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お年玉

お年玉は何歳まであげるべき?金額の相場や渡し方のマナーを解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年12月28日

お正月にかかわる準備のひとつに、お年玉がある。子どもにとってお年玉はお正月の楽しみのひとつ。しかし、いざあげる立場になると、金額の相場に悩むことも多いのではないだろうか。お年玉をあげるのは何歳までなのか。年齢に応じた相場はどれくらいなのかなど、お年玉のマナーを紹介しよう。

  

1. お年玉は何歳まであげるべき?

お年玉
一般的にお年玉は、何歳まであげるものなのだろうか。

年齢に関する明確な決まりはない

お年玉をあげるのは何歳まで、と決めている方もいるだろう。一方で、何歳まであげたらいいのだろうと悩む方もいる。もらう側も社会人になって自分で稼げるようになったのに、まだお年玉をもらうのは躊躇するという方もいるだろう。実は、お年玉をあげるのに何歳までという明確な決まりはない。
そもそもお年玉は「御歳魂(おとしだま)」が語源とされ、その年の歳神様に備えられた鏡餅を意味する。供えたあとに家族、使用人に分け与える習慣だった。それが、江戸時代になるとお正月の小遣いとして奉公人に渡す習慣になったのだ。このようなことから目上から目下に渡すという形式は変わらないが、とくに何歳までという決まりはない。

親戚に甥や姪ができた場合

親戚に甥や姪ができた場合は、やはりお年玉を考えておかなければならない。親しい親族間では何歳から何歳までお年玉をあげるべきか、何歳まではこの金額など、ある程度ルール決めをしておくと悩まずに済む。

2. お年玉の金額の相場は?

お年玉
お年玉は、何歳までという決まりはないものの、年齢に応じた金額をあげるのがマナーだ。そぐわない金額をお年玉としてあげてしまうと、常識を疑われてしまう可能性もある。一般的な相場を知っておけば、迷うこともないだろう。

未就学児の場合

3~6歳の未就学児のお年玉の相場は500~1,000円程度になるだろう。お金の種類を覚えるという意味で1円、5円、50円、100円、500円硬貨を1枚ずつ入れるという方法も、最近注目されている。

小学校低学年の場合

小学校低学年のお年玉の相場は、1,000円、2,000円、3,000円などが考えられるが、2,000円以内というケースが多いのではないだろうか。とはいえ、500円は少数派のよう。何歳までと決まってはいないが、小学校の入学を機に「お札」が登場するというのが暗黙の了解といえるかもしれない。

小学校高学年の場合

小学校高学年のお年玉の相場は3,000円といったところだろう。小学校高学年になると、自分でお菓子を買ったり、子ども同士で出かけてお金を使ったりする機会も多くなる。自分のお財布を持つのもこの頃だろう。正しい金銭感覚のためにも多すぎず少なすぎずといった金額で、3,000円が妥当と考えられているようだ。

中学生の場合

中学生のお年玉の相場は5,000円あたりになってくるだろう。小学生から中学生になると行動範囲、交友範囲も広がり、お小遣い制度も始まる頃だ。小学校と高校でもらえるお年玉の額からも5,000円が最もバランスのよい金額といえるかもしれない。

高校生の場合

高校生のお年玉の相場は、ぐんと跳ね上がって10,000円程度が目安になるだろう。ただし、中学生と同じく5,000円というケースもあるだろうし、たくさんの子どもにお年玉をあげなければならない場合などは、予算の関係もあるため少なくなるだろう。いずれにせよ、高校生のお年玉は少し奮発したほうがよさそうだ。

大学生・社会人の場合

このあたりが何歳までお年玉をあげるかのボーダーラインかもしれない。大学生や社会人のお年玉の相場はケースバイケースだろう。家庭の考え方によっては、高校を卒業、あるいは成人になったらお年玉は終わりにするというケースも多いようだ。

3. 知っておきたいお年玉マナー

お年玉
お年玉は、単なるお小遣いとは違う。意味があるものなので、渡すときにもマナーを守るようにしよう。

目上の人から目下の人に渡す

お年玉のもともとの由来は、歳神様へのお供え物である丸餅だ。お供え物である丸餅を歳神様から家長へ、家長から家族や奉公人に配られるものだった。そのため、お年玉は目上の人から目下の人に渡すのがマナーとなっている。
目上や上司に当たる人に渡す場合はお年玉ではなく、寸志や感謝といった形で渡すのがいいだろう。

お金をそのまま渡さない

お小遣いと違い、お年玉は神様へのお供物だ。ありがたいお供物なので、お金をそのまま渡すのではなく、ポチ袋などに包んで渡すのがマナーだ。ポチ袋が用意できない場合には、懐紙やティッシュに包んで渡すようにする。

結論

お年玉は、何歳まであげるのかという明確なルールはない。しかし、お年玉の相場はだいたい決まっている。過剰に多い、反対に少なすぎる金額では、あげる方の金銭感覚が疑われてしまうかもしれない。相場はきちんと把握しておこう。お年玉は必ず目上から目下へと渡す。また、必ずポチ袋などに包むのがマナーだ。
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  • 更新日:

    2022年12月28日

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