目次
- 公共施設や家電量販店に設けられたボックス回収を利用
- ゴミ回収場所で資源ゴミと一緒に回収(ステーションでの回収)
- イベント開催期間の限定回収を利用
- 不燃ゴミに出し、その後清掃工場で選別回収(ピックアップ回収)
- 歯ブラシを本体から外す
- 本体からリング状のカバーとラバー部品を取り外す
※ラバー部分は溝にマイナスドライバーを挿入して取り出す
1. 電動歯ブラシの捨て方 | リサイクル編

手動の歯ブラシはそのまま燃えるゴミに出せるが、電動歯ブラシは小型家電リサイクルの対象になるので捨て方には注意が必要だ。
電動歯ブラシは小型家電リサイクル法の対象
小型家電リサイクル法というのは、家電製品に含まれているレアアースや鉄・金といった金属を回収し、再利用するための法律だ。再利用することで、限られた資源を無駄にせず、また、環境汚染を防止することを目的としている。
電動歯ブラシは小型家電リサイクル法の対象品目となっているので、自治体が指定する捨て方を守ってリサイクルに貢献しよう。
小型家電リサイクル法に従った捨て方
小型家電リサイクル法に従った電動歯ブラシの捨て方には、主に4つの方法がある。
自治体によって、回収日が決まっていたり、捨て方が違っていたりする。事前に自治体ホームページや広報などで確認しよう。わからないことがあれば、自治体の窓口に問い合わせるといいだろう。
2. 電動歯ブラシの捨て方 | 処分編

電動歯ブラシは、できればリサイクルを念頭に処分したいものだ。回収ボックスなどの場所がわからないなどやむを得ない場合には、自治体のゴミ収集日に処分することも可能だ。
不燃ゴミに出す
電動歯ブラシの本体部分、ACアダプター、USBケーブルは不燃ゴミとして出すことが可能だ。それほど大きなゴミではないので、ほかの不燃ゴミと一緒に、自治体の指定するごみ袋など捨て方のルールを守って処分しよう。
不用品回収業者に頼む
電動歯ブラシを処分するためだけに不用品回収業者に頼むのは、効率が悪い。しかし、引っ越しや大掃除などでそのほかにも不用品を回収してもらいたい場合には、一緒に処分してもらおう。運び出しなどの手間もなく、回収場所に持って行く必要もない。
3. 電動歯ブラシの捨て方の注意点

電動歯ブラシの捨て方は、自治体指定の小型家電リサイクルのボックスを利用するか、不燃ゴミにするか2つの捨て方が考えられる。どちらの捨て方でも、注意したいことがある。
バッテリーの扱いに注意する
充電式の電動歯ブラシでは、電動歯ブラシ本体に内蔵されているバッテリーは必ず取り外しておく。バッテリーは、夏場など気温が高いときに発火する危険性がある。回収する業者がケガをする可能性もあり、実際にゴミ収集車が燃えてしまったという事故もある。
取り出した充電池はリサイクルが可能だ。充電池の捨て方は、家電量販店などの設置されているニッケル水素電池を回収するボックスに入れるようにしよう。
【充電池の取り出し方】
ニッケル水素電池の残量を空にしたあとに取り外すようにしよう。
4. 電動歯ブラシは売れる?

電動歯ブラシは小型家電だ。製品によっては、かなり高額な電動歯ブラシもある。まだまだ使えそうなものなら、リサイクルショップで売れるのではないだろうかと考える方もいるだろう。
売れるかどうかは保存状態による
電動歯ブラシは、リサイクルショップやフリマアプリで売れることもある。ただし、リサイクルショップでの取り扱いは基本的に未使用品に限られる。人気の最新モデルの電動歯ブラシや箱に入っているなど保存状態がよいものなら、高額査定の可能性もある。
フリマアプリも、基本的には未使用の電動歯ブラシの出品がほとんどだ。時間はかかるかもしれないが、リサイクルショップよりも高額で買い手がつくことがある。
結論
電動歯ブラシの捨て方は2種類ある。ひとつは、小型家電リサイクル法に従って回収ボックスに入れる・ほかの資源ゴミと一緒に捨てるなどがあり、自治体によって捨て方が違う。もうひとつは、不燃ゴミとして捨てる方法だ。どちらの場合も電動歯ブラシ本体にあるバッテリーを外してから捨てるようにしよう。バッテリーによる発火が原因の火事やケガなどの危険があるからだ。電動歯ブラシは正しく捨てるようにしよう。