目次
1. ヘッドホンの種類 | イヤーパッド

まずはイヤーパッドの形状によって分類した種類から見ていく。形だけでなく使い勝手や音質にも違いがあるので、自分がほしいヘッドホンに合うものをチョイスしてほしい。
オーバーイヤー
耳をイヤーパッドですっぽりと覆うタイプ。この種類は耳を完全に覆い隠すためイヤーパッドが大型になりやすく、重量も重い傾向がある。その分スケールの大きいサウンドを楽しめて、音漏れも少ない。音質を重視する方に向いている。
オンイヤー
オンイヤーはその名の通り耳の上にのせるタイプを指す。オーバーイヤーのように耳は覆わないが、耳にフィットさせて音楽を楽しめる。オーバーイヤーよりも持ち運びやすく、価格もリーズナブルだ。
インイヤー
イヤーパッドを耳の穴に差し込むタイプで、カナル型イヤホンとも呼ばれる。軽量で歩きながら使いやすいので、通勤中やランニング中にも役立つ。密閉性が高く、周囲の音を遮断しやすい。
2. ヘッドホンの種類 | 形状

ヘッドホンを形状で分けると、オーバーヘッド型、ネックバンド型などの種類がある。こちらも種類によって音質やつけ心地などが違ってくる。
オーバーヘッド型
ヘッドホンの中でもっともオーソドックスな種類がオーバーヘッド型だ。左右2つのスピーカーにヘッドバンドがついていて、頭にかぶるように装着する。音を再生するドライバーユニットが大きいため、高音質なのがメリットだ。
ネックバンド型
オーバーヘッド型同様、左右のスピーカーにバンドがついているタイプだが、バンドを後頭部に当てて使う。後頭部と耳の上部で固定するため、オーバーヘッド型よりも小型で軽い傾向にある。帽子をかぶっているときでも使え、ヘアスタイルが乱れないのも魅力だ。しかし締め付けを感じやすく、長時間使うのにはあまり向かない。
片耳型
片耳のみのヘッドホンで、クラブDJなどが使うケースが多い。短い持ち手を握って使うため常に装着する必要がなく、使いたいときにだけサッと使用できる点で重宝されている。
3. ヘッドホンの種類 | 密閉性

ヘッドホンの種類は、ドライバーユニットが密閉されているかどうかによっても異なってくる。外出先で音楽を楽しみたいなら密閉型一択だが、室内での映画鑑賞など開放型が適しているシーンもある。用途に応じて選んでみよう。
密閉型
クローズド型とも呼ばれる種類で、ヘッドホンの外側に当たるハウジング内にドライバーユニットが密閉されているタイプ。ドライバーユニットの正面からは耳に向かって音が出るが、背面は密閉されているため外部に音漏れしない。低音域や細かい音も拾いやすく、周囲の音も遮断しやすい。
開放型
オープン型とも呼ばれる種類で、ドライバーユニットが外側から見える構造のものを指す。ハウジングの外側がメッシュ仕様になるなどで、ドライバーユニットの背面からも音が鳴るため、音がこもりにくくすっきりと聞こえる。臨場感が出やすい一方、音漏れするため屋外での使用には向かないといえる。
セミオープン型
セミオープン型は密閉型と開放型の中間的存在だ。ハウジングに小さい穴を開けるなどでドライバーユニットの背面から音が出るが、開放型よりは音漏れしにくい。音質も両方の中間程度で、低音と立体的な音をバランスよく両立させている。
4. ヘッドホンの種類 | 接続方法

ヘッドホンの種類は接続方法によっても異なる。従来のヘッドホンはコードがついた有線タイプが主流だったが、最近はワイヤレスで使える無線タイプも数多くある。
有線タイプ
3.5mmもしくは6.3mmプラグ付きのコードを接続する種類のヘッドホン。無線タイプよりも音質に優れている傾向にあり、値段も比較的リーズナブルだ。またコードから給電できるため、充電不要で使える。
無線タイプ
Bluetoothなどでデバイスと接続する種類のヘッドホンで、コードなしで使える。コードが絡まる、手に引っかかるなどのわずらわしさがなく便利なのがメリットだ。最近はBluetoothの改良により音質も向上してきている。
結論
ヘッドホンにはイヤーパッドによる種類のほか、形状やかぶり方による種類、構造による種類などがある。外出先で使うなら密閉型のオンイヤーやインイヤー、自宅で音質のよさを楽しむならオーバーヘッド型のオーバーイヤーを選ぶなど、ニーズに応じて適した種類を選ぼう。