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お通夜のマナー|服装や持ち物からNGとされる行為まで徹底解説!

お通夜のマナー|服装や持ち物からNGとされる行為まで徹底解説!

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年12月 9日

急な訃報が届いたとき、お通夜の服装をどうしたらいいのか迷う方も多いだろう。お通夜に喪服を着るのはNGだとか、逆にお通夜でも喪服を着るのがマナーだとか、地域によってさまざまな考え方があるようだ。ここでは、一般的なお通夜のマナーやNGとされていることなどを紹介しよう。地域差があるので、あくまでも参考としてとらえてほしい。

  

1. お通夜のマナー|服装と持ち物

喪服
お通夜の服装は、地域による違いや、あるいは時代による変化があるようだ。お通夜は「取るものも取りあえず、駆けつけた」という意味で、平服で行くというマナーの地域もある。そういった地域では、喪服を着るのは「準備をしていた」ととらえられるNGマナーなのだ。
一方で、自宅葬よりもセレモニーホールが主流になった昨今、お通夜から喪服を着用するのが当たり前となった地域もある。この傾向は大都市に顕著にあらわれているようだ。
以下では、一般的なマナーを紹介する。

服装や靴などの身なり

一般的には、お通夜に喪服を着て参列するのはNGとされるマナーではない。急な訃報で喪服が用意できない場合などは、落ち着いた服装でもかまわない。
男性は喪服かダークスーツ、無地の白ワイシャツに黒ネクタイ、黒靴下、黒靴を身につける。女性は喪服か黒無地の洋服、黒ストッキング、黒靴を着用するのがマナーだ。
【NGとされる服装は?】
お通夜でNGマナーとされる服装は「透ける素材」「光沢のある素材」だ。また、露出度の高いノースリーブ、短いスカート丈、ボディラインを強調したピッタリとしたデザインのものなどがNGとされる。
また、冬にはコートが必要になるが、レザーやファー付きなど「殺生」をイメージするコートはNGマナーとされている。
【子どもや学生の服装は?】
子どもがお通夜に参列するときの服装に悩む方も多いだろう。子どもが学生で制服がある場合には、制服を着用するのが無難だろう。チェック柄やリボンのついた制服もあるが、制服は正装なのでNGマナーとはならない。未就学の子どもでは、できるだけ地味な色合いの洋服を着用すれば問題ないだろう。

バッグなどの持ち物

バックなどの持ち物も黒を基調としたシンプルなものが好ましい。数珠、袱紗、ハンカチが入るくらいの小ぶりのバックを葬儀用として用意しておくといいだろう。これらをセットにして保管しておくと、いざというときに慌てずに済む。
【NGとされる持ち物は?】
宗教によってNGとされる持ち物が異なってくるので注意したい。仏式のお通夜の場合には、金具の付いたバック、革製品などの持ち物はNGとされている。
神道やキリスト教のお通夜の場合には、数珠は持って行かないのがマナーだ。

2. お通夜のマナー|NGとされていること

香典
厳粛なお通夜という儀式には、昔からNGとされているマナーがある。

覚えておきたいNG行為4選

【香典に新札を包む】
香典に新札を包むのは、訃報が届くのを見越して準備していたかのようなイメージを与えてしまうので、NGマナーとなる。新札であっても、一度半分にたたんで折り目をつけてから香典袋に入れれば問題はない。
【私語・大きな声・笑う】
お通夜は、故人の冥福を祈る場だ。無駄な私語や大きな声、笑う行為はNGマナーだ。
【通夜振る舞いを断る】
通夜が終わると、故人を偲ぶための「通夜振る舞い」のお誘いを受けることがある。軽食をいただくものだが、これを断るのはNGマナーと考えられている。もし忙しくて、時間が取れないようであっても、ひと口でも箸をつけるのがマナーといえる。途中で退席しなければならない場合には、必ず遺族に声をかけるのもマナーだ。
【忌み言葉を使う】
通夜や葬儀では、使ってはいけない忌み言葉というものがある。たとえば「重ね重ね」「度々」などという言葉は、不幸を繰り返すようなイメージがある。また、「死亡」「生きていた」など直接的な表現もお通夜の場所ではNGだ。

お通夜に参列できないときは?

どうしてもお通夜に参列できないときのマナーも知っておこう。訃報は予期せずやってくるものだ。仕方がないこととして、お通夜に参列できないことを遺族に伝える。
あるいは、急なことで遺族も葬儀の準備などで忙しいこともある。参列できない代わりに、参列する人に弔意を託したり、弔電を打ったりすることもできる。

3. お通夜の流れもおさらいしておこう

葬式
お通夜の流れを把握しておくと、参列する際にも慌てなくて済むだろう。

仮通夜と本通夜

お通夜には、仮通夜と本通夜がある。
【仮通夜】
仮通夜は亡くなられてすぐに行われるもので、遺族が葬儀の準備や対応に慌ただしくしているときだ。親戚やよほど親しいお付き合いをしていた方以外は遠慮した方がよいかもしれない。
【本通夜】
本通夜は、最後のお別れに訪れる方たちを迎えて行われる儀式だ。参列者が順番に焼香をする。本通夜の焼香が終わったら、通夜振る舞いを行う地域も多い。お誘いを受けたら断らず、参加するのをマナーと考えるところが多いようだ。ただし、長居をするのはNGマナーといえる。
お通夜の流れ
お通夜は葬儀・告別式の前に行われる儀式だ。最近では、本葬よりもお通夜だけに参列する方も増えている。
  • 喪主や親族が集合
  • お通夜の参列者の受付 お通夜の開式の30分前に受付が始まることが多いので、マナーとして早めに済ませておく。
  • 僧侶到着
  • 着席する 故人と関係性が深い親族などは前方に、一般参列者は後方に着席する。
  • 開式(僧侶が入場)
  • 僧侶による読経
  • 焼香 喪主から親戚と故人との血縁が深い順に焼香し、その次に一般参列者が行う。
  • 僧侶の法話
  • 僧侶退場
  • 喪主の挨拶
  • 通夜振る舞い
  • 散会

結論

突然の訃報でお通夜に参列するときには、服装や持ち物のマナーに注意する。喪服が基本となっているところも多いが、地域によっては、お通夜の喪服はNGマナーとされていることもある。そのほかにも厳粛なお通夜には、さまざまなマナーがある。わからない場合には、葬儀社に聞くか、経験豊富な地元の人に相談するといいだろう。
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  • 更新日:

    2022年12月 9日

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