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バオバブの木

バオバブの木は宝の木!日本でも育てられる神秘的な落葉高木を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年1月30日

太い幹と高い背丈が特徴の、神秘的な落葉高木・バオバブの木。アフリカやマダガスカルなどの暖かい地域で自生するが、実は日本でも育てられる。この記事では「宝の木」と呼ばれるバオバブの木について、興味深い雑学や豆知識を紹介する。記事を通して、バオバブの木への知識を深めよう。

  

1. バオバブの木とは

バオバブの木
バオバブの木は幹が非常に太いため、枝や葉の部分が小さく見えるユニークな外見が特徴だ。背丈も大きく、中には高さ20~30mに達する巨大なものもある。その力強くも神秘的な外見で、バオバブの木は世界中の多くの人をとりこにしている。

サバンナ地帯に多く見られる落葉高木

そもそもバオバブの木とは、アフリカ原産の落葉高木の一種だ。アフリカをはじめマダガスカル・オーストラリア・インドなど、乾燥したサバンナ地帯に自生している。バオバブの木は世界でもっとも太い幹をもつ植物で、なんと直径10mを超えるものもあるほどだ。

【別名:アップサイドダウンツリーとも】

バオバブの木は「アップサイドダウンツリー(逆さまの木)」と呼ばれることもある。枝の部分が根にも見えることから、木を引っこ抜いて上下逆さまにしたような見た目といわれ、そう名付けられた。

マダガスカルには固有種が多く生息する

バオバブの木は世界に9種あるが、そのうち6種はマダガスカルの固有種だ。マダガスカルは高原が大部分を占め、地域によって気候がガラッと変わる環境から、バオバブの木のように個性的な植物がたくさん自生しやすい。マダガスカルには「バオバブ街道」と呼ばれる道もあり、バオバブの木が地元民から慕われていることが伝わってくる。

バオバブという名前の由来

バオバブという名前の由来には諸説あるが、アラビア語の「ブー・ヒバフ」という言葉がもとになったといわれている。これには「たくさんの種の父」という意味がある。

星の王子さまに登場して一躍有名に

バオバブの木は、サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」に登場して有名になった。現実ではユニークさで親しまれているバオバブの木だが、作中では星を破壊する恐ろしい存在として描かれている。「星の王子さま」を手に取って、ぜひそのギャップを感じてみてほしい。

2. バオバブの木は「宝の木」ともいわれている

バオバブの木
バオバブの木は「宝の木」ともいわれている。ここではその理由と、バオバブの木の使い道を見ていこう。

食用から資材まで幅広く用いられていることが理由

バオバブの木はさまざまな用途に使えるのが特徴だ。葉はたんぱく質を含み、果実にはビタミンが豊富なため、これらは食料として利用されている。またバオバブの樹皮は、ロープや家の壁材などに活用できる。さらにバオバブの木は背丈があることから、太陽や雨風を遮るなど、現地住民の暮らしを支える存在としても役立っている。

異常気象の影響でゾウがバオバブの木を食べている?

しかし近年は異常気象の影響で、ゾウがバオバブの木を食べているという情報もあるようだ。アフリカの降雨量が減ったことで水が不足し、ゾウが水分を多く含むバオバブの木を食べて枯らしてしまっているらしい。将来、美しいバオバブの木が見られなくなる事態は避けなければならない。私たちも身近なところからエコに気を配りたい。

3. バオバブの木が育つと中が空洞になる

バオバブの木
樹齢が長くなったバオバブの木は中が空洞になることがある。面白いことに、現地の人々はこの空洞も意外なものに有効活用しているのだ。

ちょっとした倉庫や休憩スペースにもなる

バオバブの木にできた空洞を活用すれば、ちょっとした倉庫や休憩スペースにもなる。なんと南アフリカでは、空洞をバーに改装した人も。木の内側なので夏でもひんやりしていて過ごしやすいようだ。南アフリカを旅する際は、バオバブの香りがする居心地よい空間でお酒を楽しんでみてはいかがだろうか。

4. バオバブの木は日本でも盆栽として親しまれている

バオバブの木
バオバブの木は日本でも育てられる。バオバブの苗木を売っている通販サイトもあるので、気になる場合は取り寄せてみるとよいだろう。育て方のポイントは、原産地のように暖かい環境で生育させることだ。

盆栽・観葉植物として育てることが可能

バオバブの木は盆栽や観葉植物として育てられる。アフリカやマダガスカルのバオバブは高さ20~30mにもなることから、大きく育ちすぎないか心配になるかもしれないが、日本の気候では巨大化しにくいので安心してほしい。小さく育てるには鉢植えを使うのがおすすめだ。大きくても2m以内に収まるだろう。

広島市植物公園でも育てられている

バオバブの木は日本でも見られる。たとえば広島市植物公園ではオーストラリアバオバブが、温室のシンボルツリーとして育てられている。オーストラリアバオバブはオーストラリア北西部のキンバリー地方で自生する種類で、高さ5~15mほどになるのが特徴だ。

結論

その圧倒的な存在感とユニークな外見で愛されるバオバブの木。アフリカ・マダガスカル・オーストラリアなど暖かい地域の植物だが、日本でも盆栽や観葉植物として育てることが可能だ。苗木を購入して育てるのもよし、種をまくところから始めてコツコツ育てるのもよし。「宝の木」とも呼ばれるバオバブの、個性的な見た目を楽しもう。
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  • 更新日:

    2023年1月30日

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