目次
- 1. 一人暮らしの平均的な生活費は?
- 2. 一人暮らしにおける節約生活のポイント
- 3. 一人暮らしの節約方法 | 食費
- 4. 一人暮らしの節約方法 | 光熱費
- 5. 一人暮らしの節約方法 | 水道代
- 6. 一人暮らしの節約方法 | その他
1. 一人暮らしの平均的な生活費は?

総務省(※1)の「家計調査報告書」家計収支編(2022年7~9月)によると、一人暮らしの生活費(消費支出)の平均は、約152,000円である。
2. 一人暮らしにおける節約生活のポイント

一人暮らしでは、どのように節約すればよいのだろうか。ここでは、一人暮らしにおける節約生活のポイントを紹介しよう。
毎月の支出を確認する
一人暮らしで節約するためにはまず「1か月でどのようなものにどれだけお金を使っているのか」を把握することが大切だ。レシートなどを保管し、自分のお金の使い方の傾向を把握するようにしよう。
家計簿をつける
毎月の支出を効率的に確認する方法は「家計簿」をつけることだ。はじめて家計簿をつける場合は、市販のものを利用するだけでなく、自分で簡単に分類して計算してもよいだろう。
貯金したい金額を明確にする
期限を決めて貯金したい金額を明確にすることで、逆算して日々のお金の使い方を考えることができるようになる。目標とする貯金の金額だけでなく、期間も設定すると逆算しやすくなるだろう。
先取り貯金する
「先取り貯金」は、収入が入ったらすぐに一定額を貯金に回し、残り分で生活する方法だ。月末に残った分を翌月に回す方法は難しい場合も多いため、先取り貯金を取り入れて確実に貯金しよう。
3. 一人暮らしの節約方法 | 食費

一人暮らしの食費を節約するにはどうすればよいのだろうか。
自炊する
外食する機会の多い人は、自炊に置き換えると食費を抑えることができる。
買い物の回数を減らす
無駄遣いを防ぐためにも買い物の回数は週に1回から2回に抑え、特売日などに必要なものをまとめ買いすると節約につながる。
料理は作り置きしておく
料理は休日など、時間に余裕のあるときに作り置きしておくと、手間なく自炊ができたり、食品が傷んだりすることを防げる。作り置きするときには、冷凍保存しやすい食材を選ぶとより管理しやすくなるだろう。
冷凍庫や電子レンジを活用する
特売日などにまとめ買いした食品は、1度に使用する量に小分けして冷凍するとよい。必要なときに電子レンジを使用して解凍することで、食品を無駄なく使用できる。
4. 一人暮らしの節約方法 | 光熱費

次に、一人暮らしの光熱費の節約方法を紹介しよう。
省エネ性能の高い家電にする
長年使っている家電がある場合は、省エネ性能の高いものに買い替えると結果的に電気代の節約につながる場合がある。
風呂の設定温度を低くする
風呂のお湯の設定温度を少し低くするだけでもお湯を沸かす時間が短縮され、ガス代の節約につながる。
電力会社やガス会社を変える
電力やガスの自由化に伴い、会社ごとにサービス料金や内容が異なる場合もある。契約している電力会社やガス会社のプランを見直して変えることも、節約につながるといえる。
5. 一人暮らしの節約方法 | 水道代

では、一人暮らしの水道代はどのように節約すればよいのだろうか。
水を出しっぱなしにしない
水道代を節約するためには、洗顔や手洗い、食器洗いなどのときに水をだしっぱなしにしないことだ。
風呂のためる量を減らす
風呂にためるお湯の量は浴槽の半分ほどを目安にし、半身浴でゆっくりと温まる方法にすると節約につながる。
シャワーヘッドを変える
シャワーの水量を抑えながら、勢いは維持できる節水タイプのシャワーヘッドもある。シャワーヘッドをそのタイプに変えるだけでも水を節約できる。
6. 一人暮らしの節約方法 | その他

最後に、その他にも行いたい一人暮らしの節約方法を紹介しよう。
家賃が適切か確認する
家賃は、収入の25%以内に抑えるのが理想だといわれている。家賃と別に管理費や共益費が必要な場合は、これらの費用も含めて25%以内に抑えるのがベストだ。
保険を見直す
加入している保険の中で保障内容が重複したものはないか見直すことも節約につながる。オプションなども不要なものがないか確認してみよう。
通信費を節約する
スマホやインターネットなどの通信費も、格安スマホなどに変更したり、無料Wi-Fiを適宜利用したりすることで節約できる。また、スマホを買い替えるときは、最新機種などにこだわらずに選ぶことも節約につながるだろう。
車を持たない
車の使用頻度が少ない場合は、車を持たないことも節約につながる。車が必要なときだけレンタカーやカーシェアリングする方法を検討してみるとよいだろう。
結論
今回は、一人暮らしの節約方法について、節約のポイントや食費、光熱費、水道代、その他に分けて具体的な方法を詳しく解説した。ぜひ当記事を参考に、それぞれ取り組めることから、一人暮らしの節約を実践してほしい。
(参考文献)
(※1)政府 e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表(単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯)