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自転車

自転車の寿命をパーツ別に解説!買い替えどきや寿命を延ばすコツも

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年12月17日

自転車は、通勤・通学以外にも活躍する便利なものだ。そんな自転車だが、寿命もある。自転車の寿命を感じていても、まだ大丈夫だろうと乗り続けると、思わぬ事故につながる可能性もある。ここでは、自転車の各パーツの寿命、買い替えのタイミング、さらに自転車の寿命を延ばすためのポイントを紹介しよう。

  

1. 自転車の寿命は何年?

自転車
使い方や使う頻度にも差があるが、自転車にも寿命がある。何年くらいを寿命として考えたらいいのだろう。

10年程度とされている

自転車の一般的な寿命は10年程といわれている。自転車はさまざまなパーツが組み合わさって構成されている。もし、パーツに不具合が出ても、その部分だけ修理や部品交換をすれば、また乗れるようになる。ただし、故障したパーツや修理代が高額であった場合、新しい自転車に買い替えた方がいいかもしれない。

【メンテナンス次第では長く乗れる】
自転車の寿命は10年といわれているが、メンテナンス次第では、もっと長く乗れることも多い。こまめにタイヤの空気を入れる、定期的に油を差す、雨に濡らさないなど、ちょっとしたことだが、長い目で見ると自転車の寿命を延ばすことになる。

2. 自転車の各パーツの寿命は?

自転車
自転車全体の寿命は10年だが、各パーツでそれぞれ寿命が違ってくる。

自転車のパーツ別寿命の目安

【タイヤ】
自転車のパーツの中でも、とくに摩耗の激しいのがタイヤだ。タイヤの寿命が近くなると、ブレーキの利きが悪くなるので注意したい。
自転車のタイヤの寿命は、3年程度といわれている。走行距離では約3,000km~が寿命の目安となっている。走行距離を測るのは困難なため、タイヤの溝やゴムのヒビをチェックするようにしよう。

【フレーム】
フレームは、自転車の骨格だ。フレームに支障がない限り、ほかのパーツを取り換えながら自転車は乗り続けられる。フレームの寿命のチェックポイントは「錆」と「曲がり」だ。フレームが曲がると走行中にバランスが崩れたり、強度が下がったりする。何らかの拍子に折れてしまうという危険性もある。乗り心地が悪くなったと思ったら、フレームの曲がりを疑ってみよう。

【ブレーキ】
ブレーキは、経年劣化が早いパーツで、1~2年で寿命がきてしまう。とくにホイールを挟んでブレーキをかけるパーツである「ブレーキシュー」は、溝がなくなるとブレーキが利きにくくなる。大きな事故の原因となるケースもあるので、定期的に交換しよう。

【チェーン】
チェーンはタイヤと同じで、走行距離3,000kmが寿命の目安になる。メンテナンスのときに、チェーンの伸びがないかどうかチェックすることが大切だ。最近、チェーンが外れやすくなっている、異音がするなどの症状があれば、寿命と考えて交換しよう。

【ペダル】
ペダルは、どこかにぶつけたり転倒したりしない限り、ほとんど故障することがないパーツだ。ペダルの寿命は走行距離3万~5万kmが目安だといわれている。ペダルを回したときに異音がする、あるいはペダルにヒビが入っているなどの症状があらわれたら寿命と考えて交換しよう。

【ギア】
ギアはデリケートな部品だ。外からのダメージを受けやすいので、転倒したときには、入念にチェックをしよう。走行距離や走行年数に限らず、変速時に引っかかる、変速操作が重くなったなどの違和感があれば、自転車店でみてもらうといいだろう。

3. 自転車の寿命?買い替え時期の判断基準

自転車の空気入れ
自分の自転車の買い替え時がよくわからないという方も多いだろう。何を基準に買い替えをしたらいいのかポイントを紹介しよう。

買い替えを検討したほうがよい状態や症状とは?

【空気を入れてもすぐに抜ける】
パンクをしているわけでもないのに、空気を入れてもすぐに抜ける場合は、買い替え時かもしれない。タイヤのバブル口にある「虫ゴム」を交換することで改善することも多いが、交換してもすぐに空気が抜ける場合は、タイヤと同時に中のチューブ自体の劣化が考えられる。
チューブまで交換すると、1万円前後することもある。新しい自転車の買い替えを検討する時期かもしれない。

【サビがひどい】
ハンドルやカゴ、フレームなどのサビがひどい場合は、そろそろ寿命と考えていいだろう。見た目だけでなく、自転車の強度もサビによって下がっている可能性が高い。運転中に思わぬ事故の原因となるかもしれない。

【フレームに歪みが生じている】
転倒したり、乱暴な乗り方をしたりすると、フレームが変形してしまうことがある。大きく変形してしまった場合は、自転車のバランスが悪くなって危険だ。亀裂などが入っている場合も寿命の基準となる。

【自転車を漕ぐと異音がする】
自転車を走行中に、今まで聞いたことのない異音がする場合は、寿命のサインかもしれない。異音の原因は、ギアの劣化であることも多く、修理が高額になることもある。そのため、修理見積を出してもらい、買い替えの検討材料にしよう。

買い替えにおすすめの時期も知っておこう

家電と同じように、自転車も買い替えがお得な時期がある。自転車のモデルチェンジは秋だ。旧モデルの価格が一気に下がる時期でもある。また、自転車店では、季節に応じてさまざまなセールを行っており、セールに合わせて買い替えを検討してもいいだろう。

4. 自転車の寿命を延ばすためのポイント

自転車のメンテナンス
自転車の寿命は、乗り方やメンテナンスの仕方で随分と変わってくるものだ。寿命を延ばすためのポイントを紹介しよう。

メンテナンスと乗り方

定期的にメンテナンスをすることが大切だ。タイヤの空気補充やチェーンの油差しなど、自分でできるメンテナンスを日頃から行い、半年に1度程度は、自転車屋さんで整備してもらおう。
また、無理な乗り方は自転車の寿命を縮めることになる。たとえば、二人乗り、立ち漕ぎなどはしないようにしよう。

保管方法にも気をつける

自転車は雨に弱く、雨ざらしの場所に保管すると寿命がグッと短くなってしまう。外で保管するときには、屋根のある場所、あるいは自転車カバーをかけて保管しよう。

結論

自転車の寿命は、走行距離や環境によっても変わるがおよそ10年といわれている。寿命の目安としてタイヤ、フレーム、ブレーキ、ペダル、ギアをチェックしよう。自転車の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスは必須だ。そのほかにも適切な保管場所、乗り方などにも気をつけよう。
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  • 更新日:

    2022年12月17日

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