目次
1. 車上荒らしに狙われる車の特徴とは?

車上荒らしに狙われる車には特徴がある。所有している車にあてはまるかどうか、チェックしてみよう。
車上荒らしに狙われやすい車種や特徴
高額で売れる部品がついていることが、狙われやすい車種の特徴だ。また、車種別ではランドクルーザーやプリウス、ハイエース、アルファード、レクサス・LXが被害にあいやすいというデータがある。
オーディオや後付タイプのカーナビを取りつけている車も、車上荒らしに狙われやすい。一方で特徴や車種に関係なく車上荒らしに狙われる可能性はあるので、あてはまらない場合でも対策は必要だ。
2. 車上荒らしに狙われる場所や時間は?

車上荒らしに狙われる場所や時間帯を確認しておけば、対策がたてやすい。とくに注意が必要なシーンについてまとめたので見ていこう。
車上荒らしに狙われやすい場所
契約駐車場やレジャー施設の駐車場は、車上荒らしに狙われやすい傾向がある。このような駐車場は深夜だと人目につきにくく、スペースも広い。そのうえ誰でも侵入できるため、車上荒らしの被害にあいやすいわけだ。一方で自宅の駐車場で車上荒らしにあうケースも多いので、十分に注意してほしい。
車上荒らしに狙われやすい時間帯
夜の22時から翌朝の9時までが、車上荒らしにもっとも狙われる時間帯だ。昼間と違って人通りや車通りが少ないため、犯人が人目を避けて車上荒らしをするのに適している。ただし、昼間でも車上荒らしに狙われる可能性はあるので、時間帯に関係なく対策をすることが重要だ。
3. 車上荒らしに狙われるとどうなる?

車上荒らしに狙われると金品や部品を盗まれる。主な手口や、盗難されやすいものについて紹介しよう。
車上荒らしの主な手口
【窓ガラスを割る】
窓ガラスを割ってドアの鍵を開ける、スタンダードな車上荒らしの手口だ。割れても目立ちにくく大きな音がしないため、運転席や助手席の横にある小さな三角窓が割られるケースが多い。
犯人がドアから車内に侵入して、金品や部品を物色するのが基本の手口とされる。配線や鍵穴に細工をしてエンジンをかけて、目立たない場所に移動させてから盗む手口もあるので注意が必要だ。
【リレーアタック法で解錠する】
リレーアタック法は、スマートキーの仕組みを利用する手口だ。スマートキーから微弱な電波を受信して、車のロックを外す。電子的にスマートキーをコピーするため、セキュリティが無効化されるのが特徴だ。
リレーアタック法は複数人で犯行を行うケースが多い。1人が車の所有者に近づき、受信用の装置でスマートキーの電波を受信する。それから電波を増幅して仲間に送り、車のロックを解除するわけだ。車上荒らしのほかには車の盗難に使われることも多い。
車上荒らしで盗難されやすいもの
現金や財布、貴金属などの貴重品が盗難のターゲットになる。スマホやゴルフ用の道具が盗まれるケースも多い。封筒は現金が入っていると誤解されやすいので注意。見えやすいダッシュボードに置いておくと、車上荒らしに狙われる。
また、車上荒らしは高額で売れるパーツを狙う。エアロパーツやカーナビ、カーオーディオ、ETC車載器、アルミホイールがあげられるだろう。盗難されやすいものを乗せていたり、パーツを搭載していたりする場合は、念入りに対策をする必要がある。
4. 車上荒らしに狙われないための対策

車上荒らしに狙われるリスクを減らすためにも、日頃から対策をしておきたい。簡単に実践できる3つの防犯対策を紹介しよう。
防犯対策をしっかりする
【明るくて人の多い場所に駐車する】
明るく人通りが多い場所に駐車するのが効果的だ。立体駐車場は薄暗いので、避けたほうがよい。契約駐車場を選ぶ際には人通りが多い場所にしよう。また、自宅の駐車場に人感センサーや防犯カメラを設置することで、車上荒らしに狙われるリスクを減らせる。
【降りる際はエンジンキーを抜く】
鍵をつけっぱなしにしていて、車上荒らしにあうケースは多い。車から少しでも離れるなら、エンジンキーを抜いて施錠しよう。スマートキーは金属容器に保管すると電波を受信されなくなるので、リレーアタック対策におすすめだ。
【車内に貴重品を放置しない】
車内に貴重品を置いておくと、車上荒らしに狙われる確率が高くなる。車から離れるときは、現金や貴重品、バックはできるだけ持ち歩こう。置いておく必要があるものや持ち運ぶのが難しいものは、車外から見えない場所に隠してほしい。
結論
盗難を防ぐためには、車上荒らしに狙われる車の特徴を知っておく必要がある。場所や時間帯とあわせてチェックすれば、防犯対策がたてやすい。降りる際はエンジンキーを抜く、車内に貴重品を放置しないなど、紹介した方法を実践することが大事だ。