目次
- 1人世帯:3,001円
- 2人世帯:4,330円
- 3人世帯:4,930円
- 4人世帯:4,882円
- 5人世帯:4,883円
1. ガス代の相場はどれくらい?
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ガス代を節約したいなら、相場を確認しておくことが大事だ。1ヶ月あたりの平均をチェックして、ご家庭のガス代と比較してみよう。
1ヶ月あたりのガス代の相場
上記のデータは、「家計調査年報(家計収支編)2021年(※1)」のものだ。一人暮らしだと3,000円ほど、2人なら4,300円ほど、3~5人なら5,000円ほどが相場になるだろう。
一方で地域や季節によってもガス代は変動する。暑い季節のガス代はあまり高くないが、寒い季節だとあがりやすい。節約のために、ご自宅の一年間のガス代を確認しておくことが大事だ。
都市ガスよりプロパンガスのほうが高い
都市ガスよりプロパンガス(LPガス)のほうがガス代は高い。プロパンガスとはボンベで供給するタイプのガスで、屋外にガスボンベを設置しているのが特徴だ。
プロパンガスはガスボンベを配送する必要があるため、人件費がかかる。業者にもよるが、都市ガスと比較して1.8~2倍ほど高くなるケースが多い。ご自宅のガスがどちらなのかも確認しておこう。
2. ガス代の節約方法 | お風呂編

お湯を多く使用するお風呂は、ガス代があがる原因になりやすい。効果的な節約方法をチェックして、実践することが重要だ。
ガス代を節約できるお風呂の使い方
【追い焚きの回数を減らす】
追い焚きの回数が増えると、その分だけガス代が高くなる。家族で時間をあけずに入浴する、浴槽のフタを閉めるといった方法がおすすめだ。湯船用の保温シートなど、節約グッズを取り入れるのも効果がある。
【お湯の温度を下げる】
お湯の温度を下げることで、ガス代を節約する方法だ。一方で下げすぎると体が温まりにくいので、季節にあわせて適温に調整しよう。
【シャワーと入浴を使い分ける】
ガス代を節約するためには、シャワーの時間はなるべく短くしたい。大人数でシャワーをあびた場合、お湯を貯めるより使用するお湯の量が多くなる。一人暮らしならシャワー、人数が多いご家庭なら浴槽にお湯を入れて、お湯の使用量を減らそう。
【節水シャワーヘッドを使用する】
節水タイプのシャワーヘッドは、使用するお湯の量を手軽に減らせる。水圧を維持しながら水量を減らせたり、手元のボタンでお湯を止めるボタンがあったりする、高機能なタイプが便利だ。
【湯船にためるお湯を減らす】
沸かすお湯の量を減らしてガス代を節約しよう。ガス代だけではなく、水道代の節約にも効果的だ。自動お湯張り機能がない場合は、自動で止められるアイテムを使うと入れすぎを防げる。
3. ガス代の節約方法 | キッチン編

キッチンでのガス代を節約するためには、調理方法を工夫することが大事だ。簡単に実践できる方法を解説しよう。
【下ごしらえに電子レンジを使用する】
電子レンジで野菜を下ごしらえすることで、調理時間を短縮できる。ラップをしたり、耐熱容器に入れたりしてから加熱するのがポイントだ。冷凍した食品も、電子レンジや冷蔵庫で解凍してから使ってほしい。
【ガスコンロの火力に注意する】
鍋底から火が飛び出ると、効率よく加熱できない。ガス代を節約するために、鍋やフライパンのサイズにあわせて火力を調整しよう。鍋やフライパンは、底が平でやや小さめのタイプがおすすめだ。
【お湯の使用量をなるべく減らす】
食器を洗う際には、お湯の使用をなるべく減らす工夫をしよう。汚れを拭き取ってからつけおき洗いをすれば、お湯を使わなくても汚れが落としやすくなる。食器洗い乾燥機があるなら積極的に活用しよう。野菜などの茹で汁は、ほかの野菜を茹でたり洗い物に使ったりして再利用するとよい。
【機能性の高い調理器具を上手に活用する】
圧力鍋や保温鍋を活用して、加熱時間を短縮するガス代の節約方法だ。圧力鍋や保温鍋がないなら沸騰した鍋を火から下ろし、タオルを巻いて保温調理する方法がある。
また、お湯を沸かす際には、電気ケトルを使うのがおすすめだ。自動で消えるので、沸かしすぎを防げる。余ったお湯はエアーポットに入れて無駄なく使おう。
【フタや落し蓋をして調理時間を短縮する】
フタや落し蓋を使用すれば、調理中に熱が逃げにくい。調理時間を短くできるため、ガス代の節約につながる。
4. ガス代の節約方法 | 契約編

ガス代の契約を見直すことで、電気代の節約になるケースは多い。ガス代を安くするために役立つ、2つのアイデアを紹介する。
ガス会社を変更する
ガス会社を変更して、ガス代が安くなるかチェックしよう。ガスと電気の両方を提供している会社もあり、セット割引を受けられるケースは多い。
支払い方法を変更するのもおすすめだ。クレジットカード支払いでポイントがついたり、ガス会社によっては口座振替割引があったりする。
なお、プロパンガスから都市ガスに切り替えることも検討してほしい。初期費用はかかるものの、月々のガス代は大幅に安くなる。ただし、賃貸やマンション、アパートだと切り替えはできないので注意しよう。
オール電化にする
オール電化にすればガス代はかからない。火を使わないため安全性が高く、災害にも強いのがメリットだ。ただし、オール電化にすることで、光熱費が高くなる恐れがあるので注意しよう。
たとえば日中は夜間より電気代が高いため、使い方によっては節約にならない。初期費用もかかるので、トータルだと損をするケースもあるだろう。十分に比較してから、オール電化への変更を検討してほしい。
結論
ガス代を節約したいなら、まずは1ヶ月あたりの相場をチェックしよう。ご自宅のガス料金と比較して、目標を設定することが大事だ。お風呂とキッチン、契約にわけてガス代の節電アイデアを紹介したので、ぜひ実践してほしい。追い焚きの回数を減らす、電子レンジで下ごしらえするなど、まずは簡単な方法を生活に取り入れよう。
(参考文献)
※1:総務省「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」