目次
1. ゴム手袋の再利用方法 | 掃除

まず、掃除アイテムとしてゴム手袋を再利用する方法から紹介する。ゴム手袋はもともと掃除の際に役立つアイテムだが、実は意外な活用法もあることを知っておきたい。
カーペットの掃除に再利用
穴が開いてしまったゴム手袋は、小さい穴であれば接着剤やマニキュアなどで一時的に補修できるが、やはり長持ちさせるのは難しい。従って水仕事以外で使うのがベターだ。そこでまずおすすめしたいのが、カーペットの掃除である。カーペットに絡みついた毛やホコリは掃除機ではなかなか取りきれず、広範囲でコロコロをかけるのも労力がかかる。ゴム手袋を手にはめてカーペットの表面をなでると、ゴムの摩擦により絡みついたゴミが取れやすくなるので、掃除の時短になるのだ。
軍手をして拭き掃除に再利用
窓のサッシの細かい部分や家電製品のすき間などは、雑巾だけではなかなか汚れに届かず、きれいに掃除するのが難しい。ゴム手袋の上に軍手をはめれば、手指が便利な掃除アイテムに早変わりする。指が入るすき間があれば、好みの力加減で細かい部分の掃除ができる。下にゴム手袋をはめているので、水回りで使っても手指をぬらすことがなく、汚れを気にする必要もない。通常の拭き掃除できれいにならないときは、こちらの再利用方法をぜひおすすめしたい。
裏返して再利用
ゴム手袋は、利き手側のほうばかり穴が開いてしまい、反対側はまだ使える状態で余りがちである。再利用方法を知らないと、まだ新品同然でもゴム手袋を捨てることになってしまうので、ここで発想を転換してみよう。利き手の反対側のゴム手袋は、裏返せば利き手にぴったり合うゴム手袋として活用できる。ゴムが硬い場合は、ペンなどを使って指の部分を押し込んでいけば、簡単に裏返せる。
2. ゴム手袋の再利用方法 | 便利アイテム

続いて便利アイテムとしてゴム手袋を再利用する方法を紹介する。どれも生活の知恵として役立つ再利用方法なので、頭に入れておきたい。
ハサミで切って輪ゴムに再利用
穴が開き、もう掃除アイテムとしても再利用が難しくなったゴム手袋は、ハサミで切って輪ゴムとして再利用すればムダなく使い切ることが可能だ。指先部分を細く切れば強度の高い小さな輪ゴムになり、手首の部分は幅の広いゴムバンドとしても再利用できる。いずれも一般的な輪ゴムより丈夫であることに加え、用途に合わせて幅や大きさを調節できるのも便利なポイントだ。
ビンの蓋開けに再利用
知らない間にビンの蓋が強く閉まってしまい、素手ではどうしても開けられない......という経験をしたことがある方も多いのでは。開けられなくなったビンの蓋の開け方としては、蓋を温める、蓋に輪ゴムを巻くなど、多くの方法が紹介されているが、ゴム手袋を使うのが最も手っ取り早い方法といえる。ゴム手袋をはめると、ゴムの摩擦力が働くことによって、力をかけずに蓋を開けやすくなるのだ。ビンの持ち手にもゴム手袋をはめれば、よりグリップが効いて楽に開けられるだろう。
傘の滑り止めに再利用
ゴム手袋の特性を生かし、傘の滑り止めとして再利用する方法もおすすめ。ゴム手袋の指の部分を切り取り、傘の持ち手の先端につけておけば、傘を立てかけた際の滑り止めになる。また、ビニール傘につければ、ほかの人のものと見分けがつきやすい効果もあるのがポイント。立てかけた傘が繰り返し倒れてくることにストレスを感じる場合、ぜひ試してもらいたい再利用方法だ。
3. ゴム手袋の穴をふさげば再利用可能

ここまでゴム手袋のさまざまな再利用方法を紹介してきたが、前述の通り、小さい穴であれば補修して穴をふさぐことで再利用は可能である。長期的な使用にはあまり適していないものの、すぐに新品のゴム手袋が用意できない場合の応急処置としては有効なので、再利用方法に加えて補修方法も覚えておこう。
まず、ゴム手袋の小さな穴をふさぐにはマニキュアがおすすめだ。方法は簡単で、穴の開いた箇所にマニキュアを何度か重ね塗りするだけでOK。補修後は数回分の水仕事には対応できるので、マニキュアが自宅に余っているなら活用してみよう。ただし、マニキュアが乾き切るまで時間がかかることは忘れずに。
次に、瞬間接着剤を使うパターンも押さえておこう。瞬間接着剤はコーティング向きではないので、穴が大きくなるほど使いづらくなるが、小さい穴であれば十分に補修できる。乾くのが速く、割と持ちもよいので、目立たない程度の小さな穴の補修には瞬間接着剤を使ってみよう。
また、接着剤にはゴム素材に適した種類も多く販売されているので、より強い補修効果を求めるなら、ゴム専用の接着剤を選ぶことをおすすめしたい。
結論
ゴム手袋の再利用方法には、意外にも豊富なバリエーションがあることを知ってもらえただろう。ゴム手袋は身近なアイテムだからこそ、再利用が難しいと感じてしまいがちだ。これまで使用後のゴム手袋をすぐ処分していた方は、この機会に掃除アイテムや便利アイテムとして活用してみてはいかがだろうか。