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電動歯ブラシ

電動歯ブラシと手磨きのどっちがいい?メリットやデメリットを解説

投稿者:ライター 廣澤京子 (ひろざわきょうこ)

鉛筆アイコン 2022年11月16日

電動歯ブラシと歯ブラシは、手動か電気かで違うのはもちろんだが、それぞれ歯にとってのメリットやデメリットがある。今回は、電動歯ブラシと普通の歯ブラシとで磨くとどんな違いがあるのか、どっちで磨く方がいいのかについても解説しよう。

  

1. 電動歯ブラシと普通の歯ブラシの違い

電動歯ブラシ
歯ブラシは、手で磨くものと電動のもの、どっちもある。中でも電動歯ブラシは、「電動歯ブラシ(高速回転タイプ)」「音波歯ブラシ」「超音波歯ブラシ」の3つに分類されているのだ。電動歯ブラシは、1分間におよそ3千~7千回という速さで左右に反転する。音波ブラシは1分間に2万~4万回、超音波歯ブラシは1分間に120万回程度の振動に加えて超音波で歯を磨いてくれる。電動歯ブラシでも普通の歯ブラシでも、どっちで磨いても歯をキレイに保てるようにしたいものだ。手動も電動もどっちにもメリットやデメリットがあるので、次の項から詳しく紹介していく。

2. 電動歯ブラシのメリット

電動歯ブラシ
電動歯ブラシで磨くと、どんないい影響があるのか早速みていこう。

効率よく歯を磨ける

電動歯ブラシは歯を1つずつ包み込むように磨けるため、歯垢除去の効果が上がる。普通の歯ブラシで磨くよりも、効率よく歯を磨けるのだ。人の手の力では出せない速さで歯に振動をたくさん与え、短時間で汚れを除去できる。歯周ポケットの中など、手では届かない部分の清掃も行えるのだ。電動歯ブラシで磨くことで、歯垢、歯周ポケットのどっちにも効果があるだろう。

年齢を問わず誰でも使える

使用年齢の合っている電動歯ブラシを使えば、子どもから高齢者まで簡単に歯磨きができるのだ。力の弱い方や歯ブラシを握る力がない方でも、歯に振動を与えることで歯垢を楽に落とせる。手動歯磨きが苦手な人に電動歯ブラシはおすすめだ。

常に一定の力で磨ける

電気の力で動く電動歯ブラシは、軽く支えるだけで歯に均一の圧力を与えて磨ける。普通の歯ブラシであれば磨きムラが出るが、電動歯ブラシはどこの歯でも常に一定の力で磨けるのだ。
電動歯ブラシと歯ブラシのどっちもお持ちの方は、二刀流で磨くとさらに口腔内環境を清潔に保てるだろう。歯並びが悪い人などは、普通の歯ブラシも上手に使うといいかもしれない。

3. 電動歯ブラシのデメリット

電動歯ブラシ
電動歯ブラシを使うデメリットはどんなものがあるのだろうか。電動歯ブラシのいい面を知って自分に合ったものを選んでほしい。

歯ブラシ本体の価格が高い

電動歯ブラシは、普通の歯ブラシに比べて相場が数千~数万円と価格が高いのだ。ブラシ部分は交換ができるが、先端だけでも数百円する。手動、電動のどっちにしても歯ブラシは消耗品であるため、積み重なると出費がかさむだろう。

歯や歯茎を傷つける可能性がある

パワーの強い電動歯ブラシや、自分の歯茎や歯に合っていないものを使用すると、歯茎に傷ができたり出血したり、おまけに歯の表面が削れるなどの恐れがある。高速で振動しているので、手の力が加わらないように注意したいものだ。正しい磨き方をしないと、歯茎と歯のどっちも傷つける可能性がある。

電池や電力が必要になる

電動歯ブラシは乾電池式や充電式のものがあり、電池の交換や毎回の充電など、手間とお金がかかるのだ。コンパクトなものではないので、携帯用として持ち歩くといったことが難しい点もある。ただし、携帯用の電動歯ブラシも売られているので、気になる方はチェックしよう。

4. 普通の歯ブラシのメリット

歯ブラシ
普通の歯ブラシのメリットはどんなものがあるのだろうか。3つに分けて解説しよう。

必要なときにすぐ買える

普通の歯ブラシは、小さな薬局やコンビニ・スーパーなど、どこでも手軽に買える。旅行や急な出張でも、現地でサッと調達できるだろう。

歯ブラシ本体の価格が安い

普通の歯ブラシは、ものによっては数十円、数百円と比較的安価で手に入れられる。毎日使うものなので不潔になりやすく、同じものを使い続けると清掃効率も悪くなるため、歯ブラシは月に1回のペースで替えると衛生的にもいい。

種類が豊富に揃っている

普通の歯ブラシは毛先の種類やヘッドの厚さなどの種類が豊富で、自分の口腔内に適したものを選べる。大人用だけではなく、乳児用や子ども用・歯周病用など、成長や口の中の状況に応じて手軽に選べるのだ。

5. 普通の歯ブラシのデメリット

歯
普通の歯ブラシのメリットが分かったところで、デメリットはどんなものがあるのだろうか。

正しく磨くには技術がいる

手動での歯ブラシは小回りがきき、細かいところの汚れまで清掃できるが、ブラシや磨く角度など、磨き方に技術が必要になるのだ。同じ歯ブラシでも磨き方に差が出てしまうことがあるので、歯科に行って技術を学んでもいいだろう。手動、電動のどっちにしても、正しい歯ブラシの使い方は学んでおいて損はないだろう。

磨くのに時間がかかる

普通の歯ブラシで磨く場合は、丁寧に磨く必要があるため時間がかかる。電動歯ブラシよりも、磨き終わりが少し遅いだろう。電動でも手動でもどっちもある程度時間は要するが、手動が約3分なのに対して電動は約2分で、1分程手動の方が時間はかかる。

6. 電動歯ブラシと普通の歯ブラシのどっちがいい?

電動歯ブラシ
電動歯ブラシと普通の歯ブラシはどっちがいいのだろう。電動歯ブラシの選び方や注意点など、自分に合った歯ブラシを選ぶ大切さについて解説する。

自分に合うものを選ぶことが大切

使い方や口腔内の状況によって違うので、電動歯ブラシと普通の歯ブラシはどっちがいいとは一概には言えない。年齢や好み、口の中の状況によって、自分に合ったものを選ぶのがいいだろう。電動歯ブラシ・手動の歯ブラシのメリットやデメリットをどっちも把握して、好みのものを選ぶことが大切だ。

電動歯ブラシの選び方

電動歯ブラシを選ぶときのポイントは、自分の口のサイズに合っているものを選ぶことだ。メーカーによってヘッドの大きさが違うため、大きすぎると奥歯に届きにくい。逆にヘッドが小さすぎると、小回りはきくが磨くのに時間がかかることがある。普段使っている歯ブラシを購入時に持っていって、比べながら選ぶとジャストサイズの電動歯ブラシに出会えるかもしれない。
また、電動歯ブラシはヘッドの種類が選べるものもある。種類は、ステイン用・歯垢除去用・歯茎ケア用など、多彩なのだ。付属のブラシがついていれば磨き心地を試せるので、選ぶときの基準にしてほしい。

電動歯ブラシを使う際の注意点

電動歯ブラシを使うときは、ゴシゴシと力を加えて磨かないようにしよう。歯に摩擦が加わり、歯茎や歯にダメージを与えてしまうためだ。歯面に軽く当てるだけで磨いてくれるので、ゆっくり移動させながら全体的に歯を磨くといいだろう。歯ブラシを当てる角度にも注意しよう。手動の歯ブラシと同じく、歯の平面部分・噛み合う部分は90度、歯と歯茎の境目は45度だ。
電動歯ブラシのメーカーにもよるが、歯磨き粉は研磨剤や発泡剤の含まれているものは控えよう。電動歯ブラシは、歯磨き粉がなくても歯垢などの汚れを落とせる。電動歯ブラシで磨くときは長い時間磨く必要はないので、上下左右をそれぞれ30秒ずつ磨いて計2分程度で十分だ。

結論

電動歯ブラシと普通の歯ブラシは、どっちにもメリットやデメリットがある。自分の口腔内の状況に合わせて、歯ブラシを選ぶことが大切なのだ。今後、電動歯ブラシに変えようと思っている人がいれば、選ぶ時のポイントや注意点を参考にしてほしい。手動の歯ブラシも技術は必要だが、きちんと磨けば清潔な口腔内環境を保てる。好みや口の状況に合わせて、自分に合ったものを選ぼう。
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  • 更新日:

    2022年11月16日

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