目次
1. 埃が溜まりやすい家の特徴とは?

家を清潔に保つには、埃が溜まる原因を取り除くことが重要だ。まずは埃が溜まりやすい家の特徴をチェックしよう。
掃除しにくいスペースが多い
埃は掃除がしにくい場所に溜まる傾向がある。小さな隙間や隅に入り込めば、掃除機やフロアワイパーなどの掃除道具で取り除くのは難しい。
家具の間や下、部屋の角は埃が集まる。重い家具や家電の裏側は、移動させなければ掃除は難しいだろう。このように掃除しにくいスペースが多いことが、埃が溜まりやすい家の特徴としてあげられる。
背の高い家具が多い
背の高い家具の上は目につきにくく、掃除がしにくい。埃はとても軽いため、高い場所に舞い上がって蓄積される。足場を用意する必要があるため手間がかかり、掃除を怠っている方も多いだろう。そのため背の高い家具が多い家は埃が溜まりやすい特徴があり、対策が必要だ。
布製の家具が多い
埃が溜まりやすい家には、布製品が多いといった特徴がある。埃のほとんどは繊維のクズなので、衣服やカーテン、布団がある部屋で発生しやすい。
ソファーやラグなど、布製の家具がある家はとくに注意が必要だ。なお、洗面所やトイレなど、衣服を脱ぎ着する場所も埃が溜まりやすいので、こまめな掃除が必要になる。
2. 埃が溜まりやすい家で暮らす危険性

埃が溜まりやすい家に暮らし続けると、さまざまなリスクが発生する。健康被害や危険性について、事前に確認しておくことが重要だ。
埃がもたらす健康被害や危険性
【アレルギーの原因になる】
埃には布の繊維の他に、砂や花粉、髪の毛、フケ、ダニの死骸・フン、カビの胞子などが含まれる。1mm以下のものは「ハウスダスト」と呼ばれており、とくに注意が必要だ。
ダニの死骸やフン、カビの胞子はアレルギーなどの健康被害を招く。花粉が埃として家に残った場合は、シーズンを過ぎたあとでも花粉症の原因になるだろう。
また、埃はカビの栄養源になる。湿気が多い場所に埃が溜まると、カビが発生するリスクが高い。さらに埃は細菌やウイルスの住処になるため、埃が溜まりやすい家で暮らすのは危険だ。
【火事を引き起こす可能性がある】
埃が原因で発生する「トラッキング現象」に注意してほしい。コンセントとプラグの間に溜まった埃が水分を吸収して、漏電するのが特徴である。コンセント周りから発火し、火事が発生する恐れがあるので要注意だ。
コンセントが家電の裏側や隙間にある場合、知らないうちに埃が溜まっているケースもあるだろう。電源がオフになっていたり、使っていなかったりする場合でも、漏電が発生するリスクがある。埃が溜まりにくい家にすることが、火事を防ぐことにつながるだろう。
3. 家に埃を溜めにくくするための対策

埃が溜まりやすい家の特徴を確認したら、対策をすることが大事だ。効果的な4つの対策を紹介しよう。なお、以下の方法でも埃は完全に防げないので、定期的に掃除してほしい。
埃を溜めにくくする方法
【部屋を換気する】
空気が滞っているのは埃が溜まりやすい家の特徴だ。換気をして空気の流れを作ることで、埃を外に排出しやすくなる。晴れた日は窓をあけて、キレイな空気を部屋に取り込むことが重要だ。
【デッドスペースを作らない】
埃が溜まりやすい小さな隙間を作らないようにする。ソファーやベッドの下にものを置かないようにして、掃除道具が入るスペースを確保しよう。コンセントの前に家具を置くのを避ければ、周りの埃が掃除しやすい。
また、ものが少ないのは埃が溜まりにくい家の特徴だ。棚などにものを並べると、埃が溜まったとき掃除の邪魔になる。置くものはなるべく少なくしてほしい。なお、脚付きの家具を選ぶ、埃が溜まりやすい場所を把握してこまめに掃除するといった対策も効果的だ。
【布製品を置かないようにする】
埃の原因となる布製品はできるだけ減らす。ソファーを革製に変えたり、ラグを処分したりすることで、埃の溜まりにくい家になるだろう。
また、減らすのが難しい布製品には定期的に掃除機をかける。クッションやぬいぐるみの抜けた繊維や汚れを吸い込むことで、埃の発生を防ぐことが可能だ。
【空気清浄機や柔軟剤を活用する】
空気清浄機には埃やハウスダストを除去する効果がある。空気中の埃を除去することで、部屋に溜まるのを防ぐことが可能だ。消臭や除湿、加湿などの機能がついたより高機能なタイプの空気清浄機もあるので、家の環境にあわせて選んでほしい。
また、埃は静電気によって壁や棚、床などに付着する。静電気を抑える特徴がある柔軟剤を活用して対策をしよう。水に柔軟剤を入れて洗った雑巾を浸したら、しっかりと乾かす。あとは埃が溜まりやすい場所を、1ヶ月に1回の頻度で拭けばOKだ。
結論
埃を放置するとアレルギーや火事の原因になる。埃の溜まりやすい家の特徴を理解して、対策をたてることが重要だ。掃除しにくいスペースがあるか、布製の家具が多いかなどのポイントをチェックしよう。換気をしたり、布製品を置かないようにしたりといった対策を実践して、埃の溜まりにくい家にしてほしい。