目次
1. 乾電池を復活させる裏技

電池切れで困ったとき、ある裏技を使うことで一時的に復活させることができる。
手で温める
電池を復活させる裏技は、手で温めることだ。やり方は復活させたい電池を手で握って、3分間ほど温めるだけ。なぜ、手で温めるだけで復活するのだろう。
電池の中は電解液で満たされており、化学反応で電気が流れている。化学反応が進むと、電解液の中には電気が流れるのに邪魔な物質が発生する。この物質が多くなると、電気の流れを完全に遮断するため、電池切れを起こす。
手で温めることによって、電池の中の化学反応が活発化する。裏技によって邪魔な物質が金属部分から離れ、電池が復活するというわけだ。
電極部分をこする
使えなくなってしまった電池を復活させる裏技として、電極部分をこする方法がある。
乾電池は、使っているうちにプラスとマイナスの電極部分に酸化被膜、サビ、汚れなどが付着し、電流が遮断されてしまうことがある。金属光沢が出るまで電極部分を布などでゴシゴシこすると、遮断された電気が流れやすくなるのだ。
2. 乾電池の電池切れを確認する裏技

電池が切れてしまったからといって、本当に全部使いきっているのか。電池は残量が目に見えないため、はっきりとはわからない。電池切れを確認する裏技を紹介しよう。
マイナスを下にして落とす
アルカリ電池に残量があるか確認する裏技だ。
アルカリ電池は、使っているうちにマイナス面が膨らんでくるという特性を使った裏技だ。
やり方は簡単。アルカリ電池のプラスを上、マイナスを下にして持つ。3~5cm程の高さから平らな面に向かって落とすだけだ。もしまっすぐに立っていれば、そのアルカリ電池は新品、あるいはまだまだ使えるということになる。復活の裏技が役に立つかもしれない。
スマホのカメラを使う
「寿命で復活は無理かも」と思った電池をテレビやエアコンのリモコンにセットして、スマホカメラで確認する裏技だ。
リモコンにセットしてから、リモコンボタンを押す。リモコンの赤外線発信部分をスマホカメラに向ける。スマホのカメラの画面で、赤外線発信部分が光っていたら、まだ電池は使えるということだ。
光の強弱でも残量がわかる。光が強ければまだまだ残量はあるが、弱い場合には寿命が近いということになる。光が強い場合には復活の裏技を使ってみよう。
3. 乾電池を長持ちさせる保管方法

乾電池をストックしている方も多いだろう。保管方法によって乾電池の長持ちにつながる裏技がある。
乾電池の正しい保管方法
【高温多湿や直射日光が当たる場所は避ける】
乾電池は「高温・多湿」、さらに直射日光の当たる場所には保管しないようにしよう。電池の寿命が短くなり、さらに液もれを起こすケースもある。電池の中には化学物質が入っており、直射日光によって変質してしまう可能性がある。
【金属類と一緒の保管は避ける】
電池を鍵などの金属類と一緒の場所に保管しない。接触することによって、ショートして発熱や液もれすることがあるからだ。
【使いかけの電池と新しい電池を一緒に保管しない】
たとえば、電池を同時に2本使う場合、使いかけの電池と未使用の電池を一緒にセットするのは、危険だ。液もれを起こす可能性がある。
保管する際も、使いかけの電池は1本ずつ袋などに入れて区別しよう。
冷蔵庫で保管するのはNG
電池を長持ちさせる裏技として、冷蔵庫に保管するという方法を聞いたことがある方もいるかもしれない。しかし、この裏技はNGだ。なぜなら、電池を冷蔵庫から取り出したときに結露が発生してサビの原因になるからだ。
結論
電池が切れてしまっても、復活させる裏技がある。手で温める、電極をゴシゴシこするという方法だ。また、電池切れを確認する裏技として、マイナス面を下にして落としてみる方法やスマホのカメラ機能でチェックすることもできる。電池は高温多湿、直射日光の当たる場所には保管しないようにしよう。金属類と一緒に保管するとショートする危険性もある。冷蔵庫で保管するのもNGだ。