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エアコン

エアコン暖房の電気代の平均は?電気料金を節約する賢い使い方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年12月23日

いくつかある暖房器具のなかでも、とくに気軽に使用できる「エアコン」。寒い冬には欠かせない暖房器具だが、エアコン暖房の電気代は高いイメージを持つ人も多いだろう。この記事では、エアコンの電気代は本当に高いのかや、節約する方法をまとめた。つけっぱなしのほうが電気代は安いのかについても解説するので参考にしてほしい。

  

1. エアコン暖房の電気代の平均は?

エアコン
エアコン暖房を使ったらいくら電気代がかかるのか、電気代の平均を計算してみた。電気代は住んでいる地域や電力会社、使用するエアコンによっても異なるため、あくまで参考程度にしてほしい。

電気代の計算方法

電気代の計算方法は、まず「消費電力(kW)×時間(h)=電気使用量(kWh)」で算出した後、電力量料金を乗算する。そこに基本料金を加算したものが支払っている電気代となる。電力量料金や基本料金は北海道のような寒冷地は高くなるなど、各地域により異なるため、電気料金の請求書などで確認してほしい。

エアコン暖房の電気代の平均

エアコン暖房の電気代がいくらかかるのか、あるメーカーの1時間あたりの消費電力が910Wのエアコン暖房で電気代を調べてみた。その結果、電気料金単価を27円として計算すると1時間あたりおよそ25円となった。1日11時間の使用を仮定すると、1日あたり275円、1ヶ月(30日)では8,250円になる計算だ。

2. エアコンはほかの暖房器具より電気代が高い?

エアコン
エアコン暖房は、ほかの暖房器具に比べて電気代が高いのか気になるところだ。主な暖房器具と比較してみたので見ていこう。

エアコンの電気代は安い

電気代が1番安いのは、消費電力最大使用時の1時間あたりの電気料金が3.78円のこたつ、次に12.4円のホットカーペットだった。しかし、こたつやホットカーペットはその場しか暖まらない。部屋全体を暖める暖房器具としてセラミックファンヒーターがあるが、消費電力最小時17.3円、最大時で31.6円かかる。エアコンは最小時2.8円、最大時で約40円だ。エアコンの温度を低めに設定して消費電力を抑えて使用すれば、エアコンは安い暖房器具だといえるだろう。

夏よりも冬のほうが電気代は高くなる

エアコンは夏に冷房、冬は暖房として使用するが、電気代は暖房のほうが高い。理由は2つある。環境省は室内の温度を夏28度、冬20度に設定することを推奨しているが、暖房を使う冬のほうが室内温度と設定温度の差が大きく、電力を多く使ってしまうのだ。また、冬になると朝晩に電気をつける時間が早くなり、夏よりも電気を使う時間が長くなる。日照時間の違いによるのも理由の1つだ。

3. エアコン暖房の電気代を節約する方法

エアコンの修理
ここでは、エアコン暖房の電気代を節約するための対策をいくつか紹介しよう。簡単なものからぜひ試してみてほしい。

窓の断熱対策をする

窓は閉めていても隙間から冷気が入ってくる。そのため、窓に断熱対策をして室温が下がるのを防ぐことが大切だ。寒冷地では、冷気対策用の窓を取りつけることで断熱対策をしている。
窓に断熱効果があるカーテンを使用したり、窓に断熱シートを貼ったりするだけでもよい。部屋を暖かく保てるうえ、電気代の節約にもつながるだろう。

エアコンは自動運転にする

エアコンは暖房や冷房のほかに温度や風量も設定できるが、自動運転に設定することで電気代が節約できる。自動運転は最大運転で設定温度まで上げた後に、自動で弱風に切り替えてくれるためだ。初めから風量を「弱風」や「微風」にしたほうが節約になるのでは?と考えるかもしれないが、風量が弱いと設定温度になるまでに時間がかかり、逆に電力を消費する場合がある。

フィルターをこまめに掃除する

エアコンのフィルターが汚れていると、性能が悪くなり余計な消費電力がかかってしまう。こまめに掃除をすれば最小電力で効率よく部屋を暖められるので、電気代の節約となる。

室外機を掃除する

外にある室外機にゴミやほこりが溜まっていると、外気を取り込む効率が落ちて電気代が余計にかかってしまう場合がある。定期的な掃除が必要だが、汚れがひどい場合は業者に依頼することをおすすめしたい。室外機の周辺に稼働の妨げになるような物は置かないことも、電気代を節約するためには大切だ。

衣類や飲み物で身体を温める

エアコンの暖房機能のみで暖まろうとすると、電気代がかかってしまう。重ね着や温かい飲み物を飲んで身体の内側から温まれば、設定温度を低くしても暖かく過ごせるので電気代の節約になるだろう。

省エネ性能の高いエアコンに買い換える

エアコンの標準使用期間はおよそ10年だ。10年前のエアコンを最新の省エネエアコンへ買い替えると、電気代が節約できるといわれている。10年以上前のエアコンを使用している場合は、買い替えを検討するのも電気代の節約につながるだろう。

4. 電気代節約のためにエアコンと併用したい家電

加湿器
エアコン暖房だけで部屋を暖めようとすると電気代が高くなる。電気代を節約するためにエアコンと併せて使いたい暖房器具を紹介しよう。

サーキュレーター

空気は暖まると上に上がり、冷気は下がる性質がある。これらの空気の性質を利用するために併用したいのが、サーキュレーターだ。上に向かって風を送ると部屋の空気が循環し、温度が均一になる。足元が暖まらない場合は試してほしい。

こたつ

足元を効率的に暖めるにはこたつがおすすめだ。足元がしっかりと暖まると、エアコン暖房の設定温度を下げても寒さを感じにくくなり、電気代の節約になるだろう。

加湿器

湿度が低いと皮膚から汗が蒸発する。蒸発するときに寒さを感じるため、湿度を適度に保つことが大切になる。(※1)そこで併用したいのが加湿器だ。湿度を高くすると体感温度が上がり、エアコン暖房の設定温度を低くしても快適に過ごせるため、電気代の節約にもつながる。

5. エアコンの暖房はつけっぱなしにしたほうが電気代が安い?

電卓
エアコン暖房はこまめに切るのとつけっぱなしでは、電気代が変わるのか気になるところだ。外出時間によってどちらが節約になるのかを調べてみたので参考にしてほしい。

1時間で帰宅する場合

1時間以内の外出の場合は、エアコン暖房はつけっぱなしで出かけるほうが電気代の節約になる。エアコンを切った途端に室温は下がっていくため、帰宅して下がった室温を設定温度に戻すのにかかる消費電力が、つけっぱなしの場合よりも大きくなるからだ。

数時間で帰宅する場合

数時間~半日ほど家を空ける場合は、エアコンの暖房は切ったほうが電気代は安くなるだろう。数時間つけっぱなしにするために必要な電力は、稼働時にかかる電力よりも多く消費することになるためだ。

1日中外出しない場合

週末に1日中家で過ごす場合、エアコンの暖房はつけっぱなしがよい。オンとオフを繰り返すことでかかる消費電力より、つけっぱなしでかかる電力のほうが少なくて済むからだ。

結論

電気代の節約を意識するならエアコン暖房を単体で使用するよりも、ほかの暖房器具との併用がよいことが分かった。1時間以内の外出や1日中家で過ごす場合は、つけたままにしたほうが電気代の節約になる。定期的にメンテナンスを行い、冬本番に向けて効率よく電気を使ってほしい。
(参考文献)
※1出典:佐々木化学薬品株式会社「湿度のハテナ」
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  • 更新日:

    2022年12月23日

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