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家電なしで加湿する方法 | 電気を使わずに乾燥を防ぐには?

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年11月26日

部屋の空気が乾燥したら、加湿器などの家電なしでも加湿できる。空気が乾燥していると健康にも影響を与えるので、しっかりと対策することが重要だ。この記事では、家電なしで加湿をする方法を5つ紹介する。空気が乾燥する原因や乾燥が招くトラブルとあわせて解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 部屋の湿度が低下する原因とは?

温度湿度計
部屋の湿度が低下するのは気温が原因だ。空気中に含まれる水分量は気温によって変化する。冷たい空気は蓄えられる水分量が少ないため、寒い冬は空気が乾燥しやすいのだ。
また、エアコンなどの暖房を使用すると温度は上がるが、空気中の水分量は増えない。湿度(相対湿度)が低下して乾燥しやすくなるので注意が必要だ。加湿器がない場合は、家電なしの方法で加湿する必要がある。

部屋の乾燥が招くトラブル

湿度が下がると口や鼻の粘膜が乾燥しやすくなる。粘膜が乾燥すると、ウイルスや菌の侵入を防ぐ機能が弱くなる。そのうえウイルスは乾燥した空気で活発になるため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるのだ。
また、空気の乾燥によって皮膚や粘膜から水分が蒸発しやすくなる。寒い環境だと喉の渇きを感じにくく、気づかないうちに脱水症状のリスクが高くなるので注意しよう。肌や髪が乾燥するため、肌荒れやかゆみなど肌トラブルも起こりやすくなる。
あとは湿度が低いと床材や壁が乾燥して燃えやすくなるため、火災が起きるリスクが高い。乾燥した肌が帯電することで、静電気も発生しやすくなる。加湿器や家電なしの方法で加湿をして、適切な湿度(40~60%)を保つことが重要だ。

2. 家電なしで部屋を加湿する方法

部屋干し
加湿器などの家電なしでも部屋は加湿できる。家電なしでできる方法を5つ紹介するので、冬の乾燥対策として役立ててほしい。

バスタオルをぬらして干す

タオル用のハンガーにぬれたタオルを吊るせば、家電なしで加湿が可能だ。バスタオルが1枚あればよいので、出張や旅行先でも実践できる。加湿できる範囲は狭いため、自分の近くに吊るすのがポイントだ。就寝時は枕の近くに吊るせば粘膜の乾燥を防げるだろう。
洗濯機で脱水すると含まれる水分が少なくなるため、手で固めに絞るか短時間で脱水を終わらせるのがおすすめだ。タオルが乾いてきたら効果がなくなるので、小まめに水にぬらすとよいだろう。
フェイスタオルなど小さなタオルはすぐに乾いてしまうため、大きめのバスタオルがよい。部屋の広さにあわせてバスタオルの枚数を調整すれば、家電なしでも十分に加湿できる。

洗濯物を部屋に干す

部屋に洗濯物を干すと家電なしで簡単に加湿できる。タオルより量が多いので、朝に干せば1日中しっかりと加湿できるだろう。干す場所が不足している場合は、室内干し用の物干しスタンドを用意するとよい。
ただし、洗濯物がぬれた状態が長く続くと、雑菌が繁殖して部屋干し臭が発生しやすくなる。洗濯物同士の間隔をあけるなど、早く乾かすコツを実践しよう。扇風機やサーキュレーターを使うと素早く加湿でき、洗濯物も早く乾かせる。

霧吹きをする

霧吹きを空気中に吹きかけると、家電なしで簡単に加湿できる。細かいミストが出る霧吹きを使うのがポイントだ。一方で霧状の水分はすぐに蒸発するため、効果の持続は期待できない。快適な湿度を維持するには、小まめに霧吹きを使用する必要があるだろう。
霧吹きする量が多すぎるとカビの原因になるので注意が必要だ。布類や家電がぬれないように気をつけながら、水を小まめに交換して清潔を保ってほしい。なお、霧吹きがない場合は、コップに水を入れて置くだけでもある程度の効果が期待できる。

浴室のドアを開けておく

入浴後に浴室のドアを開けておけば、家電なしで加湿することが可能だ。入浴直後は湿気が多いので、落ち着くまでは換気扇を回しておくとよい。浴槽のフタを開けておけば、より高い効果が期待できる。
ただし、浴室と面していない部屋の加湿はできない。リビングと浴室がつながっている間取りでは、おすすめの方法だ。湿気が多すぎるとカビの原因になるので注意しよう。

植物を置く

植物には根から水を吸い上げて外に放出する働き(蒸散)がある。観葉植物を置いて定期的に水やりをすれば、家電なしで加湿することが可能だ。見た目も美しくインテリアとしても楽しめる。
葉が多い植物ほど蒸散する水分量が多い。広い部屋に置くなら、葉が大きな大型の観葉植物がおすすめだ。ポトスやモンステラ、ガジュマルなどの、初心者でも育てやすい観葉植物を選ぶとよいだろう。

結論

部屋の乾燥はさまざまなトラブルを招く。風邪をひきやすくなったり、肌や髪が乾燥しやすくなったりするため加湿が重要だ。家電なしで加湿できる方法は多いので、ぜひ試してみてほしい。バスタオルや洗濯物を干す方法ならすぐに実践できる。霧吹きや浴室のドアを開けるなどの方法もおすすめだ。植物には吸い上げた水分を放出する働きがあるので、家電なしでできる乾燥対策として取り入れるとよいだろう。
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  • 更新日:

    2022年11月26日

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