目次
1. こたつの寿命は何年?

こたつの寿命は平均何年なのか、またヒーター別の寿命の目安について紹介しよう。
寿命の目安は10年
こたつの平均的な寿命はおよそ10年とされている。これはこたつに使われるヒーターの平均寿命が10年ほどであるからだ。もちろん使用時間やヒーターの種類によっても寿命は変わってくるが、修理か買い替えかを考えるとき、10年という期間がひとつの目安となる。
こたつヒーター別の寿命
こたつに使用されているヒーターは主に4種類だ。それぞれの平均寿命を見ていこう。なお、使用条件は「1年に4か月、1日6時間使った場合」を想定した。
【石英管ヒーターの寿命】
石英管ヒーターは最もオーソドックスなこたつヒーターで、遠赤外線でじっくり温めるのが特徴だ。平均寿命はおよそ5000時間とされ、上記の条件下で使った場合、約7年使用できる。
【フラットカーボンヒーターの寿命】
フラットカーボンヒーターは、薄型・面状のため全体が均一に温まり、省エネなのが特徴だ。平均寿命はおよそ7000時間とされ、上記の条件下で使った場合、約9年半使用できる。
【ハロゲンヒーターの寿命】
ハロゲンヒーターは、赤外線の放出量が多いためすばやく温まり、寿命も長いのが特徴だ。平均寿命はおよそ8,000時間とされ、上記の条件下で使った場合、約11年使用できる。
【コルチェヒーターの寿命】
コルチェヒーターは、ハロゲンヒーターをさらに高性能に改良したものだ。平均寿命は8,000~10,000時間とされ、上記の条件下で使った場合、11年~14年ほど使用できる。
2. こたつの寿命を知らせるサイン

こたつの寿命が近づくと、以下のようなサインが現れることが多い。寿命と判断できる場合は、こたつ本体またはヒーターの買い替えを考えてみよう。
電源が入らない
まずは電源が入っているかと、コード類の接続を確認しよう。電源が入った状態で作動しないのであれば、ヒーターの故障かコードの断線が考えられる。使用年数に応じて、修理を頼むか買い替えるかを決めるとよいだろう。
異音や異臭がする
こたつからファンやモーター音以外の異音がするときは、ヒーターに何らかの故障がある可能性を疑おう。異臭がする場合は、まずホコリやこたつ布団などが焦げていないかを確認し、それ以外の異臭であれば、ヒーターやコード類にトラブルがある可能性が高い。
なかなか温まらない
電源を入れてもなかなか温まらない、発熱のパワーが落ちてきたといった場合は、経年劣化と考えられる。使用年数が長いなら寿命が近いと判断してよいだろう。
温度調節ができない
温度調節ができない場合は、サーモスタット(温度調整機能)が故障している可能性がある。使用期間が短いものであれば、修理で対応できるケースもあるので、問い合わせてみるのがおすすめだ。ただし、ヒーターの温度が異常に熱すぎるときは発火の危険もある。まずは使用を中止しよう。
3. 寿命を迎えたこたつの処分方法

こたつに寿命が来て処分しなくてはならないとき、どのような方法があるのだろうか?
粗大ゴミに出す
こたつをゴミとして出す場合、粗大ゴミに含まれることがほとんどである。ただし、自治体によってこたつ本体と布団の分別が必要なケースもあるため、出し方は事前にしっかり確認しよう。
家電量販店の引き取りサービスを利用する
家電量販店で新しくこたつを購入した際などは、古いこたつをその店で引き取ってもらえることもある。下取りによって割引やポイントが付く場合もあるため、購入時に問い合わせてみるとよいだろう。
不用品回収業者に頼む
寿命が来たこたつをできるだけ手間なく処分したいなら、不用品回収業者に頼む方法もある。費用はかかるが、予約すれば自宅まで来て回収してくれるため、引っ越しなどで家具をまとめて処分したいといったときにも便利だ。
買取業者に売る
理由があってまだ使えるこたつを処分する場合は、家具の買取業者に売るのもよいだろう。宅配や出張で買取を依頼できる業者も多く、高級ブランドのこたつならよい値が付く可能性もある。
結論
こたつの寿命はおよそ10年とされているため、修理か買い替えかを迷ったときは、10年という期間をひとつの判断基準にするとよいだろう。使用年数が短いなら、修理や部品交換で済むケースもあるはずだ。また古いこたつでも、ヒーターを交換すれば本体はそのまま使える場合がある。愛着のあるこたつなら、ヒーター交換を検討してみるのもおすすめだ。