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多肉植物

多肉植物の寄せ植えの作り方!組み合わせやおしゃれに見せるコツも

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年12月 6日

多肉植物の寄せ植えをするときの組み合わせには、注意が必要だ。組み合わせによっては管理が難しいことがあるので、作り方の基礎知識をチェックしておこう。この記事では、多肉植物の寄せ植えする際のポイントを初心者向けに解説する。基本のやり方やお手入れ方法、おしゃれな寄せ植えを作るアイデアも紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 多肉植物を寄せ植えする際のポイント

多肉植物
多肉植物を寄せ植えする前に、知っておきたい基礎知識を紹介する。寄せ植えしたあともイキイキと育つよう、事前に確認しておこう。

生育期が同じ植物を組み合わせる

生育期とは植物が育つ成長サイクルのことだ。多肉植物は原産地によって、春秋型と夏型、冬型に分けられる。生育期ごとに適した管理方法が異なるため、寄せ植えする際は同じグループで組み合わせてほしい。
【春型・秋型の特徴】
春や秋に成長する多肉植物で、初心者でも育てやすいといった特徴がある。生育適温は10~25度が目安で、蒸し暑い夏は断水で強制的に休眠させるとよい。代表的な多肉植物にはエケベリアやハオルチア、セダム、センペルビウム、リプサリス、アエオニウム、オロスタキス、ペペロミア、パキフィツムがあげられる。
【夏型の特徴】
夏に生育するタイプの多肉植物だ。生育適温は20~30度と高温を好む一方で、過度な湿気を嫌う傾向がある。根腐れ防止のため、夏は風通しの良い場所で育てよう。アロエやカランコエ、サンセベリア、ユーフォルビア、アガベが代表的な夏型の多肉植物だ。
【冬型の特徴】
低温を好む特徴があり、生育適温は5~20度が目安になる。一方で霜が降りるほどの低温には弱い品種が多いため、必ず5度以上で管理しよう。水やりは冷える時間帯を避けて、晴れた日の午前中にしてほしい。冬型の多肉植物には、アルギロデルマやリトープス、アエオニウム、プレイオスピロス、オトンナ、コノフィツムがあげられる。

元気な苗を選ぶ

緑色の元気な苗を選ぶのが、多肉植物の寄せ植えを成功させるポイントだ。茎が細かったり変色したりしているような苗は、病害虫への抵抗力が弱い傾向がある。光合成が十分に行われているようなキレイな色の、茎がしっかりとした苗を選ぼう。

レイアウトをきちんと考える

事前に寄せ植えのレイアウトを決めておくと、バランスよく仕上がる。トレーなどに並べて、どこにどの多肉植物を植えるのか考えておこう。なお、多肉植物同士の間隔が開くと、スカスカとして見栄えが悪い。詰めるようにレイアウトするのが、寄せ植えのポイントになる。

2. 多肉植物を寄せ植えする方法

多肉植物
多肉植物の寄せ植えに必要な準備と方法をまとめた。詳しい手順をチェックして、正しいやり方で寄せ植えしてほしい。

準備しておくもの

  • 多肉植物用の用土
  • 植木鉢(底穴が開いているもの)
  • 土底ネット
  • 移植ゴテやスコップ
  • ピンセット(お箸でもOK)
  • ハサミ
植木鉢は素焼きなど通気性のよい素材がおすすめだが、それ以外を使用する場合は用土に1割ほど川砂を混ぜるとよい。移植ゴテやスコップは小さいタイプがおすすめだ。ピンセットやお箸、ハサミは清潔なものを用意しよう。

寄せ植えの流れ

  • 土底ネットを敷いたら用土を入れる
  • 苗をポットから取り出してから土を落とす
  • フチ側から一株目の多肉植物を植える
  • 一株目に寄り添わせるように他の多肉植物を植えていく
  • 少し高いところから隙間に土を入れ込む
  • 寄せ植えが完成した1週間後から水やりをする
多肉植物を土に置き、その下をピンセットやお箸でかき混ぜるようにすると根が土に潜っていく。大きな苗から順番に植えていくのがポイントだ。最終的な土の量は、鉢のフチから1~3cm下を目安にしよう。

3. 多肉植物を寄せ植えしたあとの管理とお手入れ

多肉植物のお手入れ
寄せ植えしたあとの多肉植物の管理方法を解説する。水やりと肥料、置き場所、仕立て直しなど、お手入れのやり方を紹介しよう。

水やり

生育期の土が乾いたときが水やりのタイミングだ。鉢底穴から水が流れるくらいたっぷりと与える。寄せ植えで土が見えない場合、葉の張りが少しなくなるのが目印だ。水やり直後の重さを覚えておき、軽くなったら水やりをするといった方法もある。
また、株全体に水をかけると多肉植物がキレイになるが、白粉が剥がれたり綿毛が固まってしまうことがあるので注意。白粉や綿毛がある多肉植物の場合は、水のかけすぎに気をつけてよう。

肥料

多肉植物に肥料は基本的には必要ないが、生育期間に元気がないなら与えたほうがよい。希釈するタイプの液体肥料がおすすめだ。葉にかからないように注意しながら、株元の土を十分に湿らせてほしい。

置き場所

寄せ植えを作った1週間後までは明るい日陰で管理しよう。その後は高温多湿を避け、直射日光を避けて日当たりがよい場所で育てる。飾りたい場所に日が当たらない場合は、1日に数時間ほど移動させよう。
また、寄せ植えにすると蒸れやすいので、風通しのよい環境で育てるとよい。サーキュレーターで空気を循環させるのもおすすめだ。

仕立て直し

寄せ植えを作ってから3~4ヶ月ほどたつと、多肉植物が伸びて見栄えが悪くなる。伸びすぎた苗を抜いて別の苗を植えたり、胴切りをしたりして仕立て直すとよい。
胴切りとは形が悪い葉や茎をハサミで切ることだ。胴切り後は切り口が乾燥するまで待ち、その後に水やりを再開させよう。なお、生育期の初期の時期が仕立て直しに適している。

4. 多肉植物の「おしゃれな寄せ植え」を作るアイデア

多肉植物
多肉植物の寄せ植えをおしゃれに仕上げるアイデアをまとめた。3つのコツを実践して、自分だけの寄せ植えに仕上げよう。

テーマを決めて品種を選ぶ

まずは飾る場所やテーマを決めて、それに適した品種を絞り込む。多肉植物は形やカラーが豊富なので、組み合わせ次第でさまざまな表現が可能だ。小さな苗で揃えてみたり、形やサイズが違うものを並べてみたり、品種の選び方で仕上がりが大きく異なる。

カラーとアクセントで個性を出す

多肉植物の寄せ植えはカラーの選び方が重要だ。同系色でまとめれば落ち着いた印象に、複数の色を取り入れれば華やかな印象になる。多くの色をバラバラに配置したり、グラデーションになるように並べたりしてもおしゃれだ。また、変わった形の多肉植物はアクセントになる。背が高い品種や枝垂れて伸びる品種を積極的に取り入れよう。

鉢や飾り方にこだわる

お皿やマグカップ、ブリキ缶を寄せ植えの鉢として活用する。鉢とあわせてコーディネートすることで、よりおしゃれな仕上がりになるだろう。ガラス容器の中で栽培するテラリウムもおすすめだ。
また、飾り方を工夫することでおしゃれな寄せ植えが完成する。寄せ植えの中に家や人形のオーナメントを置いて箱庭にしたり、鉢をハンギングで吊るしたりするとよいだろう。

結論

多肉植物の寄せ植えをしたいなら、まず生育期を確認する。春秋型と夏型、冬型に分かれるので、同じグループの品種で揃えよう。それから寄せ植えの方法やその後の管理方法を確認して上手に育ててほしい。テーマを決める、鉢や飾り方にこだわるなど、オシャレに仕上げるアイデアもあわせてチェックしておこう。
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  • 更新日:

    2022年12月 6日

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