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加湿器

加湿器の電気代は安い?タイプごとの電気料金や節約のコツを解説

投稿者:ライター ブルーナ明子 (ぶるーなあきこ)

鉛筆アイコン 2022年12月 7日

暖房機器を使用する季節は、とくに室内の空気が乾燥しやすいため、加湿器の使用を検討する場合も多いだろう。しかし、電気代の目安がわからず、どのタイプを選べばよいかわからないという人もいるはずだ。そこで今回は、加湿器の電気代をタイプ別に紹介し、電気代を節約する方法や正しい使い方を解説しよう。

  

1. 加湿器の電気代は安い?それとも高い?

加湿器
加湿器の電気代は、安いのか高いのかよくわからないという人もいるのではないだろうか。そこで、ここでは4種類の加湿器に分けて、特徴や電気代、電気代の計算方法について比較しながら解説しよう。なお、電気代は1kWh当たり27円として算出する。

スチーム式加湿器の電気代

ヒーターで水を沸騰させ、スチームをファンで送り出すタイプの加湿器だ。蒸気式加湿器ともよばれ、効果的に加湿できるだけでなく、加湿している際中もスチームを見れるため、加湿している実感を得やすい。また、水を沸騰させてスチームをつくるため、衛生的であるのが特徴である。
プレハブや洋室などの8畳ほどに対応できるものの消費電力は、130Wから260Wほどである。この機種を1時間使用すると、電気代は3.5円から7.0円になる。

気化式加湿器の電気代

気化式加湿器は、内蔵されるフィルターを水で濡らし、ファンによる風をフィルターに当てて気化させることで加湿するタイプだ。電気代を低く抑えられるのが特徴だが、広い部屋や急速な加湿には不向きである。衛生的に使用するためには、定期的な手入れやフィルターの交換が必要になる。
プレハブや洋室などの8畳ほどに対応できるものの消費電力は、4Wから20Wほどだ。1時間当たり使用したときの電気代は0.1円から0.5円であり、スチーム式よりもかなり安い。

超音波式加湿器の電気代

水を超音波の振動によって微粒子(霧状)にして噴出するタイプだ。加熱しないため、消費電力が少なく抑えられるのが特徴といえる。しかし、衛生的に使用するためには、タンク内を清潔に保持し、雑菌や不純物がない状態に手入れする必要がある。
プレハブや洋室などの8畳ほどに対応できる機種の消費電力は、25Wから40Wほどだ。1時間当たり使用したときの電気代は、0.7円から1.1円であり、気化式よりは若干高いがスチーム式よりは非常に安く抑えられる。

ハイブリッド式加湿器の電気代

ハイブリッド式は、複数の加湿器の特徴を組み合わせたタイプのものだ。
加熱超音波式は、超音波式とスチーム式の特徴を組み合わせたものだ。加熱したお湯を超音波で微粒子にして噴出する仕組みである。しかし、常時加熱しながら加湿するわけではないことを覚えておこう。プレハブや洋室などの8畳ほどに対応できる機種の消費電力は、加熱時は60Wほどであり、1時間当たり使用したときの電気代は1.6円だ。加熱しないときは、1時間当たり0.7円から1.1円になる。
加熱気化式は、気化式とスチーム式を組み合わせたものだ。湿度が低い場合は水を含んだフィルターに温風を当てて加湿量を高め、湿度が高い場合は送風のみで加湿が継続される。プレハブや洋室などの8畳ほどに対応できる機種の消費電力は、加熱時に150Wから200Wほどであり、電気代は4.1円から5.4円になる。送風時は、0.1円から0.5円ほどなので気化式と同等といえる。

2. 加湿器の電気代を節約する方法

加湿器
ここでは、加湿器の電気代を節約する方法を紹介しよう。

部屋の広さに応じた加湿器を選ぶ

加湿器を使用する部屋の大きさが加湿器の適用畳数よりも大きい場合は、加湿器がフル稼働する可能性が高くなる。加湿器がフル稼働してしまうと消費電力が多くなり、電気代も高くなる。加湿器の電気代を節約したいときは、部屋の大きさに応じた加湿器を選ぶようにすることが重要だ。

定期的に手入れをする

加湿器も使用を重ねると汚れが溜まる。汚れが溜まったまま使用を続けると不衛生なだけでなく、加湿能力も低下し、余計な電力を消費してしまう。加湿器もそれぞれの種類に応じた適切な頻度で、定期的に掃除やメンテナンスなどの手入れをすることが大切だ。

エアコンの温度を下げる

人は、湿度が高いときに体感温度が上がり、湿度が低いときに下がる。そのため、寒い季節は十分に加湿すれば、エアコンの温度を下げても寒さを感じにくくなるのだ。加湿器とエアコンを組み合わせて有効に使用することで、電気代を節約できる。

適切な水量やぬるま湯を入れる

加湿器に水を補給するときは、湯沸かし立ち上げ時の消費電力を抑えるためにぬるま湯を入れたり、加湿したい時間分だけの水の量に調整したりすることが節約につながる。ぬるま湯は、入浴時に使用するお湯の温度を目安にするとよいだろう。熱湯を入れると故障の原因になるため、40℃前後を目安にすると安心だ。

3. 加湿器の正しい使い方を確認

加湿器
最後に、加湿器の正しい使い方を紹介しよう。

ドア・窓・換気扇から離れた場所に置く

ドア・窓・換気扇の近くに加湿器を置くと、加湿した空気が外に出てしまう可能性が高くなる。また、窓に結露が生じてしまい、効率的に空気を加湿することが難しくなる。加湿器はドア・窓・換気扇から離れた場所に置くことが大切だ。

エアコンの温風が当たらないようにする

エアコンの温風が加湿器に直接当たると内蔵された湿度センサーが正常に機能しなくなり、適切な加湿が難しくなる。そのため、加湿器とエアコンを併用するときは、エアコンの温風が直接当たらない場所に設置しよう。

結論

今回は、加湿器のタイプ別に特徴と電気代の目安、加湿器の電気代を節約する方法、加湿器の正しい使い方などについて詳しく紹介した。加湿器の電気代は工夫次第で節約できるため、当記事を参考にそれぞれの加湿器に応じた方法を実践してみよう。
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  • 更新日:

    2022年12月 7日

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