2022年12月25日目次
1. ケータイの寿命はどれくらい？
ケータイ本体とバッテリーの寿命は異なる。それぞれの寿命の目安を確認しておこう。
本体とバッテリーの寿命
ケータイ本体は3～4年、バッテリーは1年半～2年が寿命の目安だ。しかし、あくまで目安なので、使い方によって使用できる年数は異なる。充電回数や使用頻度が高いほど寿命は短くなるだろう。
たとえばスマホに使用されるリチウム電池は、500回ほど充電サイクルを繰り返すと劣化するとされている。1日に1回の充電と仮定した場合、1年半を過ぎたくらいが寿命の目安だ。
ケータイ本体よりもバッテリーのほうが寿命が短いため、充電の回数や方法には注意したい。充電の回数を減らす、過充電や過放電に注意するといった対策で、バッテリーの寿命は延ばせるだろう。
2. ケータイの劣化や寿命を知らせるサイン
ケータイの劣化や寿命を知るためには、サインを見逃さないことが大事だ。寿命が近いときに現れる4つの予兆を紹介する。
バッテリーがすぐなくなる
500回を超えるとバッテリーの容量は減少する。バッテリーがすぐなくなったり、充電の間隔が短くなったりしたら、寿命が近いサインだ。他にバッテリーが膨張する、すぐに熱くなるなどのサインがある場合にも、同様のことがいえる。
ケータイの本体の寿命がまだの場合、バッテリーだけ交換すれば使用は可能だ。ただし、自分でバッテリーを交換できない機種は多い。使用年数によっては本体の劣化も考えられる。本体ごと買い替えたほうがよいケースもあるだろう。
充電時間が長い
バッテリーが消耗したり故障したりすると、充電時間に影響しやすい。充電時間が長くなったと感じたら、バッテリーの寿命が近いと考えられる。機内モードにすれば充電時間が早くなるともいわれているが、根本的な解決にならない。
アプリの起動に時間がかかる
ケータイ本体の寿命が近い場合、情報を処理する部品が劣化する。処理能力が落ちて、アプリの起動に時間がかかるわけだ。不要なデータを削除しても起動時間が変わらないなら寿命が近い。
また、アプリのバージョンがアップすると、求められる性能が高くなる。高機能なアプリを古いケータイで使用した場合、パフォーマンスが低下しやすい。ダウンロードや動作が遅くなってしまう。
OSをアップデートできない
ケータイが古くなると、最新OSにアップデートできない恐れがあるので注意が必要だ。アップデートが非対応になれば、セキュリティ対策が不十分になる。
また、スマホのアプリは、最新のモデルを元に開発するのが基本だ。アプリが古いOSに対応しなくなると、起動できなくなる可能性がある。使用したいアプリが起動できなくなったら、買い替えるしかない。
3. ケータイの寿命が近づいたときの対処法
ケータイの寿命が近いと感じたとき、やっておきたい対処法を紹介しよう。完全に故障する前に、対処することが重要だ。
完全に動かなくなる前にすべきこと
【データをバックアップしておく】
ケータイが完全に故障すると、データを取り出せない可能性がある。寿命の予兆を感じたら、バックアップをとっておくと安心だ。
もし故障しても、新しいケータイに大事なデータを移す方法がある。SDカードやGoogleアカウントの同期、iTunesもしくはiCloudとの同期（iPhone）など、バックアップの方法をチェックしておこう。
【補償サービスの内容を確認する】
携帯電話会社や端末メーカーの補償サービスに加入しているか、確認してほしい。内容によっては修理代金の割引が受けられる可能性がある。一方で補償の対象モデルや条件は補償サービスによって異なるため、公式サイトで確認しておくことが重要だ。
【買い替えか修理かを考えておく】
買い替えか修理のどちらにするかによって、壊れたときに取るべき対応が異なる。修理は予約が必要なケースがあるので、事前に確認しておくことが大切だ。ケータイが使えない期間を想定しておこう。
寿命がきた古いケータイの場合、修理しても他の部品が壊れる可能性が高い。修理費用が高くなる可能性があるので、買い替えたほうがよいケースは多いだろう。ケータイの使用年数や状態にあわせて、買い替えか修理のどちらにするか決めてほしい。
結論
ケータイの寿命を知っておけば、買い替えるべきタイミングがわかりやすい。急な故障で慌てないように、寿命の目安を確認しておこう。バッテリーがすぐなくなる、アプリの起動に時間がかかるなど、寿命のサインを見逃さないことが大事だ。寿命が近いときにやっておきたい対処法も紹介したので、あわせてチェックしてほしい。
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