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水道代は平均いくら?計算方法や今日からできる節水術まで徹底解説!

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年11月22日

水道代を節約したいなら、まず平均がいくらかなのか確認しておきたい。ご家庭の水道が平均と比較して、高いのか安いのかをチェックすることが重要だ。この記事では、水道代の平均を世帯別と地域別にわけて紹介する。水道代の計算方法や、節水のポイントとあわせて解説しよう。

  

1. 水道代は平均いくら?

水道代
水道代の平均を世帯別と地域別にわけてまとめた。ご家庭の水道代と比較してみよう。

世帯人数別・水道代の平均

  • 1人:2,248円
  • 2人:4,344円
  • 3人:5,749円
  • 4人:6,465円
  • 5人:7,307円
  • 6人以上:9,190円
上記は政府統計による家計調査家計収支編(※1)2021年の世帯1ヶ月平均だ。世帯人数が多いほど使用する水の量が増えるので、一人暮らしなら安いが大家族だと水道代は高くなる傾向がある。

地域別・水道代の平均

  • 北海道地方:4,428円
  • 東北地方:5,042円
  • 関東地方:4,315円
  • 北陸地方:4,722円
  • 東海地方:4,098円
  • 近畿地方:4,159円
  • 中国地方:4,416円
  • 四国地方:3,836円
  • 九州地方:4,041円
  • 沖縄地方:3,621円
政府統計による家計調査家計収支編(※1)2021年の、地方別平均を参考にしている。東北地方が最も高く、沖縄地方が一番安いのがわかるだろう。気候や生活のスタイルによって、水道代は異なるようだ。

2. 水道代の計算方法

お金
水道代の平均をチェックするなら、まず計算方法を覚えておきたい。水道代の内訳と平均使用量、計算例をまとめたので紹介しよう。

水道代の内訳

水道代の内訳は上水道代(基本料金と従量料金)と下水道代(従量料金)、消費税で成り立つ。計算するためにそれぞれを確認しておこう。
【上水道代】
上水道代の基本料金とは契約すると必ずかかる料金のことで、口径(水道管の太さ)によって金額が決まっている。従量料金は水の使用量が増えれば増えるほど、高くなると考えればわかりやすい。使用量によって1m3(立方メートル)あたりの単価が変動するケースもある。ただし、自治体によって上水道代は異なるので、事前に確認しておくことが重要だ。
【下水道代】
下水道代は排出した水に対してかかる料金だ。正確な使用量を把握するのは困難なので、上水道の使用量をそのまま下水道の使用量とすることが多い。こちらも自治体によって1m3の単価が異なるので、計算する際にはあらかじめチェックしておこう。なお、一部の地域では下水道代がかからないケースもある。

水道の平均使用量

  • 1人:8.1m3
  • 2人:14.9m3
  • 3人:19.9m3
  • 4人:23.1m3
  • 5人:27.8m3
  • 6人以上:34.1m3
上記は東京都水道局の令和2年度生活用水実態調査(※2)による平均使用量だ。検針票をチェックして、ご家庭の使用量と比較してみよう。

水道代の計算例

水道代は「(上水道代(基本料金と従量料金)+下水道代(従量料金))×消費税率」で計算できる。東京都水道局を例にあげて計算例を紹介しよう(※3)。メータ口径が20mmだった場合、上水道代の基本料金は1,170円だ。1m3ごとの単価は使用量によって異なり、1~5m3で0円、6~10m3で22円、11~20m3で128円、21~30m3は163円になる。
上水道の使用量が30m3の場合は、「0×5m3=0円」+「22円×5m3=110円」+「128円×10m3=1,280円」+「163円×10m3=1,630円」で「3,020円」が従量料金だ。よって「1,170円(基本料金)+3,020円(従量料金)=4,190円」が上水道代になる。
下水料金は0~8m3まで一律で560円だ。9~20m3以上になると1m3の単価で計算する。9~20m3が110円、21~30m3は140円だ。下水道の使用量が30m3だと、「0~8m3一律560円」+「110円×12m3=1,320円」+「140円×10m3=1,400円」で、3,280円が下水道代になる。
つまり「4,190円(上水道代)」+「3,280円(下水道代)」×消費税率が、使用量30m3の水道代(1ヶ月)になるわけだ。基本的に水道代の請求額は2ヶ月分がまとめてくる。1ヶ月の使用量が同じくらいなら、2倍にして請求額を計算してほしい。

3. 水道代を少しでも節約するための方法

お皿荒い
ちょっとした習慣でも水道代は節約できる。水道代を平均より下げるために、5つの方法をチェックしよう。

洗濯で節水するコツ

まとめて洗濯をして洗濯機を回す回数を減らせば、水の使用量を少なくすることが可能だ。そのほか、お風呂の残り湯を使ったり、すすぎが1回でよい洗剤を使ったりといった方法がある。

トイレで節水するコツ

トイレのレバーは「大」と「小」で使い分けよう。小のほうが水の使用量は少ないため、適切に使用することで節水になる。ただし、無理に小を使用すると詰まりの原因になるので注意しよう。節水トイレの導入を検討するのもおすすめだ。

洗い物で節水するコツ

つけ置きをしたり、油汚れを新聞紙などで拭き取ったりすれば、洗い物に使用する水の量が減らせる。水の流しっぱなしはNGなので、スポンジで擦ってる間は止めておこう。水道代を手軽に節約したいなら、節水効果が高い食器洗い乾燥機の購入を検討してほしい。

お風呂で節水するコツ

シャワーの流しっぱなしに注意して、湯船にお湯をはる回数を少し減らすとよい。手元に止水ボタンがあるシャワーヘッドに、交換するのもよいだろう。ただし寒い冬は、体を温めるために長時間シャワーをあびるより、湯船につかったほうが水道代の節約になることもある。

節水コマを取り付ける方法もある

節水コマとは、蛇口内部に取り付ける節水用のアイテムだ。ホームセンターなどで買えるほか、水道局の営業所で無料配布しているケースもある。給湯用の蛇口には不要で、レバー式水栓など一部の蛇口には取り付けができないので、事前に確認しておこう。

4. 水道代の平均を把握してご家庭での節水につなげよう

水道
節水を始めるなら、まずは水道代の平均を確認することが重要だ。ご自宅の水道代が平均よりも高いなら、水を無駄に使っている可能性がある。平均より安い水道代を目指して、紹介した節約方法を試してみてほしい。

結論

水道代の平均は世帯人数や地域によって異なる。まずはそれぞれの平均とご自宅の水道代を比較してみよう。水道代の計算方法も紹介したので、ぜひチェックしてほしい。さらに洗濯やトイレ、洗い物などの節水方法を紹介した。日頃からの習慣に取り入れて、水道代の節約を目指そう。
(参考文献)
※1:総務省統計局ホームページ「家計調査(家計収支編)調査結果」
※2:東京都 水道局「もっと知りたい「水道」のこと」
※3:東京都 水道局「料金・下水道料金の計算方法(23区)」
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  • 更新日:

    2022年11月22日

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