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毛玉取り

ニットにできた毛玉の取り方 | 簡単に取る方法や予防法を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年12月 3日

ニット素材の服に知らぬ間に毛玉ができているとガッカリしてしまう。そのままでは服の見た目が損なわれるが、手で無理に取ると、さらに毛玉が増える可能性もあるので注意だ。そこで今回は、ニットにできた毛玉を簡単かつ服を傷めず取る方法6選と、そもそも毛玉を作らないための予防法について紹介しよう。

  

1. ニットに毛玉ができる原因

毛玉
毛玉とは、繊維同士が絡まって小さな塊になったものだ。素材によってできやすさに違いはあるが、ニット以外にもあらゆる繊維製品には毛玉ができる可能性がある。

毛玉の原因は摩擦や静電気

毛玉は、繊維が毛羽立ち、互いに絡まってしまうことで発生する。その原因のひとつが摩擦だ。カバンが衣服と触れる場所や、袖口など摩擦が多い部分は、繊維が毛羽立ちやすく毛玉が多くできる箇所である。さらに、静電気によって繊維同士がくっつくことも毛玉が育ってしまう原因だ。

毛玉ができやすいニット素材

一般的にニット素材は毛足が長く毛羽立ちやすいため、他の繊維製品に比べて毛玉ができやすい。なかでもポリエステルやアクリルなどの合成繊維で作られたニットは、繊維の強度が高く毛玉がなかなか切れ落ちないため、毛玉が増えやすい傾向にある。対して、ウールやカシミヤなどの天然繊維は比較的強度が低く、毛玉が自然に切れ落ちやすいのが特徴だ。

2. ニットにできた毛玉の取り方

毛玉取り
ニットの毛玉を手で引っ張って取ってしまうと、周囲の繊維が毛羽立ち、さらに毛玉を増やす原因になってしまう。ここからは毛玉の正しい取り方を紹介しよう。

毛玉取り機を使う

毛玉取りグッズの定番ともいえるのが、電動の毛玉取り機だ。服の上を滑らせるだけでカッターが自動で毛玉をカットしてくれるため、スピーディに多くの毛玉を除去できる。簡易的な毛玉取り機ならば、100均などでも購入が可能だ。衣服のダメージが気になる場合、やや値段は高くても、刃の高さや回転速度を調整でき、衣服を守る機能があるタイプもおすすめである。

毛玉取りブラシを使う

毛玉取りブラシは、ブラッシングにより毛玉を絡めとって除去するアイテムだ。毛玉取り機ほどのパワフルさはないが、衣服を傷つける心配をせずに毛玉を取ることができる。毛足の長いニットなどは毛玉取り機が使いにくいため、毛玉取りブラシが向いているだろう。毛羽立ちや型崩れの原因にならないよう、やさしく動かすのがポイントだ。

カミソリを使う

家にあるものなら、カミソリで毛玉を取ることも可能だ。刃を衣服に引っ掛けないよう、少し浮かすように滑らせることで、簡単に複数の毛玉をカットできる。ただし、衣服を傷つけるリスクもあるため十分慎重に行おう。

セーターストーンを使う

セーターストーンは、天然の軽石を使ったアメリカではおなじみの毛玉取りだ。ストーンでなでることで、軽石の細かな穴に毛玉が絡みとられる仕組みである。小ぶりで持ち運びにも便利だが、使用時に軽石がはがれ落ちて散らばるというデメリットがある。

ハサミを使う

オーソドックスにハサミで毛玉をカットする方法もある。眉毛用ハサミなど刃先が細いものなら小さな毛玉にも使いやすいだろう。ただ毛玉をひとつずつカットしなければならず、衣服を切ってしまう危険もあるため、大量の毛玉を処理したい場合などには向かない。

スポンジを使う

スポンジを使う場合は、硬いザラザラとしたほうの面を毛玉に当て、やさしくこするとキレイに取れる。ただこちらも毛羽立ちが悪化するリスクがあるため、力加減を調整しながら使う必要がある。

3. ニットの毛玉を予防する方法

ニット
ニットの毛玉を取り続けると繊維自体が減っていくため、服は次第にくたびれてしまう。服をよい状態に保つには、まずは毛玉を予防することも大事だ。毛玉の防止方法についても知っておこう。

着たあとはブラッシングする

ニットを着たあとは、できれば毎回ブラッシングをして繊維の流れを整えておこう。繊維の毛羽立ちや絡まりが抑えられ、毛玉ができにくくなる。必ず洋服用のブラシを使い、一定方向にやさしくブラッシングをしよう。

連続で着ない

同じ服を連続で着ると、摩擦や静電気による負担が大きくなり、毛玉ができるペースもはやくなる。一度着た服は数日は休ませるなど、一着の服を連続で着ないよう工夫しよう。

上着は大きめのサイズを選ぶ

ニットを着た上にタイトなサイズ感の上着を羽織ると、それだけでも広範囲に摩擦が起きてしまう。ある程度大きめでゆとりあるサイズの上着を選ぶことも、毛玉予防の一環といえる。

なるべくクリーニングに出す

自宅の洗濯機でニットを洗うことも、摩擦により毛玉を増やす一因だ。お気に入りのニットであるほど、なるべくクリーニングに出すようにしよう。どうしても自宅で洗いたい場合、1枚ずつ手洗いすることで極力毛玉を作らずに済むだろう。

結論

ニットの毛玉は正しい取り方で取らないと、服を傷めたり逆に毛玉を増やしたりする原因になる。毛玉を手で取るのは避け、毛玉取り機や毛玉取りブラシなど、専用に作られたグッズで除去するのが最もおすすめだ。ただ、毛玉を取りすぎると服が痩せる原因になるため、そもそも毛玉を作らない予防策に力を入れることも忘れないでほしい。
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  • 更新日:

    2022年12月 3日

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