このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
湿布

湿布を貼る場所はどこ?部位別の貼り方や痛くない剥がし方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年12月22日

筋肉痛や関節痛があるときに手軽に貼れる湿布を、家に常備している方も多いだろう。しかし、いざ湿布を貼ろうとして、貼る場所や貼り方を迷ってしまうことはないだろうか?そこでこの記事では、湿布の効果を高める貼り場所や、逆に効果が期待できない貼り方などについて紹介しよう。

  

1. 湿布の基本的な貼り方

湿布
湿布には、患部を冷やしたり温めたりする役割とともに、貼った場所から薬剤の成分が浸透することで痛みや炎症を抑える作用がある。

肩や腰は痛みがある患部に貼る

湿布の鎮痛成分や消炎成分は皮膚から直接吸収されるため、貼った場所の真下に浸透する。つまり、痛みのある場所の真上に湿布を貼ることで最も効率的に薬剤が患部に届く。そのため、肩や腰などの一般的に湿布を貼ることが多い場所には、痛みが強い部分にピンポイントで貼るのがよいとされる。広範囲に強い痛みがあるときは、2~3枚を並べて貼ってもOKだ。
裏を返せば、湿布の成分はあまり離れた場所までは届かないため、湿布を患部から離れた場所に貼っても大した効果は期待できない。痛みのない場所にまでなんとなく貼っていると、かぶれの原因になるなどのデメリットも出てきてしまうので気を付けよう。

膝は周囲や裏に貼る

湿布は基本的に痛みのある場所に直接貼るが、膝は例外だ。膝の皿(半月板)は湿布の成分を通しにくいとされており、膝の前側に湿布を貼っても効果が薄いケースがあるという。その場合は、膝の裏や膝の左右に貼るほうが効果が上がる可能性がある。正面に貼っても膝痛が引かないときは、膝裏などに貼ってみるとよいだろう。

2. 【部位別】湿布の貼る場所

湿布
ここからは、部位別に湿布を貼るおすすめの場所と貼り方を見ていこう。

肩への湿布の貼り方

湿布は基本的に痛い場所に貼ればよいので、たとえば首から肩にかけてが痛む場合は、首と肩の中間あたりに貼ろう。首に近い場所に貼る際は、湿布の首側に2か所ほどハサミで切り込みを入れるとフィットしやすい。肩先に貼る場合は、湿布を2つに折り曲げ真ん中に切り込みを入れ、中心部に小さく穴を開けておくとよい。肩先が穴から出るように貼れば、肩を動かしても剥がれにくくなる。

腰への湿布の貼り方

腰が痛む場合は、基本的に患部に湿布を横向きに貼るのがおすすめだ。ただし、背中に近い場所であれば、縦向きのほうが貼りやすいこともある。腰のくびれた場所に貼る場合、湿布の左右に切り込みを入れておくとフィットしやすくなる。また注意点として、ぎっくり腰で痛みがある場合は腰に急性の炎症が起きているため、温湿布で温めるのはNGである。

膝への湿布の貼り方

膝に痛みがある場合、前述のとおり、膝の裏側に湿布を貼ったほうが効果的なケースがある。膝裏に貼る際は、横向きに巻きつけるように貼ると剥がれにくいだろう。もちろん膝の前側に貼ってもOKだが、その場合、膝を少し曲げた状態でカーブに沿わせながら貼ろう。肩と同じく湿布の中心に穴が開くようにカットしておくと、膝を動かしやすくなる。

肘への湿布の貼り方

肘に湿布を貼る場合も、肘を少し曲げた状態で貼るほうがフィットする。肩・膝と同じく、湿布を折り曲げて中心に切り込みを入れ、肘の先端が穴から出るようにして貼るのがおすすめだ。

足首への湿布の貼り方

足首全体が痛む場合は、湿布を横向きにして足首に巻きつけるように貼るとよいだろう。足首の前側または後ろ側に貼る場合は、縦向きに貼り、可動部の左右2か所に切り込みを入れておくと動いても剥がれにくくなる。

3. 湿布を貼る際の注意点

ビックリマーク
湿布を貼る際の、そのほかの注意点についても知っておこう。

炎症がある場合は温湿布を使わない

患部に炎症があり、痛みや腫れが出ているときに温湿布を使うと、血流が増加して炎症が悪化する恐れがある。ぎっくり腰や捻挫などの急性の症状の場合は、温湿布で温めず、まずは冷湿布で患部を冷やすようにしよう。強い痛みや炎症が引いた後に、温湿布に切り替えるほうが効果的だ。

かぶれに注意する

湿布でかぶれる方は、湿布の成分に何らかのアレルギーがあるか、長時間の使用や汗蒸れなどが刺激になっているかのどちらかだ。アレルギー性のかぶれの場合、一度かぶれた湿布はもう使わないことが重要となる。皮膚への刺激でかぶれている場合、汗をかいたら貼りかえる、患部を清潔に保つなどの対策で軽減されることもある。いずれも症状が長引く際は薬剤師や医療機関に相談しよう。

4. 貼った湿布の剥がし方

湿布
湿布を無理に剥がすと皮膚が傷ついたり、かぶれの原因になったりすることがある。湿布を上手に剥がすポイントもまとめた。
  • 片手で肌を押さえながら、肌に沿わすようにゆっくり剥がす。湿布を丸めながら剥がすのもおすすめ
  • 毛の流れに沿って剥がす
  • 剥がしにくいときは、水やぬるま湯で湿らせてから剥がす
  • 90度の角度で引き上げるようには剥がさない

結論

湿布の適切な貼り場所は「痛みのある部分の真上」だ。患部のできるだけ近くに貼ることで、湿布の有効成分が患部まで直接届きやすくなる。痛みの原因などを考えて、痛みの出ていない場所に湿布を貼ってもあまり効果は期待できないと覚えておこう。また、貼る場所に合わせて湿布に切り込みを入れると、フィットしやすくなるのでおすすめだ。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2022年12月22日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧