ティーバッグの再利用方法 | 使用済みでも掃除や料理に活用！ | 暮らし

1. ティーバッグの再利用方法 | 掃除編

まずは、使用済みティーバッグを掃除に再利用する方法から紹介しよう。ティーバッグの繊維は簡単には破れないため、拭き掃除などにも十分活用できる。

お茶に含まれるタンニンには、サビを防止したり金属にツヤを出したりする作用もある。くすんでしまったアクセサリーなどを使い終わったティーバッグで拭くと、くすみが軽減されツヤ出し効果が期待できる。

紅茶はアルカリ性のため、油汚れなど酸性の汚れに強い。フライパンやグリルなどの油汚れをティーバッグで拭き取ったあと、水で流すだけで油分をかなりキレイに落とせる。茶葉の消臭作用によりニオイも残りにくくなるので試してみてほしい。

緑茶や紅茶に含まれるカテキンには、消臭効果があることも知られている。乾燥させたティーバッグをそのまま靴の中に入れたり、靴箱の中に置いておいたりすれば、汗や汚れから出る靴の嫌なニオイを徐々に吸収してくれる。

もともと食品であるティーバッグは、料理にも安心して再利用できる。使用済みティーバッグを料理に活用する方法を見ていこう。

紅茶やお茶に含まれるタンニンには、肉を柔らかくしたり、肉の臭みや脂っぽさを抑えたりする作用がある。煮豚やチャーシューを作る際、鍋に使用済みのティーバッグを一緒に入れて煮込んでみよう。しっとりジューシーに仕上がるとともに、臭みや余分な脂が落ちてさらに美味しく食べることができる。

使用済みのティーバッグから茶葉を取りだし、クッキーやマフィン、シフォンケーキなどに混ぜ込むのもおすすめだ。ほんのりと紅茶の香りが漂い、いつもと違った風味が楽しめるだろう。パンやホットケーキなど、いろいろなお菓子作りに活用してみよう。

使用済みティーバッグの再利用方法はまだある。掃除や料理以外の活用法も紹介しよう。

植物である茶葉は、そのまま家庭菜園やガーデニングの堆肥として利用できる。中身を取り出してほかの堆肥と混ぜたり、茶葉だけを土に埋めたりすればOKだ。茶葉に含まれる窒素がバクテリアを活性化させ堆肥の作用を高めるほか、虫よけ効果も期待できるという。

茶葉に含まれるカテキンには殺菌や消毒の作用もある。ティーバッグの出がらしを再度煮出してうがいに使えば、風邪予防にも期待できるだろう。ただし常温ではなく冷蔵庫にストックして、早めに使い切るようにしてほしい。

使用済みティーバッグがさまざまなジャンルで再利用できるのは、茶葉に含まれるタンニンやカテキンといった成分の役割が大きい。ここで紹介したのはあくまで一例なので、そのほかの再利用方法を探してみるのも楽しいかもしれない。いつもティーバッグを捨ててしまっている方は、ぜひ試してみてほしい。