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冷蔵庫

冷蔵庫の寿命はどれくらい?買い替えのサインや正しい処分方法も解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年11月23日

寿命を迎えた冷蔵庫は買い替えが必要だ。急に壊れて慌てることがないように、事前に寿命の目安をチェックしておこう。この記事では、冷蔵庫の平均的な寿命と兆候を紹介する。買い替えに適したタイミングや、寿命を迎えた冷蔵庫の捨て方とあわせて解説しよう。

  

1. 冷蔵庫の寿命はどれくらい?

冷蔵庫
冷蔵庫は寿命が近づくと壊れやすくなる。平均的な寿命の目安をチェックしておこう。

冷蔵庫の平均的な寿命は8~12年

冷蔵庫の寿命は8~12年ほどだ。寿命が近くなった冷蔵庫は、冷却機能が低下したりパッキンが劣化したりしやすくなる。故障などのトラブルも発生する可能性が高くなるので、注意してほしい。
ただし、冷蔵庫の寿命は使用頻度や環境、使い方で異なるため8~12年はあくまで目安だ。早く壊れることもあれば、長く使えるケースもある。冷蔵庫の様子をチェックして、寿命が近いかどうか判断することが大事だ。

2. 寿命間近の冷蔵庫に現れる兆候

冷蔵庫
冷蔵庫の寿命が近い場合、現れる兆候がある。2つのサインが確認できたら、寿命が近いと考えられる。

正常に作動しない

庫内が冷えなくなったり、水が漏れていたりといった異常があれば寿命が近いサインだ。冷蔵庫内部に温度にムラがある場合も、注意が必要になる。ほかにも氷ができなくなっていると、製氷機や冷凍庫が故障している可能性が高い。
ただし、これらの異常は簡単な対処で直るケースもある。冷蔵庫が冷えない場合は中身を詰め込まないように注意して、開閉の回数を減らしてみよう。水が漏れているときは、冷気を放出する部分を掃除してほしい。この方法を試しても改善しないときは、寿命の可能性がある。買い替えを検討しよう。

音が鳴りやまない

冷蔵庫を開けると冷気が逃げるため、冷やすためにコンプレッサーから音が聞こえる。閉めてしばらくすると止まるが、長時間鳴りやまないなら故障している可能性が高い。音が長時間鳴っていたり、異常な音が鳴ったりするときは、寿命が近いと考えられる。

3. 寿命間近の冷蔵庫を買い替えるタイミング

冷蔵庫
寿命が近い冷蔵庫は買い替えを検討してほしい。冷蔵庫をいつ買い替えるべきなのか、タイミングをチェックしておこう。

20年や30年も使い続けているとき

20年や30年前の古い冷蔵庫は、最新の機種と比較して電気代が高い。たとえば10年前の冷蔵庫を最新機種に買い替えると、約40~47%の省エネになるというデータがある(※1)。
平均的な寿命である8~12年を大幅に超えているため、ある日突然壊れてしまう可能性もあるだろう。電気代や故障のリスクなど古い冷蔵庫を使い続けるデメリットは多いため、買い替えを検討するのがおすすめだ。

修理や部品の交換ができないとき

主要メーカーにおける冷蔵庫の部品保有期間は製造中止から9年だ。保有期間を過ぎると修理に必要な部品がなくなるため、メーカーでの修理や部品の交換を断られることがある。部品保有期間が過ぎている場合は、買い替えたほうがよいだろう。
また、部品保有期間が過ぎていない場合でも、修理費用が高額になることがある。寿命が近い冷蔵庫は、修理してもまた別の部分が壊れる可能性が高い。買い替えたほうがお得なケースもあるので、よく検討したうえでどちらにするか決めてほしい。

4. 寿命を迎えた冷蔵庫の処分方法

家電リサイクル券
寿命を迎えた冷蔵庫は「家電リサイクル法(※2)」に従って処分しよう。粗大ゴミなどの通常のゴミとして処分できないので注意する。購入した店舗で引き取ってもらえるが、わからない場合は自治体に処分を依頼しよう。
自治体が指定する業者に引き取りを申し込む方法が一般的だ。しかし、対応する方法は自治体によって異なるため、公式ホームページや問い合わせで確認しておこう。収集・運搬料金やリサイクル料金がかかるので、事前にチェックしておくと安心だ。

自治体以外での処分方法

冷蔵庫を購入した店舗に引き取りを依頼する。店舗によって引き取りの方法は異なるため、まずは問い合わせで確認しよう。新しい冷蔵庫に買い替えるときは、購入する店舗に引き取りを依頼できる。
店頭や回収時に「家電リサイクル券」を記入しよう。あとは収集・運搬料金と、リサイクル料金を支払って冷蔵庫を引き渡せばOKだ。なお、買取サービスを利用する方法もあるが、寿命を迎えた古い冷蔵庫だと買い取ってもらうのは難しい。

結論

冷蔵庫の寿命は8~12年が目安になる。しかし、環境や使用頻度によって寿命は異なるため、兆候がないか確認することが重要だ。正常に作動しなかったり、音が止まらなかったりといったサインを見逃さないようにしよう。買い替えのタイミングや処分方法も紹介したので、あわせてチェックしてほしい。
(参考文献)
※1:経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ型機器の現状」
※2:経済産業省「家電リサイクル法特設サイト」
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  • 更新日:

    2022年11月23日

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