目次
1. フライパンの捨て時の見極め方

フライパンは一般的に、テフロン加工などでコーティング済みのものは1~3年ほど、鉄や銅、ステンレスなど未コーティングのものなら10年以上は使えるといわれている。では、フライパンはどんな状態になったら捨て時なのだろうか?
コーティング加工が剥がれている
フライパンのコーティング加工は、種類にかかわらず数年のうちに剥がれてくることがほとんどだ。コーティングが剥がれると、食材がフライパンにくっつく・焦げるなどして、スムーズな調理が難しくなる。料理の味や見た目にもかかわってくるため、表面の加工が剥がれてきたら捨て時と考えよう。
洗っても焦げつきが取れない
フライパンの焦げつきの原因は、こびりついた食材や加工の剥がれだ。一度焦げついてしまうと、クセになってだんだん焦げつきがひどくなることが多い。洗っても取れないほど焦げつきが悪化してしまった場合も、フライパンの捨て時である。
持ち手が取れたりグラついたりする
持ち手が取れたりグラついたりするのも、フライパンのよくあるトラブルだ。自分で修理して使うなどすると調理中に取れる危険もあるため、潔く買い替えるのがおすすめだ。
2. フライパンの捨て方は何ゴミ?
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フライパンの捨て方で最もポピュラーなのが、自治体にゴミとして出すことだ。フライパンは何ゴミに分類されるのだろうか?
不燃ゴミか粗大ゴミに分類される
フライパンは多くの場合、大きさにより不燃ゴミか粗大ゴミに分類される。「持ち手を含めない直径が30cm以上なら粗大ゴミ」などと、自治体によって細かく基準が定められているので、それに従おう。また自治体によっては金属ゴミ・資源ゴミなどに分類されるケースもある。
フライパンをゴミとして捨てる際の注意点
フライパンの捨て方には、さらに「指定の袋に入れる」「透明で中身が見える袋に入れる」「ビンや缶とまとめて出す」など自治体によって細かい指定がある。回収日が月に1回などと少ないケースもあるので注意しよう。ルールを守って出さないと回収してくれない場合もあるため、ゴミに出す際は、まず自治体の公式サイトなどで捨て方をしっかり確認することが大切だ。
3. フライパンのゴミ以外での捨て方

まだ使えるフライパンを処分するなら、ゴミに出す以外の捨て方もある。フライパンのそのほかの捨て方を見ていこう。
引き取りサービスを活用する
ホームセンターなどには、買い物の際に古いフライパンや調理器具を引き取ってくれるサービスを行う所もある。その店での商品購入が条件になることが多いが、無料で下取りしてくれるため、買い替え予定があるときなどにはおすすめだ。気になる方はお近くのホームセンターに問い合わせてみよう。
欲しい人に譲る
状態のよいフライパンであれば、欲しい人に譲るのも手だ。知人にフライパンの買い替えを考えている人がいないかリサーチし、合致すれば双方にとってプラスになる。一人暮らしを始める人に尋ねてみるものよいだろう。
寄付をする
新品ではないがまだ使えるフライパンなら、寄付をするという選択肢もある。寄付団体までの送料は負担しなければならないが、何かに役立てたいと考える方は検討してみてほしい。「フライパン 寄付」などで検索すると、さまざまな寄付団体を見つけることができる。
不用品回収業者に頼む
フライパン以外にも不用品が多くある場合は、不用品回収業者に回収してもらうのもよいだろう。料金は発生するが、指定の日時に自宅まで引き取りに来てくれるので、不用品を一度に手間なく処分できるのがメリットだ。ただし悪徳業者による高額請求などの被害も出ているので、評判のしっかりとした大手に依頼すると安心である。
フリマやリサイクルショップで売る
ティファールやサーモスといった人気メーカーのフライパンであれば、ネットのフリマサイトやリサイクルショップで売却できる可能性もある。ただ、ノーブランドや量産品、使用感のあるものの売却は難しい。ブランド品で未使用またはほぼ新品であれば、出品してみると臨時収入につながるかもしれない。
4. 買い替えたフライパンを長持ちさせるコツ

コーティング加工を施したフライパンの寿命は早ければ1年程だが、使い方次第ではもっと寿命を延ばすことも可能だ。新しく買い替えたフライパンを長持ちさせるコツも紹介しよう。
油を引いてから火をつける
フライパンを温めるときに空だきすると、短時間で高温になりコーティングが傷みやすくなる。温めたいときは、空だきせず少量の油を引いてから火をつけるようにしよう。急激な温度上昇が抑えられ、コーティングの傷みや剥がれを予防できる。
使用後すぐに水をかけない
使用後の熱いフライパンをジューッと音がするほど急に水で冷やすことも、温度変化によりコーティングが傷む原因だ。使用後のフライパンにはすぐ水をかけず、しばらく冷ましてから洗うようにしよう。
金属製の調理器具を使わない
金属製のフライ返しやヘラなどを使うと、フライパンの表面が傷ついて、そこからコーティングが剥がれることがある。コーティングを傷つけにくい木製やシリコン製などの調理器具を使い、スポンジも研磨作用のない柔らかいものを使うのがおすすめだ。
調理した食材はすぐ移し替える
フライパンのコーティングには目には見えない小さな穴が無数にあいており、料理を入れっぱなしにすると食材の成分が内部にしみ込み、サビの原因になる。調理した食材はフライパンに放置せず、なるべく早く皿や保存容器に移し替えるようにしよう。
結論
フライパンの捨て方は、単純に処分したいなら自治体のゴミに出すか不用品回収業者に出すかのどちらかだ。ゴミに出す場合、不燃ゴミや粗大ゴミ、金属ゴミなどに分類されるので事前にしっかり確認しよう。またホームセンターなどで下取りしてもらう、フリマやリサイクル店で売却する、寄付団体に贈与するなどの方法もある。自分の納得のいく捨て方を探してみてほしい。