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自炊

自炊は節約にならない?食費を安く抑えるコツや定番メニューを解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年11月 5日

光熱費だけでなく、食品の値上がりが気になる昨今。節約するとすれば、一番手っ取り早いのが食費ではないだろうか。一人暮らしでは、自炊する方、そうでない方とさまざまだ。外食から自炊に変えることで食費を節約することができるのだろうか。ここでは、自炊の上手な節約方法などを紹介しよう。

  

1. 自炊は食費の節約になるか?

食費
1ヶ月の一人暮らしの食費は、総務省の統計(※1)によると新型コロナ前の令和元年では40,331円、直近の令和3年では38,410円となっている。約4万円の食費と考えていいだろう。
この金額は外食の多いケースも含めた平均であるため、ほぼ自炊している場合は、1週間の買い物は3,000~4,000円程度だと考えられる。毎日外食、あるいは中食をしていて自炊をしていない場合と比べると、当然自炊の方が節約できそうだ。
しかし、これも継続して自炊ができる場合だ。夜遅くまで残業が続けば、自炊どころではないかもしれない。帰りがけにコンビニ弁当で間に合わせるという方も多いだろう。場合によっては、自炊で節約どころか食費が高くなってしまうこともある。
自炊による食費の節約は、外食とのバランスや、ある程度のコツが必要だといえそうだ。

2. 自炊しても節約にならないケース

食費計算
一生懸命自炊しても、節約にならないケースもある。

食材をすぐに使い切る

食材をすぐに使い切ってしまうのでは、節約にならない。食材を余らせてしまうのを気にするあまり、1食分の量しか購入しない。あるいは、購入した食材を1回で食べ切ってしまうのでは、自炊での節約効果はあまり期待できない。
自炊の節約効果を上げるには、特売品をまとめ買いして、作り置きおかずにすること。あるいは、上手に下処理をして冷蔵・冷凍して保存することだ。

食材を正しく保存していない

食材をせっかく安くまとめ買いしても、保存方法を間違えてしまうと味が落ちたり、日持ちしなかったりして、結局無駄にしてしまう。食材に適した保存方法を学ぼう。
また、冷蔵庫の中は常に整理整頓しておく。冷蔵庫の奥に消費期限切れの食材が眠っていることのないようにして、食材を無駄にしないことも節約方法のひとつだ。

日持ちしない料理を作っている

一人暮らしでは、1回の食事の量は決まっている。保存に向いていない料理を一人で食べ切れないほど作ると、廃棄することが多くなり、食費の節約にはならない。節約を目的に自炊をするなら、食材を安く購入し、なおかつ手を変え品を変えて数日間食べられる料理にすることだ。冷凍できるおかずや、冷凍しても味や食感の変わらないおかずを用意することがコツだ。

3. 自炊で食費を節約する方法

作り置き
自炊で食費を節約する方法やコツを紹介しよう。

過去の食費を確認する

自炊で食費を節約しようと思ったら、まず過去の食費がどれくらいかかっていたのかを確認しよう。過去の食費を確認することで、どこに無駄があったのか、何を節約できるのかが明確になる。さらに、自炊前と自炊後の出費の違いもわかるので、モチベーションの維持にもつながる。

食費にかける予算を決める

1ヶ月にかかる食費がだいたいわかったところで、1週間単位で予算を決めていこう。予算を決めることによって、メニューや食材選びの判断材料にもなる。

食材を無駄にせず使い切る

自炊で食費を節約するために大切なことは、食材を無駄にしないで計画的に使い切ることだ。使い切ることによって買い物に行く回数も減り、節約につながる。

買い物に行く回数を減らす

スーパーに行く回数を減らしてみよう。たとえば週に2回を1回にしてみてはどうだろう。スーパーに行くと、ついあれこれと余計なものを買ってしまうものだ。さらに、スーパーの特売日を狙って、より安く食材を手に入れるといいだろう。

冷凍庫や電子レンジを活用する

食材を使い切る方法として、冷凍庫や電子レンジを上手に活用しよう。特売日などにまとめ買いして、冷凍保存する。とくに一人暮らしの場合には、使う分だけフリーザーバックに小分けしておけば、レンジで解凍するだけなので調理も簡単になる。

料理は作り置きする

食材を使い切るためには、できるだけ作り置きできる料理を作ることだ。時間がないときでも、すぐに食べることができる。作り置きしておけば、献立の品数も増やすことができる。作り置きするポイントは、冷凍しやすい食材を選ぶことだ。

4. 食費節約のために自炊を続けるコツ

野菜炒め
せっかく自炊を始めても、長続きしないのではないかと不安になる方も多いだろう。自炊を続けるコツを紹介しよう。

簡単な料理から始める

今まで料理をしてこなかった、料理はどちらかといえば苦手だという方は、簡単な料理から始めよう。せっかく料理をするのだからと手の込んだ料理を作ると、疲れてしまってモチベーションを維持することができない。自炊初心者は、まず手間や時間がかからず、失敗の少ない料理から始めよう。
【簡単にできる自炊メニュー】
・マグロの漬け丼
保存袋にマグロと調味液を入れて、20分ほどなじませる。丼にご飯とマグロを乗せ、卵黄、大葉、ゴマなどを好みで振りかける。漬けて乗せるだけの簡単レシピだ。
・野菜炒め
一人暮らしをしていると、どうしても野菜不足が気になる。そのようなときには、野菜がたっぷり食べられる野菜炒めがおすすめだ。冷蔵庫に余っている野菜もまとめて炒めてしまおう。フライパンひとつでできるので後片付けも簡単だ。

片付けの手間がかからないように工夫する

一人暮らしの自炊は、片付けの手間を少なくすればストレスも軽減できる。後片付けが簡単になるように、調理器具を極力少なくする工夫をしよう。例えば、フライパンひとつでできるメニューにすれば、洗い物も少なくて済む。

無理をしない

自炊を長続きさせるコツは、無理をしないことだ。毎日自炊だと疲れてしまうこともある。たまには、レトルトや冷凍食品、スーパーのお惣菜に頼ってもいい。便利なものを適度に取り入れていけば、自炊も長続きする。

結論

上手に自炊をすると、食費の節約になる。節約方法のポイントとしては、まず今までの食費を確認し、予算を決めることだ。食材を無駄にせず使い切るためには、料理は作り置きし、冷凍庫や電子レンジも活用しよう。自炊を続けるコツは、簡単に作れるメニューから始め、無理をしないことだ。
(参考文献)
※1出典:総務省統計局e-Stat 「家計調査報告書」(単身者)2021年(令和3年)
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  • 更新日:

    2022年11月 5日

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