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加湿器

加湿器の選び方!加湿方式別のデメリットもきちんと理解しておこう

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年11月 7日

加湿器にはいろいろなタイプがあるため、どれを選べばよいのかわかりにくい。選び方を間違えると、十分に加湿できなかったり、お手入れや給水に手間がかかったりする可能性がある。この記事では、加湿器の加湿方式や適用畳数など、選び方のポイントを解説する。加湿方式別にメリットやデメリットを紹介するので、選ぶときの参考にしてほしい。

  

1. 加湿器選びの基本!4つの加湿方式の特徴を理解しよう

加湿器
加湿器の加湿方式は「気化式」「スチーム式」「超音波式」「ハイブリット式」に分かれる。選び方の基礎知識として、それぞれの特徴とメリット、デメリットをチェックしよう。

気化式の特徴とメリット・デメリット

【気化式の特徴】
気化式は水を含ませたフィルターに送風して、加湿する仕組みだ。水に濡らしたタオルに扇風機で風を送ると考えれば、わかりやすい。水を加熱しないため、万が一こぼしてしまっても安心だ。

【気化式のメリット】
  • 電気代が安い
  • 送風口が熱くならない
  • 給水がしやすい
【気化式のデメリット】
  • ファンの動作音がする
  • 部屋が冷えやすい
  • 大型のモデルが多く設置にスペースをとる

スチーム式の特徴とメリット・デメリット

【スチーム式の特徴】
ヒーターを搭載しており、加熱した水蒸気をファンで送り出して加湿する。加湿能力は強いが、送風口が熱くなるので注意しよう。なお、熱くならないタイプのスチーム式加湿器も登場している。

【スチーム式のメリット】
  • 加湿力が強い
  • 短時間で加湿できる
  • 加熱するため雑菌が繁殖しにくい
  • 室温をあげる効果がある
【スチーム式のデメリット】
  • 電気代が高い
  • 吹き出し口が熱くなる
  • カルキが付着しやすい
  • 給水がしにくい
  • 加湿が始まるまで時間がかかる

超音波式の特徴とメリット・デメリット

【超音波式の特徴】
超音波の振動を水に伝えることで、ミスト(霧)を発生させる仕組みだ。ミストをファンで送風して部屋に広げる。雑菌が繁殖しやすいため、除菌機能があるかどうかも選び方のポイントだ。

【超音波式のメリット】
  • 価格がリーズナブル
  • 電気代が安い
  • コンパクトで置き場所に困らない
  • デザイン性が高いモデルが多い
  • 静音性が高い
【超音波式のデメリット】
  • 雑菌が繁殖しやすい
  • 水滴が大きいため周りが濡れやすい
  • 加湿できる範囲が狭い
  • 給水がしにくい

ハイブリッド式の特徴とメリット・デメリット

【ハイブリット式の特徴】
気化式とヒーターを組み合わせた「加熱気化式」と、超音波式とヒーターを組み合わせた「加熱超音波式」に分かれる。加熱気化式は水を含ませたフィルターに温風をあてる仕組みだ。加熱超音波式は加熱したお湯をミストにする。

【加熱気化式のメリット】
  • 気化式より効率よく加湿できる
  • 部屋が冷えない
  • 素早く加湿できる
  • 給水がしやすい
【加熱気化式デメリット】
  • 本体価格が高い
  • 気化式と比較して電気代が高い
  • 大型のモデルが多く設置にスペースをとる
  • ファンの動作音がする
【加熱超音波式のメリット】
  • 雑菌が繁殖しにくい
  • 静音性が高い
  • 給水がしやすい
【加熱超音波式のデメリット】
  • 加湿できる範囲が狭い
  • 水滴が大きいため周りが濡れやすい
  • 超音波式と比較して電気代が高い

2. 部屋の広さに合う加湿器を選ぶことも重要

加湿器
部屋の広さに適した加湿器かどうかを確認するのが、選び方の基本だ。適用畳数や部屋別の選び方を紹介する。

「木造和室6畳」「洋室7畳」などの適用畳数をチェック

適用畳数が不足していると十分に加湿できないため、適用畳数をチェックしよう。同じ加湿器でも、木造やプレハブ洋室など、建物や部屋によって適用畳数の選び方は異なる。
気密性が高いプレハブ洋室だと8畳でも、木造和室だと5畳くらいだ。マンションなどの気密性が高い住宅はプレハブ洋室、洋室でも木造住宅なら木造和室の適用畳数を参考にしよう。
ただし、最近の住宅は気密性が高いものが多いため、やや小さめでも問題ないこともある。一方でパワフルに素早く加湿したいなら、部屋の広さより適用畳数が大きいものを選ぶとよい。

寝室やリビングなどで使用する場合の目安

部屋の広さにもよるが、寝室などの個室なら定格加湿能力「300~500ml/h」が目安だ。一般的なリビングなら、「700~900ml/h」がよいだろう。より広いワイドリビングなら、「1000~1200ml/h」を選ぶと十分に加湿できる。

3. 電気代を抑えるなら上位モデルの加湿器を選ぶ手もある

加湿器
加湿器の電気代を抑えたいなら、上位モデルの購入を検討しよう。選び方で迷ったときの参考にしてほしい。

加湿スピードが早く電気代も安い上位モデルがある

上位モデルの加湿器は高機能だ。短時間で一気に加湿する機能や、消費電力を抑えるエコモードを搭載した加湿器も多い。「スピーディーに加湿をしたい」「電気代を抑えたい」と考えているなら、上位モデルの購入を検討しよう。ただし、上位モデルは価格が高いので、機能とのバランスを考えることが選び方では重要になる。

4. 清掃性・タンク容量・機能なども加湿器選びのポイント

加湿器
加湿方式や適用畳数以外に確認しておきたい、選び方のポイントをまとめた。お手入れのしやすさとタンク容量、付帯機能について解説する。

お手入れのしやすさ

加湿器を清潔に使用するためには、お手入れのしやすさをチェックしておきたい。加湿方式によって手入れの方法は異なるので、事前にチェックしておこう。また、お手入れがしやすいように工夫された加湿器も多い。タンクや気化フィルターが取り出しやすいか、確認しておくのが選び方のポイントだ。

タンクの容量と給水のしやすさ

広い部屋を長時間加湿する場合、タンクの水を何度も入れ替える必要がある。タンクの容量が大きな加湿器を選べば、給水の手間を減らせるだろう。一方でタンクが大きいと本体が大きくなるので、設置スペースとの兼ね合いが重要だ。
また、タンクの容量とあわせて給水のしやすさも確認しよう。給水の方法や、タンクの持ちやすさなどをチェックしてほしい。タンクの容量が多いと水を入れたときに重くなるので、持ち運びをするときのことも考えておこう。

タイマーや調湿などの付帯機能

タイマーや調湿(自動運転)などの付帯機能も、選び方の重要なポイントだ。タイマーがあれば設定した時間にスイッチのオン・オフができ、調湿があれば最適な湿度に自動で調整してくれる。
アロマオイルを入れることで香りが楽しめる機能や、雑菌の繁殖を抑える機能がついた加湿器もあるので、ぜひチェックしてほしい。お子さんがいるご家庭ならチャイルドロックというように、必要な機能をリストアップしておくのがおすすめだ。

結論

加湿器の選び方で迷ったときは、まず4つの加湿方式をチェックしよう。それぞれメリットとデメリットがあるので、十分に比較したうえで選んでほしい。適応畳数や清掃性、タンク容量、機能も重要なポイントだ。加湿スピードが早かったり電気代を抑えられたりする上位モデルもあるので、あわせて参考にしてほしい。
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  • 更新日:

    2022年11月 7日

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