネギを再生させることができる。

準備や育て方

ネギは育つと丈があるので、深めの容器が必要だ。ペットボトルの口の部分をカットするとちょうどいい容器になる。まずは購入したネギの根っこから10cm程のところで切り、底の部分に根がくるように入れる。数本入れるときには、輪ゴムでまとめておくといいだろう。次にネギの根っこが半分浸るくらいまで水を入れ、日当たりのよい場所に置いて管理してほしい。

水や肥料の与え方

水耕栽培で育てる場合は、できるだけ毎日水は取り替えよう。肥料は液体肥料を施すといい。必ずしも必要ではないが、液体肥料を使うことで成長を早め、多くの収穫を楽しむことができる。

育て方のコツ

ネギを水耕栽培で再生させる場合、もっとも大切なことは日当たりのよい場所に置くことだ。また、ネギの品種選びにもコツがある。水耕栽培で比較的失敗が少ない品種は「葉ネギ」「九条ネギ」だ。初心者はこれらの品種から始めるといいだろう。

4. ネギは何回再生できる?

新芽
ネギは非常に生命力の強い野菜だ。とはいっても水耕栽培では栄養面で限界がある。ネギの株も弱ってくるので、2回目以降は土に植えよう。土に植えて1ヶ月に1回のペースで追肥してやれば、数カ月は繰り返し収穫が望める。ただし、何度も収穫を繰り返していると風味も落ちてくるので、新しいネギに植え替えた方がいいだろう。

結論

ネギは生命力が強いので、再生栽培に向いている野菜だ。水耕栽培でも土でも比較的簡単に育てることができる。どちらの育て方も、日当たりのよい場所に置くことがネギのより早い成長には欠かせない。ネギを買ってきたら、根っこから10cm程残してカットして育てよう。成長に応じて追肥を施してやれば、長く楽しむことができる。ただし、水耕栽培の場合には、2回目以降は株が弱ってしまうため、土に植えることをおすすめする。
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  • 更新日:

    2022年11月14日

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