目次
1. 家電に埃がたまりやすい理由とは?

家電に埃がたまりやすいのは静電気が原因だ。家電は静電気が発生しやすく、静電気には埃を吸着する性質がある。家電の埃は部屋の床などの埃よりも気づきにくいため、たまったまま放置しているケースも多いだろう。
埃の主成分は衣服や布団、カーテンなどの布製品からでる繊維のクズで、その中に垢やフケ、細菌、ダニ、カビなどが含まれる。放置するとアレルギーの原因になるので、家電の埃対策をすることが重要だ。
また、コンセントと電源プラグにたまった埃から発火する、「トラッキング現象」にも注意しよう。火災の原因になるので、家電の電源プラグやコード周りの埃もこまめに掃除してほしい。
埃がたまりやすい家電
テレビやパソコン、オーディオは埃がたまりやすい家電とされている。テレビは画面が広いため、埃がつくと目立ちやすい。不衛生な印象になりやすく、画面も見づらくなるため対策が必要だ。
デスクトップパソコンの画面にも埃が付着しやすい。キーボードの間に埃が入り込めば、掃除するのが大変だ。なお、キッチン家電の場合は、埃と油と混ざることで落ちにくい汚れになるので注意しよう。
2. 家電の埃対策 | 掃除編

埃がつきやすい家電を清潔に保つには、定期的に掃除をする必要がある。対策として3つの掃除方法を紹介するので、ぜひ実践してほしい。なお、家電によって適した掃除方法は異なることがあるため、事前に説明書で確認しておくと安心だ。
ハンディーモップを使う
日頃の簡単な家電掃除にはハンディーモップを活用しよう。柔らかいので家電を傷つける心配がなく、軽くなでるだけで埃を除去できる。
埃対策として家電の近くに置いておけば、気になったときサッと掃除できるだろう。エタノールや水拭きで掃除する前の準備としても、ハンディーモップを活用してほしい。
エタノールで拭く
水拭きができない家電の掃除には、無水エタノールを使用するとよい。汚れを落とす能力が高く、一瞬で揮発するので水分が残る心配がない。ティッシュペーパーや綿棒に無水エタノールを含ませたあと、埃や汚れを拭き取ろう。
一方でノートパソコンの液晶や一部のスマホなど、特殊コーティングされている液晶には使えない。さらに引火性があるので、火がある場所で使用するのは厳禁だ。
なお、電子レンジや冷蔵庫のようなキッチン家電など、水拭きができる家電もある。油汚れが混じった埃は、重曹水(お湯200mlに重曹小さじ1/2)を使って掃除するとよい。
周辺は掃除機と拭き掃除する
家電周辺の埃は掃除機と拭き掃除で掃除しよう。家電の裏側に埃がたまっているケースも多いので、定期的に動かして掃除するとよい。
トラッキング現象の対策として、配線周りもしっかりと掃除してほしい。コンセントから電源プラグを抜いたら、掃除機で埃を吸い取ろう。電源プラグやコードは乾拭きして、汚れが落ちないようならエタノールを使用するのがおすすめだ。
3. 家電の埃対策 | 予防編

家電に埃がつきにくくなる対策を紹介しよう。簡単な対策で掃除の手間を軽減できるので、ぜひチェックしてほしい。
コード類はまとめておく
コード類がバラバラだと、埃がたまっているときに掃除がしにくくなる。埃が気になったときサッと掃除できるように、まとめておくのがおすすめだ。配線用のコードやカバー、結束バンドを上手に活用しよう。
薄めた柔軟剤を使う
薄めた柔軟剤を布に含ませて家電を拭く対策だ。柔軟剤には静電気の発生を防ぐ効果があるので、家電に塗布すれば埃が付着しにくくなる。
洗面器に水をはったら、柔軟剤を4~5滴ほど入れてよく混ぜよう。布に含ませてから固くしぼり、家電の外側を丁寧に拭く。1ヶ月に1回の頻度で拭くとよいだろう。柔軟剤の代わりとして、市販の静電気防止スプレーを布に含ませて家電を拭いてもOKだ。
ただし、家電は水に弱いので水拭きをすると故障のリスクがある。布を十分に絞ってから使用するのが、埃対策のポイントだ。トラブルを避けるために、水拭きができない家電への使用は避けたほうがよいだろう。
結論
埃は家電に発生する静電気に引き寄せられる。清潔な状態を保つためには、日頃からの対策が必要だ。埃がたまらないように定期的に掃除をしよう。日頃の掃除はハンディーモップを使用し、水拭きできない家電を徹底的に掃除したいなら、エタノールを活用してほしい。コード類をまとめておく、薄めた柔軟剤を使うなど、埃を予防する対策もあわせて実践することが大事だ。