目次
- 未就学児の場合には、1,000円を中心に1,000~3,000円
- 小学校1~3年の場合は、1,000~3,000円
- 小学校4~6年の場合は、3,000~5,000円
- 中学生の場合は、5,000円を中心に3,000円~1万円
- 高校生の場合は、5,000円~1万円
- 大学生の場合は1万円
1. お年玉を入れるポチ袋の書き方

お年玉を入れるポチ袋の書き方として、きちんと名前を書くのがマナーだ。
自分の名前と相手の名前を書く
祝儀袋の書き方は知っていても、お年玉を入れるポチ袋の書き方まではよく知らないという方も多いのではないだろうか。これを機に、お年玉のポチ袋の基本的な書き方を覚えておこう。
相手の名前はポチ袋の表側、左上に、自分の名前はポチ袋の裏側、左下に書くのが一般的だ。もしポチ袋に名前を書くスペースがあれば、そこに書くようにしよう。
書くスペースがないときの対処法
ポチ袋に名前を書くスペースがない場合は、どのような書き方をすればいいのだろう。その場合は、無理に名前を書かなくてもOKだ。ただし、裏側にスペースがあるからといって相手の名前を裏に書くのは控えた方がいい。相手の名前が書けないときは、渡し間違いがないように裏面に金額を書いておくといいだろう。金額を書いておくのはマナー違反ではないため安心してほしい。
2. ポチ袋へのお年玉の入れ方

ポチ袋の書き方だけでなく、ポチ袋にお年玉を入れるときにもいくつかのマナーがあるので注意しよう。
新札を入れる
お年玉は、新年の慶事なので新札を入れるのがマナーだ。新札を入れるというのは、前もって準備しておいたという気持ちのあらわれでもある。新年に多くの来客があるお家では、余分に新札を用意しておくと安心だ。
三つ折りにして入れる
お年玉をポチ袋に入れるときには、表を内側にし、三つ折りにしていれるのがマナーだ。ちなみにお札の表とは、人物が描かれている側を指す。最近では、幅広のポチ袋が売られているが、その場合には2つ折りにして入れてもOKだ。
お札の向きに注意する
お札を入れるときには、向きにも注意しよう。上下逆さまにならないようにし、ポチ袋から出して広げたときの表がポチ袋の表側になるように入れてほしい。
硬貨を入れるときにも、硬貨の表がポチ袋の表になるようにする。ちなみに硬貨の表は絵柄が書かれている側だ。数字が書かれている面は裏となるが、5円玉だけは例外で「五円」と書かれた側が表面となるので注意しよう。
3. お年玉の金額の相場

お年玉は、年齢によって相場が変わってくる。一般的なお年玉の金額はどれくらいなのだろう。
年代別の金額の目安
お年玉の相場も年々上昇傾向にある。相手からどれくらいもらったかなど事情もそれぞれあるが、相場を知っておくと安心だ。
祝儀袋などに金額を書くときの書き方は、「壱萬圓」など旧字体で書くのが一般的だ。しかし、お年玉を渡すときの金額の書き方は、子どもにもわかりやすい算用数字で書くようにしよう。
避けるべき金額の数字
お年玉を渡すとき、避けた方がいい金額がある。日本では忌み数というものがあり、慶事には縁起が悪いため使用しないのがマナーだ。たとえば、4は「死」、9は「苦」を連想させるものとして避けた方がいい。4,000円なら5,000円に、9,000円なら1万円にするのが無難だ。お年玉の書き方と併せて、忌み数も覚えておこう。
4. お年玉は何歳まであげるべき?

そもそも、お年玉は目上の者から目下の者へ渡す慣習だったものだ。家長が一族に、商家の主人が奉公人に渡していたとされている。そのため、とくにいつまでという期限が決められているものではない。
家庭によっては、社会人になってもお年玉を渡すのが慣習になっているところもあるだろう。一般的には、社会人になって自分で稼げるようになったらお年玉は卒業という場合が多いようだ。高校を卒業したら、成人になったらなど、それぞれの節目を設け、親戚同士で決めておくといいだろう。
結論
お年玉を入れるポチ袋の書き方は、表の左上に相手の名前、裏の左下に自分の名前を書くのが一般的だ。お札の入れ方や向き、避けるべき金額数字などにも注意しよう。また、年齢に応じた金額相場を覚えておくと迷わなくて済む。お年玉の卒業タイミングは、人それぞれで、決まりはない。親戚などと相談しながら決めるといいだろう。