マジックテープの粘着力の復活方法とは？長持ちさせるコツも解説

1. マジックテープの粘着力が落ちる原因

マジックテープの粘着力が落ちてしまう原因には、何が考えられるだろうか。

粘着力低下の原因はゴミ

マジックテープは、硬い面のフックと柔らかい面のループが絡まることで粘着力を発揮する。ところが、マジックテープは粘着力がある分、使っているうちに毛玉やホコリ、糸くず、髪の毛といった小さなゴミも引き寄せてしまう。これらのゴミが徐々にたまっていって、フック面とループ面の粘着力を阻害してしまう。

マジックテープの粘着力を復活させるには、まずフック面とループ面のゴミをキレイに取り除くことだ。それでも粘着力が復活しなければ、マジックテープが劣化していて寿命ということになる。

2. マジックテープの粘着力を復活させる方法

マジックテープの粘着力を復活させる方法として、アイロンやドライヤーを使う方法がある。熱を利用して、マジックテープの接着面を変形させることによって復活させようというものだ。

しかし、マジックテープの素材はプラスティックだ。熱の当て方によってはフック面を溶かしてしまい、復活するどころかまったく粘着力を失う危険性もある。リスクを承知で試してみる場合はよいが、絶対に失敗したくない場合には避けたい復活方法なので注意しよう。

マジックテープの粘着力はこれ以外にも、身の回りにある簡単なもので復活させることができるので紹介しよう。

粘着テープを使う

マジックテープの弱くなった粘着力を復活させるためには、粘着テープを使おう。できるだけ粘着力の強いガムテープやコロコロを使って、フック面やループ面の細かなゴミを取り除く。1回ではなかなかキレイにならないので、何度か繰り返してマジックテープの粘着力を復活させよう。

ゴミを取るのと同時に、押されてつぶれてしまったループ面の輪を起こすことができるので、より粘着力が復活しやすくなる。

ピンセットを使う

粘着テープでは取りきれない奥の方の汚れには、ピンセットを使う。とくに糸くずや髪の毛などは、マジックテープの奥に入り込んで取りにくくなっている。ピンセットがなければ爪楊枝でも代替えすることができるので、丁寧に取り除く。

ブラシを使う

マジックテープの粘着力が落ちてしまう原因は、細かなホコリだ。ホコリを無理に取り除こうとすると、マジックテープが劣化してしまう。マジックテープを守りながらキレイにするアイテムとして、歯ブラシやペット用ブラシがおすすめだ。

ペット用のブラシは毛の絡まりも一緒に取れやすい構造になっているので、ペットを飼っている方は試してみるとよいだろう。

歯ブラシは毛が柔らかいので、マジックテープを傷つけることもない。やさしく細かく動かしてゴミを取るのがコツだ。

3. 復活したマジックテープの粘着力を長持ちさせるコツ

せっかく復活したマジックテープは、できるだけ長持ちさせたいものだ。それには、いくつかのコツがある。

テープをくっつけたまま洗濯する

マジックテープにゴミがつきやすいのは、洗濯したときだ。ほかの衣類などから出た繊維やホコリなどが洗濯をしている間にくっついてしまう。洗濯するときには、ゴミを寄せつけないようにテープをくっつけたまま洗濯しよう。もし洗濯途中でマジックテープが剝がれてしまった場合を考えて、洗濯ネットに入れるとなお安心だ。

テープを勢いよく剥がさない

マジックテープは、勢いよく剥がすとフックが伸びて粘着力が弱まってしまう。マジックテープをゆっくりと剥がすようにすると、粘着力を長持ちさせることができる。両手を使って、ゆっくりと開いていくようなイメージで扱おう。

結論

マジックテープの粘着力は、ゴミが付着することで落ちてしまう。このゴミを丁寧に取り除くことで粘着力を復活させることができる。粘着力の強いガムテープやコロコロ、ピンセットやブラシを使って丁寧にゴミを取り除こう。マジックテープの粘着力を長持ちさせるためには、テープをくっつけたまま洗濯し、マジックテープを剥がすときは、ゆっくりとやさしく剥がそう。