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年賀状

年賀状のマナー | 目上の方に送る際の正しい書き方や送り方を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年12月27日

年賀状を送る際は、基本的なマナーを確認しておく必要がある。失礼にならないように、送り方や書き方をマスターしておくことが重要だ。この記事では、年賀状のマナーについて、送り方と書き方、ビジネスに分けて紹介する。書き損じた場合の対処法とあわせて解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 年賀状のマナー | 送り方

ポスト
年賀状を送る際のマナーをまとめた。いつまでに投函するか、喪中のときはどうするかなど、基本的な知識をチェックしておこう。

12月25日までに投函する

年賀状を元旦までに配送してもらいたいなら、12月15日~12月25日の間に投函する。なお、松の内である1月7日までに届けば失礼にはならないので、少し遅れても問題ない。
1月7日以降になるようなら寒中見舞いとして出そう。ただし、ビジネス年賀状の場合は必ず元旦に届くように、12月25日までに出す必要がある。

通常はがきの場合は「年賀」と朱書きを入れる

通常はがきで年賀状を投函すると、年内に配達されるので注意が必要だ。年賀状と一目でわかるように、「年賀」と朱書きをしてから投函してほしい。

喪中のときは喪中欠礼を出す

自分が喪中の場合は「喪中欠礼状(もちゅうけつれいじょう)」を出す。年賀状の受付開始が12月15日ごろなので、それまでに届くよう、11月下旬~12月上旬頃までに投函する。一方で、相手が喪中なら年賀状を出すのはNGだ。

写真入りは目上の方には失礼になる場合がある

私的なイメージが強い家族の写真入り年賀状は、上司や取引先に出すと失礼になることがある。しかし、家族ぐるみでお付き合いしている場合など、喜ばれるケースもあるだろう。関係性にあった年賀状を選ぶのがマナーの基本になる。

2. 年賀状のマナー | 書き方

年賀状
年賀状の書き方について基本的なマナーを紹介しよう。表面と裏面に分けて書き方を解説する。

表面の構成

【住所は正しく書】
住所は都道府県から書くのがマナーだ。アパート名やマンション名も省略せずにしっかりと書こう。数字は縦書きなら漢数字、横書きならアラビア数字を使ってほしい。
【正しい敬称を使う】
年賀状に書く敬称は、個人なら「様」、会社や部署宛なら「御中」、医師や恩師なら「先生」だ。夫婦や家族の連名なら、それぞれの名前に敬称をつける。家族全員に宛てる場合は「御一同様」としよう。

裏面の構成

【正しい賀詞を使う】
新年を祝う言葉である「賀詞(がし)」を使用する。たとえば「賀正」「賀春」「初春」「慶春」などだ。漢字一文字で「寿」「福」「賀」「春」と書くこともある。ただし、目上の方への年賀状の場合、漢字1~2文字だとマナー違反になることがあるので注意が必要だ。
目上の方には「謹賀新年」「恭賀新年」など、漢字4文字がよい。また、「明けましておめでとうございます」「謹んで新春のお慶びを申し上げます」といった文章もしくは英語であれば、相手を選ばずに使うことができる。なお、賀詞は年賀状につき1つが基本なので、デザインに入っている場合は重複しないように注意しよう。
【忌み言葉は使わない】
不吉な事柄を連想させる「忌み言葉」を使うのはマナー違反だ。「終わる」「落ちる」「切れる」「苦しむ」「倒れる」「消える」「失う」といった言葉が当てはまる。また、去年の「去」という字は離れるといった意味があるので、「昨年」や「旧年」を使用してほしい。
【重複表現に注意する】
「新年あけましておめでとうございます」の場合、「新年」と「あけまして」の意味が重複している。また、元旦は1月1日の朝という意味だ。1月元旦、1月1日元旦などの表現は重複なのでNGとされている。
【句読点は入れない】
年賀状などのお祝いごとの場合、区切りをつけないという意味で句読点を入れないのがマナーだ。文章が長くなるときは、句読点の代わりに改行したりスペースを空けたりすれば読みやすくなるだろう。

3. 年賀状のマナー | ビジネス

年賀状
ビジネスで年賀状を送る際のマナーを紹介する。チェックしておきたい3つのポイントをまとめた。

企業名は省略せずに書く

年賀状で企業名を省略するのはマナー違反だ。株式会社を(株)、有限会社を(有)というような略称は使わず、そのまま書いてほしい。

部署名や役職を間違えない

部署名や役職を間違えないように確認する。しばらく連絡をしていない場合は部署や役職が変わっているケースもあるので、念のため調べておくと安心だ。

宛名は縦書きで漢数字を使う

カジュアルなイメージが強い横書きは、ビジネス年賀状では使わないほうがよい。そのため、宛名は縦書きが基本だ。縦書きは漢数字を使うが、「一二」のように数字が連続すると読みにくいケースもある。「十」と「ニ」を使って「十二」としてもOKだ。

4. 年賀状を書き損じた場合は?

年賀状
年賀状を書き損じたときのマナーを解説しよう。相手への失礼にならないように、対処法を確認しておく必要がある。

修正テープや修正ペンは使わない

年賀状に修正テープや修正ペンを使うのはマナー違反だ。書き損じないよう、慎重に書くようにしてほしい。

新しい年賀状に書き直す

書き損じた年賀状を送るのは失礼にあたる。二重線で消したり修正テープや修正ペンを使ったりはできないので、必ず新しい年賀状に書き直そう。

書き損じた年賀状は交換や寄付ができる

手数料は必要だが、郵便局の窓口に持っていけば切手や郵便はがきへの交換が可能だ。団体に寄付したり懸賞に使ったりしてもよいだろう。ただし、切手部分が破損したもの、宛名不明で戻ってきたものは、交換を受け付けてもらえない。

結論

新年の挨拶にあたる年賀状はマナーを守って送りたい。失礼にならないように、正しい送り方と書き方をチェックしておこう。とくにビジネス年賀状は信用にも関わるため、基本的なルールを十分に確認しておくことが大事だ。書き損じたときのマナーについても解説したので、あわせてチェックしてほしい。
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  • 更新日:

    2022年12月27日

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