目次
- タックルボックス(道具箱)
- 釣り竿(ロッド)
- リール
- 釣り糸(ライン)
- 仕掛け
- ハサミ
- プライヤーまたはペンチ
- フィッシュグリップ(魚つかみ)
- クーラーボックス
- ビニール袋
- タオル
- 飲み物
- 食べ物
- 偏光サングラス
- 帽子
- 酔い止めの薬
- 手袋や軍手
- ウェットティッシュ
- 防水バッグ
1. 船釣りには「乗合船」と「仕立船」がある

船釣りの形態は乗合船と仕立船に分かれる。それぞれのメリットとデメリット、料金について紹介しよう。
乗合船とは
乗合船とは、釣り人同士が同じ船に乗る形態だ。仕立船と比較して料金が安く、webサイトや電話で手軽に予約できる。場所や出航時間を確認して釣り船やプランを選び、予約するだけでOKだ。ただし、乗船する人数は毎回異なり、どのような人が乗るのかもわからない。
仕立船とは
自分でチャーターする釣り船のことを仕立船という。船を貸し切るため、家族や友人だけで釣りを楽しみたい方におすすめだ。ルールが決まっている乗合船と違い、時間や釣り方などもある程度は融通がきく。料金は高いが、人数によってはお得に船釣りができるケースもある。
船釣りの料金
乗合船の料金相場は1人につき1万円が目安になる。また、仕立船の場合は船の規模によって料金が異なり、3~8万円くらいが相場だ。人数に関係なく、一隻の料金で決まっていることが多い。ただし、ある一定の人数を超えると追加料金が発生することがあるので、事前に確認しておこう。
2. 船釣りの際の服装

船釣りをするなら、適した服装を着用していくことが大事だ。船釣りに適した服装と、ライフジャケットについて解説する。
基本的な服装と雨具
動きやすくて濡れてもよい服装ならなんでもOKだ。船釣りでは汚れや海水が付着するため、濡れてもよいようにレインコートやナイロンジャケットを用意しておこう。
船の上は濡れていて滑りやすいので、靴は滑り止め付きがついた防水タイプがおすすめだ。船釣り用のデッキブーツがよいだろう。ほかには、帽子や水の中を見えやすくする偏光サングラスがあるとよい。
服装は夏と冬で大きく変わる
夏の船釣りには熱中症対策が、冬の船釣りには寒さ対策が必要になる。夏は帽子をかぶり、日焼けが気になるならラッシュガードを着用しよう。
冬はダウンジャケットなど、上に羽織る衣服を1枚余分に持っていくとよい。ニットキャップや手袋、ネックウォーマー、厚手の靴下で、念入りに寒さ対策をすることが大事だ。
また、船の上は体感温度が1~2℃下がるため、春や秋にも温かい服装を意識しよう。レインコートの下にジップタイプのスウェットパーカーを着ておけば、簡単に脱ぎ着ができて調整しやすい。
ライフジャケットも忘れずに
平成30年2月より、小型船舶の乗船者にはライフジャケットの着用が義務付けられた(※1)。必ず「桜マーク(国交省認定品)」のライフジャケットが必要になる。
落下時の生存率が2倍になるとのデータもあるため、安全に船釣りを楽しむためにあらかじめ準備しておこう。一方でレンタルできるケースもあるので、予約のときに確認しておくのがおすすめだ。
3. 船釣りに必要な道具と持ち物
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船釣りに必要な道具を一覧で紹介する。必要な釣具一式と、持ち物をあわせてチェックしておこう。
釣具一式
用途によって適した釣り竿や仕掛けは違うので、事前に確認してから購入してほしい。また、クーラーボックスはレジャー用のもので十分だ。シロギスやメバルなど20cmくらいの魚なら20L、アジやイシモチなど30cmの魚を釣りたいなら30Lを目安にしよう。
持ち物
船釣りをする際に持ち物が濡れないように対策が必要だ。スマホや貴重品を守るためにも、防水バッグや防水ケースを用意しておくとよい。なお、酔い止め薬は乗船の1~2時間前に飲んでおくのがおすすめだ。
4. 釣具はレンタルも可能!ぜひ一度船釣りを体験してみては?

船釣りでは道具一式がレンタルできる。準備が不要で楽しめる船釣りも多いため、予約のときに確認しておこう。初心者でも教えてもらいながら釣りが楽しめるので、実際に体験してみてはいかがだろうか。
結論
船釣りを始めるなら、まず乗合船と仕立船の違いをチェックしておこう。それぞれのメリットやデメリット、料金を確認しておくことが重要だ。服装は動きやすいものを選び、濡れてもよいようにレインコートなどの雨具を用意しておくとよい。船釣りに必要な道具や持ち物を揃えれば準備は完了だ。釣具一式はレンタルができるので、初心者の方でも気軽に挑戦してほしい。
(参考文献)
※1:国土交通省「ライフジャケットの着用義務拡大」